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3月14日(Mon)

 人知れずひっそりとテキストを更新。なにやら専攻科にでも行きそうな気配。知らない人から毎月そこそこ暮らせるだけのお金が振り込まれて、疑問に思いつつもそれで食べていきたいなぅと妄想。中学校時代の友達が集まっていて、僕はみんなとゲーム大会をしていて、気付いたら夜の八時で、うわっ缶ケリ遅刻してるっとむちゃくちゃ焦った。目覚めるといつも通り12時で、ああ、昨日缶ケリ行き損ねたなー、怒ってるかなー、あれ、でもメールも何も入ってないな、缶ケリが月曜だったはずだから、今日は火曜か。あれ、でもなんか時計にMonって表示されてる。Monって月曜だな。壊れたんか。と思っていたら、先程のゲーム大会は夢の中の出来事であり、ああなんだ、夢と現実の区別が付かないってのはこんな感じか、と思い苦笑しつつも、なにやら一日得をしたような気分でにやり。こういうことが、最近妙に多い。

 腹筋日記
 変化なし。気が向いてやる→三日坊主→三日後、気が向いてやる→三日坊主、の無限ループを繰り返しているからだろうか。その場ですぐに効果が目に見えて現れるものでないと納得できない。それがどんなに愚かなことなのかは判っているけれど、納得できない、という感情を無理やりに押し殺しこれで良いんだと自分を説き伏せることの方が愚かなんだと言い聞かす。これは誰に対する言い訳だろうか。

 □文字書きさんに100のお題
 URL http://www.denpan.org/book/DP-1b6-110f-1/2.html

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001:クレヨン

一番好きな藍色のクレヨンが
一番最初になくなる
そんな生活に憧れた

クレヨンを使う年代の子供たちは
天才
藍色の顔に
藍色の手足
藍色の屋根
藍色の空

藍色に支配された世界に満足気
それもいつかは奪い取られる
「でもね、君の肌は
 こんな色してないでしょう?」

天才を知る前に
普通を知ってしまう
神様に認められるため
自分を捨てる

クレヨンを満遍なく使うように
歩道を歩く
指定された色で塗り潰すように
衣・食・住


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002:階段

前に進んでいるのに
上にも進んでいる

いつか
四次元方向への階段を作るのが
俺の夢です


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003:荒野

背中を合わせ
五歩歩いて
振り返り
撃つ

ずっと疑問だった
どうして二歩で撃っちゃいけないのか

二歩目で撃つ俺
ほくそえむ俺
振り返り一歩目で
踊らされる俺

ああ
できないや


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004:マルボロ

煙草を吸い始めてから、
二箱目がマルボロのメンソールだった。
ヒト呼んでマルメン。
響きが何となく気に入って、
二ヶ月ぐらいマルメンを吸ってた。
と思う。
まだBOXとSOFTの違いも判らなかった僕にとって
マルメンが煙草の全てだった。

 煙草はまずい。
 が、
 うまい。

もしあんたが喫煙者なら、
しかもそれが十代からのものなら
僕の言うことがよくわかるだろうと思う。
煙草というのは、
ものすごく気分に左右されるものなのだ。
そりゃもう、どうしようもなく。
いい気分だとうまいし、機嫌悪いとまずい。
これ以上は説明できそうにないが、
本当にそうなのだ。そのまんま。

あの日の学校帰りに
本屋へ行く川沿いの道を
自転車に乗りながら吸ったあのマルメンが
僕は忘れられない。

既に真暗な午後7時過ぎ
溢れる歓喜と微妙な後悔を
煙と一緒に吐き出そうとして、
公園のベンチなんかで吸ってみたりした
あのマイルドセブンが忘れられない。

常にうまい煙草を吸っていたいんです。
誰にも言ったことないけど
僕の密やかな目標なんです。

因みに
今はマルメンからセブンスター、マイルドセブン、ラークを経て、
KOOLとマルメンライトに落ち着いてます。

でも
未だに
タバコの味は
判らない。


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005:釣りをするひと

俺もいつか
裁縫針のような
真っ直ぐな針で
釣りをしてみたいと
思いました

しかし
それを実行することによる効果は
妄想の中だけで
足るような気がして
どうも
できないでいる

君となら
できると思う





3月11日(Fri)

「違う。三郎、おめえは自分のことを小説に書けや。おめえの小説がリアルじゃねえのはおめえが自分のこと書いてねえからや。小説読んでてもおめえがどんな奴なんか判らんからや。おめえは人のことばっかり書いてるであかんのや。自分のこと書け自分のこと。文章のテクニックで到達できるのなんて文学賞とかベストセラーぐれえやぞ。人の心本当に掴もう思うたら自分のことリアルに書くんや。自分の大事なもん惜し気もなく切り売りしてまうんや。血とか汗とか魂の切れ端とか、文章になすりつけてまうんや」
(舞嬢王太郎/煙か土か食い物)

 僕が昨年、もっとも影響を受けた(受けてしまった)一文。あらゆる創作、表現手段についても同じことが言えるのかもしれない。と、思ったことが間違いだったのか。昨年末に、ある友達から「まーもー、もっと自分以外のこと書けや。世界の中心で愛叫ばせてまえ」というセリフを吐かれてしまい、そちらにも感化されるも、上手くいかず。たぶん、どちらも正しいんだろうと思う。

 ただ、リアルさ(というような尺度が存在するとして)に限って言うのならば、それはもう、自分の体験したものにしか現れないと思う。人類最高の想像力を以ってしても、追いつけない世界というものは、確かに存在する。人を殺した後の表情の動きなど、誰が決め付けたんだろう。きっと、実際は、特に変化ないんじゃないかと思う。というのも僕の想像であるわけですが。まあそんなもん普通に表現したって、よほどじゃない限り絵にならない。表現芸術なんてものは、幻想なんじゃないかなどという極論にまで達してしまう。嘘ですが。そりゃ確かに恋人がレイプされただなんて状況なら、表情も歪むか。

 動画って凄いメディアだと思う。小説なら、心境の変化は記すことができるけれど、少し興ざめだし、ものすんごい技術が必要だと思う。演劇では、細かすぎる表情の変化では客席まで届かないし、他の手段によってそれを表現することになるんだけれど、やっぱりそれによって失われるものもあるだろうと思う。あるいはリアルさを犠牲にして、どっかのドラマやらで見たような、親友の死体を前に頭抱えて叫ぶ演技に転換してしまうか。動画の場合、無表情の人物に、エフェクトやら音楽やら、他の映像を入れることで視点を強制的に動かすことで、様々な心の表情を付けることができる。って、俺はそんなんできひんけど。

 ドラマもね、月一放送のドラマがあってもいいんやと思うんやけどね。週一は観る方にとっても酷だと思うのは俺だけか。とか言っておけば、親切な誰かが「月一ドラマあるよー」なんつって報告してくれることを期待しておるわけですが。

 ここ数日の異常なヒット数の伸びはなんじゃろね。春休み効果?ぼちぼち、テキストを編集しなおさねばなりませぬ。

■告知!
 14日(月)18時〜翌日同刻まで、24時間耐久缶ケリを開催いたします。今のところ参加者は約8名です。開始場所は民博を予定していますが、川沿い、高専内等の場所替えも楽しそう。途中参加、中途脱退歓迎。缶ケリの気分だけ味わいたいだなんて人も歓迎。御一報ください。びっくりするようなゲストが欲しい。aikoとか。宜しく。かしこ。




3月10日(Thu)

 そうそう、こんなものが出てきましたよ。
 ↓こんなもの
 葛城さん

 な、なんて楽しそうなんだ・・・。

 なにやら昨日の大量消費で出し尽くした感があり、少し困惑中。か、書けないっす・・・。というか僕のモットーは「書けないときは書かない。書かずに済む状況ならばその方が幸せ。書くことに必要性を介入させない」ということなので、これはこれで放置しておいて、今日は約4年ぶりに地元の図書館(かぐや姫在住)に行ってみたところ、恐ろしいほどの変わり様、という期待をマッハ5で裏切るほどの変わらなさっぷりであり、感慨にも浸らせてくれないこいつの憎らしさに、にやり。相変わらず新興住宅市民が喜びそうな品揃えであり、読みたくなるような本は殆ど無くがっかりではあったのであるが、「町田康全歌詞集1977-1997」「森博嗣の浮遊研究室2」「電気なんか怖くない!電気電子回路入門」など見つけ、ほくほくしながら図書館カードを新規作成。帰りにツタヤに寄ると、先日話題に上がった「藍色夏恋」を発見したので「ロスト・イン・トランスレーション」「恋愛回遊魚」と同時にレンタル。これだけで一週間は引きこもれそうな勢いなのではあるが、そうは問屋が卸さない、問屋になんて卸して欲しくない、問屋に用は無い、問は問屋。何を言っとるんだ。

 パソコンの前に座っている時間の、余りの長さに危機感を覚えつつある。このままではインポテンツに、そう、インポテンツに、もう一度言う、インポテンツになってしまう。EDだ。ペレもビックリ。鶴瓶さんはインポだと思う。僕は鶴瓶さんは大好きなのであるが、インポは大好きではない。世の中はこういった食い違いに満ち溢れており、一見矛盾に見えるが、この食い違いがあるからこそ全体としてのバランスが保たれているのである。鶴瓶さんとインポに守られた世界。世紀末だ。

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 瞳を閉じて つらら泣き
 涙と鼻水 隠し味
 映画を見たらば もらい泣き
 塩分過多か アレルギー

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 また、夜を殺して朝が来る。

 朝に殺されるのを知っていながら、
 それでも夜は
 やって来てくれる。

 頑張らないと。

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 静かな夜はいつだって誰かを泣かせている。
 カーテンの向こうがかすかに白ばみ、じわじわと今夜が今朝に侵されていく。
 夜は抵抗しない。だのにこの朝の暴力的なこと。
 何を焦っているんだろう?

 昨夜、僕は泣かなかった。
 昨夜の空気は誰を泣かせたろう。
 君でなけりゃいいなと思う。

- - - -

 君で泣けりゃいいなと思う。

- - - -

 足りないのはいつだって俺の方だった。

 ただ
 俺は別に
 足りなくたって良かったんだ。

- - - -

 昨日夜更かししていたから、今日は少し胃が重い。
 いつもより少し空いている車内、揺れる。
 一限目はなんだっけ?
 ああ、それなら遅刻も大丈夫っぽい。
 っぽい。

 座席空いてても座らない。
 向かいに立ってるお姉さんにドキドキしてるから。
 お姉さん降りても座らない。
 あっちの方に立ってる人いるから。

 朝だ、朝だと言い聞かす。
 にやりと笑う。不敵な笑みだ。
 不埒な笑みだ。
 こんな俺を誰か盗撮してほしい。

- - - -

 メガネを外して信号機を見上げる。
 ぼんやりと発光ダイオードのことを考える。
 通りを行く人の顔が背景と同化する。
 隠れ身の術だろうか。

 ぼやけた視界は、自分に優しい。
 軟弱な自分には都合が良い。
 ガラス瓶の向こうに見える歪んだ景色が真実なのではなく、
 ガラス瓶の内部に浮かんでいるものこそが、真実なのだと。

 見えているのに、見えていない。
 ただ向こう側が見えるだけ。
 それで真実に触れたと勘違いする。
 少し、気持ちがいい。

- - - -

 雪がこんこん白くって
 空気がちくちく痛くって
 横断歩道の白いところに
 少し残った雪だか氷だか

 世界が終わる夜が過ぎて
 長靴を履いた悪魔と踊る
 クルリと華麗にジャクソンばりの
 ターンを決めたら大往生

 あなたの髪に触れてみたい
 んだけれど
 凍り付いた僕の指は
 死んだ爺ちゃんの指と同じ
 色で
 どうしてもためらわれて
 宙を掻く
 ことすらなく
 ポッケに釘付け

 呆れた
 呆れました
 あほですかと
 どないせいっちうねん

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 memoより抜粋。




3月9日(Wed)

 自分で自分の自分をパクる。

 シリーズアライグマ ver13.5

 幼少の頃から、妄想に取り付かれていた。きっと俺がここに存在しているのは、何かの企画モノの一部なんだと思っていた。ある種の鳥は、多種の鳥の巣に産み落とされ、孵るとすぐに他の卵たちを巣から転げ落としてしまうという。その行動は最早、雛鳥の意思とは言えない所でちゃっかり自分の仕事を遂行しちゃったりしているんだと思う。
 そんな感じで。

 いつか誰かがネタ晴らしをしてくれるものなんだと思っていた。
 どこか、僕からは絶対に判らないような場所で、僕の行動はリアルタイムで駅前の巨大スクリーンに放映されていて、時間を持て余す若者たちや会社帰りのサラリーマンが、何も知らぬ僕のことを笑っているんだと思っていた。
 思い込んでいた。いや、違う。
 今だから言うけれど、それはちょうど16、7の少女が夢見る甘い死のような、到底現実離れした下らない妄想、甘えだったんだろう。
 いつかいつかと待ち侘びていた。

 理不尽なことがあると、どこからが狙いのプログラムだったんだろうと考えた。
 幽霊や、不思議なものを見たりすると、こんなもんにいちいち驚いてたまるかと反抗した。
 監視カメラを探しまわった。
 音声まで拾われていたらどうしよう、と焦った。
 こういう状況だとたぶんこうするんだろうと予測されているんだろうから、全然違うことをやってやろうと無茶をした。
 観測者を困らせてやろうとした。
 カメラが出てきたときのリアクションを考えた。

 そんなわけはない、と思いながらも、否定したがらない自分もいた。
 自分はそれぞれに分かれ始めていた。
 肯定派が、僕の脳内にこっそり耳打ちをする。
 もう、カメラを探すことは諦めていた。

 自分では冗談だと考えているが、それでも自分の幾人かは未だその概念を引きずっている。
 今のところ、何も起きてはいない。
 もう十分なデータを取り終えたのか、
 観客が僕に飽きたのか
 中途半端に残った被害妄想のまま
 確かめる術などなく
 未だに、続いている。




3月9日(Wed)

 誕生日だがそれは何にも影響しない。と、そんなセリフが思い浮かぶとこらへんに影響している。ダ・ビンチという雑誌に掲載されているエンポエへの投稿方法を発見。よってしばらく書きまくることにする。と言えども、そんな気合入れてやるのも負けた気がして悔しいので。要するに数ヶ月前の日記体系に戻っただけの話。

 創作しまくる。それしか道は無い。

 
 - - - -

 駅前で配られるティッシュ
 から
 始まる恋があってもいいじゃない

 そんな素敵な体験が
 俺にも一度くらいあったって
 ばちは当たらないと思うのだけれど
 そのへんどうでしょうかお姉さん

- - - -

 大きな砂時計の中に入って
 足元からじわじわと埋まりたい
 だんだん身動きが取れなくなって
 こんなことしなけりゃよかった と思いたい

- - - -

 九時になりますれば
 砂時計大回転
 おれも一緒に大回転
 分厚いガラスに隔てられて 声は聞こえないんだろうけど
 きっと無茶苦茶に大笑いしてるよ

- - - -

 砂時計の上から下へ
 細分化されたおれが落ちる
 細分化されたおれが積もる

 砂時計の下で
 再構成されていくおれと
 砂時計の上で
 微分されるおれ

 どっちかが 良い僕で
 どっちかが 悪い俺

 - - - -

 は、波動拳!

 - - - -

 たとえば
 黒い羽
 あるいは
 チョコレート

 - - - -

 苦しいとき何て言う 苦しいですと言う
 あたりまえだろ 苦しいんだ

 切ないとき何て言う 切ないですと言う
 それでいいだろ 言葉なんか

 猫に会ってにゃんと言う 一言「猫だ」と言う
 あたりまえだろ 嬉しいんだ

 「それだけか」と言ったら 「それだけです」と言う
 あたりまえだろ ほんとなんだ

 - - - -

 でれんでれん むるしりむるしり からたらつるむるりー
 おろまらえれのろ あらたらまらはら どろころにりあらるー
 つるのろだらせれ あらしりだらせれ あらたらまらだらせれー

 っていう歌の
 最後の
 「だらせれー」の部分の語感が
 許せなかった
 そんな少年時代

 - - - -

 携帯よりも パソコンのメッセの方が
 掴まりやすいという そんなダメ生活
 気が付きゃテレビは一日一時間
 会っても おめでとうの欠片も出なかった
 それが少し 笑えた

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 猫は 暗闇の中で何かを見つけるのが上手い
 ただ 猫は
 そんなもの探しちゃいない と思う




3月8日(Tue)

 「ふざけた冗談のこと?」
 「そらジョークや!」
 「ダンサー・イン・ザ・ダークとかの、むっちゃ声すごい人」
 「それはビョーク」
 「黒板に字を書く・・・」
 「チョークやな」
 「ほら!イタリアだかフランス帰りの、歩き方指導する胡散臭いおっさん!」
 「更家か。デューク更家と言いたいのか」
 「首絞め」
 「チョーク・スリーパー?チョークってさっき出たし」
 「コーラとか、オレンジとか、ジンジャエールとか」
 「ジュースやんな」
 「鮫」
 「シャーク」
 「ポケモンの、招き猫みたいな奴」
 「・・・ニャース?急に離れたな」
 「こんばんわ、六時の」
 「ニュースです。いや、だから離れていってるって」
 「マシンガンとか、ハンドガンとか」
 「銃器」
 「クレーン車とか、タンクローリーとか、10tトラックとか」
 「それも重機」
 「住んでる所」
 「住居」
 「97、98、99・・・」
 「ひゃーく」
 「男二人組の歌手で、“あの紙ヒコーキ曇り空割って”とか“伝えたい音”歌ってる・・・」
 「ジュークやんけ!」
 「19なんだろうが!」
 「19だよ!」

 などとよくわからぬことをしている間に19歳になってしまいました。ハッピーバースディなどとは口が裂けても言うつもりは毛頭ないですが、黒髪期間は再び終わりを告げようとしておりますな。だってもう5年もしたらずっと黒髪なわけだから、今のうちにやっときたいんだよぅ。禿げたときに言い訳できるし。さようなら昔の俺、ウェルカム新しい僕。だなんて変わるわけが御座らぬのですが。今日はとうとう某グループに「ここのURL広めていい?」と直接訊かれたので、ちょっとは気の利いたことを書かねばと思いつつもこうしてだらだらといつも通り、いや、平均以下なわけですがどういうわけだ。三月に入ってからというもの、進級危機を乗り越えた開放感から腑抜けたことを書き連ねておるので、ここらで日記らしいことでも書きたいところですが19歳なので無理です。

 ネタを得ようと一年前の日記を読んでみたんですが、どうやら僕は一年前にも歯医者に行っているようです。一年周期に虫歯になっているわけか。ああ、でも、あの時期の自分に、「辛かったなぁ、よく死ななかったなぁ、頑張ったなぁ、俺」って言ってあげたいなぁ。ナルシストの気があるのかなぁ。そういやあの時期は、ゆかりが居たんやね。というか、一年前に歯医者に行ったことを日記を見ないと思い出せないっていうのもどうか。メメントみたいだ。ついでに、一年前の僕も、その更に一年前の日記を読んでいることが発覚。なんだこの無限ループは。こうして人生という道程が築き上げられるのだろうか。はっ!誰だそこで見ているのは!・・・一年後の、俺?などと、ちょっと弄ればなんだか「世にも奇妙な〜」ふうの話に出来そうなこんなネタも、こうして推敲も無くばら撒いてしまうのです。ばら撒く代わりに、何度でも使うがな。なんか初めてこれを見る人に一応言っておかなきゃならないと思うんだけれど、シリーズアライグマは、フィクションです。誤解が怖い弱い人間です。

 



3月7日(Mon)

 昨日で最後のマクド、言わばラストスマイルだったはずが、例のごとく遅刻し、僕の遅刻記録が店内一位の栄座に輝き、最後の仕事を終えてスタッフルームに戻ってみると店長が「なぁー、20日な、なんか偉いさんが本社から来るねんやん。店回ってやなあかんからちょっと入られへんかなあ」との暴言を吐き捨て、逆らえるはずもなく強制参加決定。「僕今日でラストなんですよ今までごっつ迷惑かけまくったけどありがとうございました」と周りに挨拶しまくった僕の気持ちは何処へ持って行けばいい。

 土曜日、北野さん(天使の正体)に「僕明日でラストなんですよー」と言うと、「じゃあコバやん(僕)明日一緒に写真撮ろ!」と言ってくれてとても嬉しかった。一緒に、ってところが。そんな単語は反則だトゥギャザー。それから仕事が終わるまで、三回くらい「絶対撮ろや!」って言われた。はいこれノロケですよー。でへへへへへ。

 日曜日は織り込みチラシが入り、とにかく忙しくて。「俺もその写真欲しいから焼き増ししといてやー。あ、携帯教えといてくださいよ」などという巧妙な手口を行使しよう、僕頑張ったからこれくらい許されるはず、などと考えているうちに忙殺されたまま時間は過ぎ、終了時刻の五時が近づき、僕はまあ、いつものごとく北野さんとは何の会話もしないままで、てりやきバーガーの肉を焼き、フィレオフィッシュの魚を揚げた。最後、ゴミ捨てのため山積みになったダンボールを蹴って分解して折りたたんでいるとき、ああそういえば写真どうしよう、忘れてるかなぁ、でも絶対って言ったし、控え室で一時間くらい潰したら北野さん休憩に上がってくるからそのとき撮るつもりかなぁ、どうしようかなー、などと考えていると、急にゴミ捨て場に北野さんと石橋くん(イケメン)がやってきて、僕と北野さんを石橋君が写真に撮り、僕と石橋君を北野さんが撮り、最後に、北野さんと石橋君を僕が撮って、そこでお客さんがやってきて、二人は慌てて仕事に戻っていった。僕は、ゴミを捨てに行った。いいよ、写真、いらないもん。でかいゴミ袋に穴が空いていたらしく、そこから白濁した茶色の、得体の知れない液体が漏れ出していて、そのとんでもない悪臭に、どうしてか救われたような気がした。

 メモ残したところで、書かないもんは書かないんですね。書きたいと思ったときに残してしまうしかない。僕のザルは網目が粗いから、固まりになったときすぐに取り上げないと、またすぐに砂粒に戻って有耶無耶になる。って、判ってるのにそうしないのは、こりゃもう、なんだ、不毛だなぁ。

 



3月4日(Fri)

 はい、三月。僕の誕生日は三月九日です。サンキューの日です。十九になります。ジュークです。ジョークです。いや、ジョークではない。人生ジョークだがジョークではない。冗談じゃない!って一度言ってみたいですよね。またもや、二モメ、三モメほどありまして、色々と書きたいことがあるわけですが、もう二時なので辞めておきましょう。というのは最早定文句であり、僕も誕生日が近いんでこういったことは覚えているうちに書き留めることにより日記というものの本質に触れようと思いつつも、やっぱり面倒だし明日は八時間バイトだしなんだかなーといった感じなので、ここはメモを残すことにより未来の行動を制限し、日記の効率を上げてみようという作戦に出ようかと思います。

 以下メモ。
 ハッシー家で受験お疲れ飲み会。死亡の発覚。定さんには肛門がないと思う。アンチ・セックス。飲み会を受け、標準的二日酔いに次ぐ留年対策期限切れレポート三科目提出作戦。前々から会話の端々に薬、薬といった単語が出ていたようこさん(20)が、躁鬱病であることが判明。と同時にようこさん(ニンフォマニア)が芸術家の卵であることが判明。と同時にようこさん(天理在住)が近々絵の勉強のため東京へ行くことが判明。AKIRA漫画板がシャレにならないくらい面白い。なるたるも面白い。20世紀少年は面白いが、いつも喋るとき21世紀少年と間違う。乳首が取れる。鳥肌実。

 こんばんわ、既に三杯目です。最近また、一人で飲む習慣が顔を出し始め、ウイスキーのビンの処理に困っております。ウイスキーやらバーボンやらウォッカやらスピリタスやら。なんだこのやろう、バーボンだなんてハードボイルドぶりやがって、いいちこを飲め、いいちこをなどと思うべからず。市販のウイスキー、バーボン、ウォッカ、ジンなどは、基本的に度数が40%なのです。いいちこは確か、一升瓶に25%が1200くらいでしたか。そう、外来酒の方が断然コストパフォーマンスが良いのだよ!というのは常識であって、そんなことで威張る僕は可哀想ですがもうすぐ19歳です。冗談じゃない!アピールしまくりです。これだけアピールすれば、噂の広がる速度は光を超えるという説もあることですし、きっとaiko、鈴木杏、YOU、Chara、YUKIなど、天子の正体である彼女らの耳にも入ることでしょう。ローマ字表記多し。なんの陰謀か。と、いい感じに身体が灯ってきたのでお寝んね致します。ああ、そういえば実は僕は三月九日に誕