8月1日(木)

ほんまに悲しいときは涙なんか出えへんゆーけど、あれはウソやぁ思うなあ。
今日な、ものすごい悲しいことがあったんやんかあ。
今日ゆうか、今さっきな。
うん。夜の9時ぐらいや。
内容は云えへんねんけどな、いや、そらそーやないか。
こんなん内容ゆうたら俺、このHPも閉じなあかんしやな。
ていうか思い出しとうないしなあ。
そらちょっと云えんわな。
直接聞いたら教えたらんこともないねんけどなあ。
さすがにこら云えんわ。
でやな、悲しかったんや。そらもう、しょうみものごっつぅ悲しかったで。
今年の悲しかったランキングで5位以内は確実やな。
立て続けに親友が5人ほど死なん限りランクインやで、ほんま。
ちょっとだけ死にたなったからな。
まあちょっとやけどな、ちょっと。
なんとなーくわかってたこっちゃしなあ。
でもあれや、実際にその場に直面したらこれ、けっこうキツイよってんなあ。
こうな、喩えて言うならな、昨日夜遅ぉまで起きてて目ぇにクマ出来てるよってんけど友達と会わなあかんしなんか言われたら嫌やなあ思てたらその友達に「鼻毛出てるぞ」ゆわれた感じや。
まあ、喩えやけどなあ。
そんな鼻毛ぐらいでこんな落ち込まへんわ。
こんなん比にならんわ。
でな、悲しかってんけどな、涙もなんも出えへんわけや、これが。
あゆエンド以上に悲しかってんけどな、涙は出えへんねん。
クッション抱き締めたぐらいやな。
そこで最初の話に戻るわけやけどな、ほんまに悲しいときは涙出えへんゆうんはたぶんウソやろなあ。
悲しいのに涙出えへんはずないやないか。
当たり前やろ。
誰が言い出したんやろなあ、これ。
的外れもええとこやで。
そんでやな、たぶんこの悲しみは、実はそない大きいもんやないと思うねん。
だって俺、死にとうなるほど悲しかってんけど涙出えへんかったわけやんか。
だからきっとこれは、確かに悲しいけどけっきょくは涙出えへん程度の悲しみでしかなかったあゆうこっちゃ。
きっとまだ上があるんやろなあ。
海の底ほどの悲しみとかゆうけど、これは深海でゆうとどのくらいの悲しみなんやろか。
ブラジルとか、そんなオチやったら嫌やなあ。
あー嫌や嫌や。
さっきからな、この話しとると胃ぃ気持ち悪ぅてしゃーないんや。
あかんなあ、こんなん考えたら。
ほんま暗ろぉなるっちゅうねん。
でももうあかんわ。
今日はもう寝るわ。
寝たら忘れるやろ?
な?
な?
そやろ?
そうやあゆえや。
寝たら忘れれるやろ、きっと。
たぶん。
人間は忘れる葦やあゆうしやなあ。
でも、寝れるんかなあ。
夢に出たりしたら嫌やなあ。
こんな日ぃぐらいええ夢見たいぃゆうもんやけどなあ。
まあなんや、とりあえずベッド行くやよって、おやすみなさいぃゆうこっちゃ。






8月2日(金)

あれや、あれ。
前言撤回や。
ほんまに悲しいは涙なんか出えへんもんやわ、やっぱし。
ちゃうねん。
ごめんて。
昨日な、寝ようとしたわけやん。
あれ書いてすぐや。
一旦は眠りに付いてん。
でも12時ぐらいに目ぇ覚めてもてやな。
全く眠気あらへんからボーっとしてたわけやねん。
そしたらな、やっぱ思い出してまうわけやん。
考えたらあかん考えたらあかん思うほど、思い出してまうわけやん。
んで、なんやねんそんなもんもう忘れてまえや思てやな。
ラジオ付けて、クーラー付けて、本読んだんや。
夜明けるか眠くなるまで読んどこう思たんや。
春樹の「スプートニクの恋人」ゆう本やってんどな。
なんかものごっつぅ切のうなってしもてやな。
ほんまに。
今、俺が抱えてる問題の解決策がそこにあってん。
でもそれは、決して最善やのうて、たぶん下から3番目ぐらいの解決策やってん。
ものすごぉツライことやねん。
しかも、実は解決策ですらないねん。
解決策ゆうんは物事を解決するためのもんやけど、これはなんも解決せえへんもん。
けど、本の中の「僕」はそれをやっとるわけや。
やっぱり苦しみながらやけど、やっとるわけや。
これって「スプートニクの恋人」の中ではそんなメインのあれやないねん。
メインやのうて、ただ漠然にこうゆう状況やあゆうとるだけやねん。
それもまた辛ろうてなあ。
で、なんか考えてもおてやなあ。
自分がその解決策で生きていく様を想像してんや。
もう、めっちゃ切ないし苦しいし、痛いねん。
短剣を胸の真ん中に突き刺さして捻って傷口を広げられてるねんけど、短剣は短すぎて心臓までは到達せえへんねん。
だからもうどうしょーもないわけや。
こうゆうとき妄想癖ってツライなあ。
そらもう、どんどん妄想膨らませてったで。
またこれけっこうリアルやねん。
そんで、うわーなって落ち込んでてんけど、
けっこう泣けてきたわけやねん。
ほんま、俺、泣いたん久しぶりやわ。
独り枕を濡らす夜っちゅーやっちゃな。
そんなかっこええもんちゃうけどやな。
まあさすがになさけないから声出さんとまあ、あれや。
ちょっと泣けたわけや。
ちょっとか?
でやな、やっぱ昨日のはウソやな。
あんなん早よ忘れや。
きっとな、ほんまに悲しいときは涙なんか出えへんもんやねん。
やっぱり昔の人のゆうことは正しいなあ。
なんかそっちのほうがロマン溢れるしな。
うん。
でやな、けっきょくのところや。
俺、泣いたし。
確かに、ものごっつ悲しいことではあったけどやな。
確かに悲しいけど、けっきょくは涙を流す程度の悲しみやったっちゅーこっちゃ。
まだ泣ける程度の悲しみやねん。
きっとな、これよりもっと悲しなったら泣けへんようになるもんやねん。
たぶん。
だって、ほんまに悲しいと涙なんか出えへんらしいねんもんなあ。
きっとまだ上があるんやろなあ。
あー気持ち悪ぅなってきた。
もうここらでこの話題はしまいにしょーか。
こんなんなーんも楽しいことあらへんがな。
なにが悲しみやねん。
意味わからんっちゅーねんほんま。
しまいや、しまい。
もうこんなんはたくさんや。