日曜日よりの使者 作詞作曲/甲本ヒロト

このまま どこか遠く 連れててってくれないか
君は 君こそは日曜日よりの使者

たとえば 世界中が どしゃ降りの雨だろうと
ゲラゲラ 笑える日曜日よりの使者

きのうの夜に飲んだ グラスに飛び込んで
浮き輪を浮かべた日曜日よりの使者

適当な嘘をついて その場を切り抜けて
誰一人 傷つけない日曜日よりの使者

流れ星が たどり着いたのは 悲しみが沈む 西の空

そして東から昇ってくるものを
迎えに行くんだろ日曜日よりの使者

このまま どこか遠く 連れててってくれないか
君は 君こそは日曜日よりの使者

たとえばこの街が 僕を欲しがっても
今すぐ出かけよう日曜日よりの使者

流れ星が たどり着いたのは 悲しみが沈む 西の空

そして東から昇ってくるものを
迎えに行くんだろ日曜日よりの使者







ゲロ 作詞作曲/真島昌利

給食残して叱られた
俺の体を本当に心配してたのか
嫌いなもの 口につめこまれた
常識的な発言と非常識な行動だ
うまけりゃ食う うまけりゃ食う

テレビには映せないものでも
ラジオでは喋っちゃいけない言葉でも
うまけりゃ食う うまけりゃ食う

まずけりゃ吐くぜ 遠慮なく吐くぜ
まずけりゃ吐くぜ ストレートにぶちまける

顕微鏡では大きなものを見落としてしまう
体をよごし 魂をけがし
腹をかかえて笑っている

お寿司は板前さんしだい
手袋なんてはめてちゃ絶対にぎれない
消毒済みの抗菌戦車で
ぶっぱなす清潔な抗菌ミサイル
うまけりゃ食う うまけりゃ食う

まずけりゃ吐くぜ 遠慮なく吐くぜ
まずけりゃ吐くぜ ストレートにぶちまける







ダセー 作詞作曲/真島昌利

ダセー金をくれ ダセー服を買う
ダセー退屈を ダサくもてあます
ダセー

ダセー世の中で ダセー恋をする
ダセー毎日が ダサく盛り上がる
ダセー

オレはダサくなんかねえ そう言ってみたいけど
何だかそのセリフも やっぱりダサいのさ
ダセー

ダセーこの星で ダセー会話して
ダセー人生が ダサく続いてく
ダセー

オレはダサくなんかねえ そう言ってみたいけど
みっともなさばかりが ドボドボあふれ出す
ダセー







ガタガタゴー 作詞作曲/真島昌利

働いて働いてまた働く
仕事より楽しいのはまた仕事 休みたいなんて思ったこともねえ

機関車みたいに走っていくぜ 24時間じゃ全然足りねぇ
全てブチのめせ オレのロックンロール

ガタガタゴー ガタガタゴー
ガタガタゴー ガタガタゴゴーゴー

落ちつかないなら 大麻でも吸えよ
くたびれたんなら シャブでもやれよ
結局のところ退屈なんだろう

ガタガタゴー ガタガタゴー
ガタガタゴー ガタガタゴゴーゴー

関係ねえ ブタの生活
関係ねえ ウシの生活
関係ねえ イヌの生活
ブッ壊れたっていいじゃん
ブッ壊れたっていいじゃんいいじゃん







笑ってあげる 作詞作曲/真島昌利

裸足になって 座禅を組んでも 結局何にもわかりゃしないだろ
日々の煩悩の中で気付かなきゃ 結局何にもわかりゃしないだろ

裸になって 滝に打たれても 結局何にもわかりゃしないだろ
日々の煩悩と欲望の中に しっかり確かな手応えがあるぜ

キミは笑われたことがないんだろ 笑ってあげる
眉間にしわを寄せてるキミを 笑ってあげる

苦行の果てには 何が見えたんだ 難行の果てに 何が見えたんだ
キミが偉そうに 言ってることなど とっくにオレは 気付いてるんだぜ

キミは笑われたことがないんだろ 笑ってあげる
眉間にしわを寄せてるキミを 笑ってあげる







バームクーヘン 作詞作曲/甲本ヒロト

鳥は飛べる形 空を飛べる形
僕らは空を飛べない形 ダラダラ歩く形

ダビンチのひらめきと ライト兄弟の勇気で
僕らは空を飛ばないかわり 月にロケットを飛ばす

たとえでっち上げたような夢も 口から出まかせでもいい
現実に変えていく 僕らはそんな形

プラモデルのジオラマで 兵隊にパンを渡す
翼を持って生まれるよりも 僕はこの両手が好き

たとえでっち上げたような夢も 口から出まかせでもいい
現実に変えていく 僕らはそんな形

僕はこんな形 ダラダラ歩く形
オートバイに乗る形 コーヒーを飲む形
バームクーヘン食べよう







完璧な一日 作詞作曲/真島昌利

ライラック色の風に 活気づいた水が踊る
乱反射するお日さまが 笑う葉っぱを濡らしてる
それで君がそばにいれば 完璧な一日なのに

ひょうたん橋の手すりに 腰を下ろし日なたぼっこ
じいさんの連れた犬が 植え込みにションベンかける
それで君がそばにいれば 完璧な一日なのに

君が好きだ そばにいたい 君が好きだ そばにいたい
君が好きだ そばにいたい 君が好きだ キスをしたいよ

井の頭ソバを食べて 冷たい生ビールを飲む
三杯ほど飲んだとこで いい気持ちになってきたし
それで君がそばにいれば 完璧な一日なのに

君が好きだ そばにいたい 君が好きだ そばにいたい
君が好きだ そばにいたい 君が好きだ キスをしたいよ







バカ(男の怒りをブチまけろ) 作詞作曲/真島昌利

政治家にもバカがいる 警察にもバカがいる
先生にもバカがいる 子供でも知ってるよ

会社にもバカがいる インターネットにバカがいる
どこにでもバカがいる 子供でも知ってるよ

銃をくれ うつむいたヒマワリ
銃をくれ はにかんだナデシコ

おまえはどこへ どこへ行くのだ
無情の風に吹かれてる 男の怒りをブチまけろ

他人のことをバカバカと 言う奴ほどバカなんだ
どこにでもバカがいる 子供でも知ってるよ

銃をくれ うつむいたヒマワリ
銃をくれ はにかんだナデシコ

おまえはどこへ どこへ行くのだ
無情の風に吹かれてる 男の怒りをブチまけろ







21世紀音頭 作詞作曲/真島昌利

生き延びたよ20世紀 やって来たよ21世紀
夢は続く22世紀 はたまた50世紀

金があれば楽しいだろ なけりゃないで楽しいだろ
夜の海は磁石のように くっついてはなれる

だって楽しいから だって楽しいから
だって楽しいから だって楽しいから

FUN FUN FUN TIME FUN FUN FUN TIME
FUN FUN FUN TIME FUN FUN FUN TIME

死にたい人はご遠慮なく 生きたい人はご遠慮なく
俺エルビス 帰らなくちゃ グレースランドへ

失敗したら残念だけど 最悪でも死ぬだけだから
今はちょっと楽しむ時 ちょっと笑う時

だって楽しいから だって楽しいから
だって楽しいから だって楽しいから

FUN FUN FUN TIME FUN FUN FUN TIME
FUN FUN FUN TIME FUN FUN FUN TIME

今はちょっと楽しむ時 ちょっと笑う時







映画 作詞作曲/甲本ヒロト

楽しみにしていた
映画がくるんだよ
人気はないけど
僕は好きなんだよ

来週だったかな
土曜日だったかな
えっと どこだったかな
小さな映画館

ひとり 鼻歌を
歌っていくんだよ
ときどき 鼻歌で
伴奏もつけるんだよ

あなたに会えたらなあ
毎日だったらなあ
偶然でもいいけど
約束できたらなあ

前売りチケットは
少し安いんだよ
看板みたいな
写真もつくんだよ

僕のポケットには
いろんな色の飴
どれにしようかな
決められないんだよ

あなたに会えたらなあ
毎日だったらなあ
偶然でもいいけど
約束できたらなあ







開かないドア 作詞作曲/甲本ヒロト

踏切の見える丘で
開かないドアをたたき続けるのか
日が暮れてもまだ 夜が明けてもまだ
開かないドアをたたき続けるのか

等間隔に並べられた 線路の枕木のように
今日の続きなら 明日はつまらねえ
開かないドアをたたき続けるのか

僕は知ってる 僕は知ってる
あの電車にも僕の席はある

踏切の見える丘で
やりかけの仕事 ほうり投げて
読みかけの本を途中やめにして
開かないドアなはさよならを言おう

僕は知ってる 僕は知ってる
あの電車にも僕の席はある

踏切の見える丘の
開かないドアは今日も閉じたまま
開けるためじゃなく たたくためにある
開かないドアは今日も閉じたまま







即死 作詞作曲/真島昌利

ああしなさいとか こうしなさいとか もううんざりだよ
ああしなきゃとか こうしなきゃとか もううんざりだよ
何が正しいか知らない 何が楽しいか知ってる
何が正しいか知らない 何が楽しいか知ってる

そうして僕らは立ってる 生乾きのパンツをはき
居心地悪そうにしてる
ありもしないフツーだとか ありもしないマトモだとか
まぼろしのイメージのなか
まったくダセーよ

入院したくない 病気で死にたくない
ベッドで死にたくない 即死でたのむぜ
痛いのはゴメンだ 苦しいのはヤダ
一瞬でいくぜ 即死でたのむぜ

即死 即死 即死 即死 即死 即死でたのむぜ
即死 即死 即死 即死 即死 即死でたのむぜ

振り返りたくない 考えたくもない
涙は入らない 即死でたのむぜ
厳かはイヤだ くだらない方がいい
笑えりゃなおいい 即死でたのむぜ

即死 即死 即死 即死 即死 即死でたのむぜ
即死 即死 即死 即死 即死 即死でたのむぜ