ジョニー

ジョニーにあこがれました。
ジョニーのようになりたいと思いました。
ジョニーのようになる、
それは、
彼の音楽やファッションを真似る事じゃなく、

誰の真似もしないことでした。





午前四時

もうこんな時間だ。
眠らなきゃいけない。

せめて
良い女の出てくる、
良い夢を。





青春スクーター

2年ぶりに会った
同期の友達が、
スクーターに跨って
俺がジッポで火をつけた
マルボロを吹かしながら、
白々と真顔で言った。
「別に大学も行かんしなー。
 あほやけどさ、
 あほでも生きてけるやろ。
 今生きてるやろ」

俺は
その話題に対して
何か言えるような土台じゃないので
「そうやな」
とだけ言い
それから
照れた。





アルツファイマー

夢も見ず
長い時間、眠る。

8時間以上の睡眠は
脳細胞を破壊し
記憶を曖昧にする。
薄い幕の掛かったような
古ぼけた記憶の視界は
昨日の晩飯さえ
思い出させない。

忘れないことなんて、ない。
昔作った秘密基地も。
さっきハサミを置いた場所も。
あいつの電話番号も。
好きだった人の名前も。

酒を呑んで忘れろとは、
故人も上手いこと言ったもんだ。





チェルノブイリ

俺は、出来るだけ善くあろうとしてるし
それを少しだけど行動にも表せてると思う。
俺のやったことで
誰かが喜べばいいなと思う。
誰かが楽になったらいいなと思う。
見返りを期待することなく
助けになれればいいなと思う。

でも
チェルノブイリには行きたくねえ。

偽善者と呼ばれてもいい。
あの娘を抱き締めていたい。





カラじゃないってば

今日も元気な君が居る。
僕は言う「今日も元気だね」
君は言う「はい、貴方はどうですか?」
僕は言う「俺も元気です」
君は言う「それは良かった!」
どうも俺は元気らしい。





愛の前にはエッチがある

Iの前にはHがある。

Hの前にはGがある。

Gの前にはFがある。




行け行け暇人

俺でよければ
いつだって相手になってやる。
俺は暇人だからな。

でも、駄目なんだろう。
俺じゃ駄目なんだろう。

救いの手を差し伸べたら
「消えろ」と言われた。
何故か不思議と
悲しいとは思わなかった。




会話

「死ねよ」
「死ぬさ」
「死なないで」
「死ぬよ」
「怖いの?」
「怖いさ」
「じゃあなんで死ぬの?」
「君が死ねっていったから」
「ごめんなさい」
「じゃあ死んで」
「いやだ」
「じゃあ、僕が死ぬ」
「やめて」
「じゃあ死んで」






俺が死んでも
俺はそんなに悲しくないが、
あんたが死ぬと
俺はすごく悲しい。
だから
俺より先には死ぬな。




自殺

あんたにゃ悪いが
俺は
自殺だけはしない。
絶対にしない。

命かけてもいい。





コピペ

殺したい殺したい 君を殺してやりたい
蔑まれる君 嘲笑う君 項垂れる君 楽しむ君
君を殺して僕は否定する 僕は世界を否定する
意味なんてあるか 意味なんて無い
どうせ人生死ねば終わりだ 死の先があるなんて思うな
生まれて悩んで死んだら塵になるだけ 塵になるだけだ
だったらいっそ殺してやろうか
君を殺して 全て殺して 終わらせてやる

殺したい殺したい 僕を殺してやりたい
蔑まれる僕 嘲笑う君 項垂れる僕 楽しむ君
僕を殺して僕は否定する 僕は自分を否定する
意味なんてあるか 意味なんて無い
どうせ人生死ねば終わりだ 死の先があるなんて思うな
生まれて悩んで死んだら灰になるだけ 灰になるだけだ
だったらいっそ殺してやろうか
僕を殺して 全て殺して 終わらせてやる

でも怖い恐ろしい 僕は死ぬのが怖いんだ
蔑まれる君 嘲笑う僕 項垂れる君 楽しむ僕
君を殺して僕を殺しても 結局意味なんて無いんだ
意味なんてあるか 意味なんて無い
どうせ人生死ねば終わりだ 死の先があるなんて思うな
生まれて悩んで死んだら灰になるだけ 灰になるだけだ
だったら今死ぬ意味もない
将来死ぬのも 今死ぬのも 結局意味がないんだ

だから 生きる 意味なんて無いけど 生きてやる
これが人生なんだろう

生きたい生きたい 君にも生きていて欲しい
蔑まれる僕 微笑む君 呆れる貴方 それすら楽しむ僕
僕は生きる僕は肯定する 僕は世界を肯定する
意味なんてどうでもいい 意味なんて求めなくて良い
どうせ人生死ねば終わりだ 死の先があるなんて思うな
生まれて悩んで死んだら塵になるだけ 塵になるだけだ
だったらそれまで生きていよう
生きて 生きて生きて 終わりまで生きてやる