桃尻コンバース
コンバースのスニーカーが似合う女の子が好きです - - - - 楽になってしまえばいいのに 拙者の手は結構汚れているので あんたの肩を叩けそうもないけれど 声をかけたりして手伝うことはできるかもしれないから しんどかったら辞めたらええんやよ 攻めるやつの言うこと気にすることない あんたと同じ体験をしたのはあんただけなんだし そんなもん聞こえなくしてやる それでも続けるっていうんなら まぁのんべんだらりとやってみりゃいい 拙者にできることなんかなーんにもないので たまの休日にはのんべんだらりと報告も聞いてやるさ - - - - 前に話した通り こうして男は後悔を繰り返していくわけで どっかで見たような優しさにかまけて 思いにそぐわないことを囁くのでした あーあ - - - - 誰かに見ていて欲しいから たくさん無茶をするんさ 誰か実際に口頭で 俺の狂ったふりのことを 素で指摘してくれたら 俺はきっとそいつのこと 本当に心から愛しちゃうと思う - - - - 異性やら 虚無感やら 不安やら 人間関係やら なんだってありだろう なんだってありうるんだろう あんたが死んだら 俺の知らない思い出話なんかで 皆があんたのこと 過去形で沈々と思い返してる中 俺だけは 喪服の腕を捲り 遺影の前に仁王立ちして むちゃくちゃに大笑いしてやるよ あんたを救うため 今世紀最大の大爆笑を披露してやる - - - - 君が恥ずかしそうに歌ったブルーハーツの「君のため」を、まだよく覚えている。 皆が会話を止め、歌に聞き込んでいるのを もしかして盛り下がっているのかと焦る君を、よく覚えている。 「好きです。大好きです。ごめんなさい。神様よりも、好きです」 の、セリフの部分を 言おうとして やっぱりやめて 口元だけで呟いたときの君の目線の先を よく、覚えている。 あのとき僕は 君が自信を持ってマイクを口元へ近づけることができるよう やけくそ気味にでもセリフを叫ぶべきだった でもこの後悔は 今の自分を形作る上で すごくプラスに働いています。 まあ、なんていうか よかった。 - - - - 君と僕とで世界を作ろう 子孫なんて残したくないから 君は三毛猫になって 僕はアリクイにでもなろうか だぁれもいない世界だから 僕らがいるのは ちょとずるい 爆弾を作るよ 三毛猫の君はそれを背負って 二人 最後のシェルターまで旅しよう あいのりやね 猫の手はライターを握れないから 発火装置はボタンにするね 街から街へ 材料集めながら 最後のシェルターまで旅をしよう 旅の途中 気が変わったって 構やしないんだよ 僕は アリクイと三毛猫 とにかく二人で 旅ができりゃ それでよかったんだよ - - - - 冗談だと思ってるんだろうけど アリクイにだってなれるんだよ ほんと - - - - 眠れずに迎える明け方は 過去をあれこれ考察してしまう 最近それが狂気じみている そんな自分を疑いもしない 眠れずに午前四時 君に復讐を誓った 目覚めた午後一時 誓いを疑った 計画を立てていた 心理を計算した 自分にそんな勇気はないのに やってやる、と笑っていた 特に感想はない むしろ 乗っ取られてしまえばいい、 と、思う - - - - 見知らぬ位置に 影創る 俺の知らない 朝が狂る |