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十月三十一日(月)

 はい十月終わり。部屋で過ごすスペースはベッドの上と机の前だけであるので実際三畳間ほどの生活、というかあまり部屋にいないという日々の中、室内の景観がおぞましいことになってきよりました。どうしてここには平面がないんだろう。昨晩、久々に地元の友人から招集がかかり、午前二時に卓球などやらかしておったわけですが、どうもこの体力ってやつは酷使されることが少ないと衰えていく性質のものらしく、一晩遊んだだけで翌日丸一日をふぬけて過ごさずにはおられぬといった体たらく。体力は落ちるとこまで落ちて、さらに回復力までもが蝕まれておるというのか。

 「運動しないと健康に悪い」というのは、まあ確実にまるっきり虚言であるわけなのですが、まあ訂正するなれば「生活せねば健康に悪い」、つまり、まあ別にだらだらしてたってそうそう病気になるわけでもないし、運動してても風邪ひくときはひくんだからどうしようもないんだけれど、それなりに生活は維持しておかないと、朝から公園で酒呑み交わし路傍で大量の犬ころを放牧するような爺さんになってしまうよ、生活すらできなくなっておわします、てなところだろうか。うん。それは困る。

 どうやら精神的に不感症になっておる拙者の感性をズバズバ刺激するようなものが必要であるという結論。先程タバコが切れたのが、買いに行くのが面倒なので禁煙することにする。今、欲しいものはこの椅子に敷くクッション的な存在だ。他に、拙者の欲しいものは何だろうか。何かあるだろうか。

 握り拳を縦に連ね、腹に当てると、左から右へ、ぐいっと引いた。
「何をしているの?」
「切腹の練習」




十月二十七日(木)

 このままでは偏屈な画像処理サイトになってしまいそうなので、テキスト更新。微笑みの効果音。「微笑みの周波数」は、乙一の作品です。あ、カメラに映ってる人間が微笑んだら「にこり」って効果音が出るようなプログラム、面白いかも。できるかーい。

 と、ラーメンズシリーズを一通り見てしまい、現在はごっつええ感じベストをだらりと眺めておるような次第。「深夜だから面白いんだよ」は言い得て妙。

 五年目にして「もうそろそろ書くようなことねーんじゃねーの?」と思い始める。というか、生活が生活なので、今総理大臣が入れ替わっても四日間くらい気付かずに過ごせる自信が持てる程度の生活なので、書かねばならぬようなこともなく、脳細胞が激減でもしたのか、毎日特に何か考えておるわけでもなく、バイト先からパクってきた鮭の乾かしたもんなどしゃぶりつつ、部屋も片付かん。

 ■ 卒研 - - -

 今まで無闇やたらに作った各種画像処理関数やらを組み合わせればLED領域の抽出はなんとかなりそうであると思いきや、今度はそれをどうやって周波数特定に持ち込むか、の難。フーリエ変換しようにも、よくよく考えたらフレームレートが安定してない罠。どないしろと。時間軸は何処だ。と絶望した拙者は笑い男になるべく顔面検知、まずは肌色抽出、といった次第。それと必要の無くなったはずのラベリングやら。何処へ向かうと言うのだ。

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十月二十四日(月)

■ 卒研 - - -

 RGBをHSVに変換後に色相0明度0彩度1の領域を白で、他を黒で切り抜く → カラー差分後に二値化した画像と論理積 → ウマー。で、なんとなーくLEDだけ切り抜けちゃう。二値化してから差分するとノイズが酷すぎて使い物にならないことが判明。ノイズ除去も考えるけど限界がありそう。グレイスケール→差分もいいかも。RGB取得できたことによって出来る処理がむちゃくちゃ出てきて舞い上がって直接ごりごり書いてた処理を、関数として分離する。時間差分。背景を別に取得しておくことによる背景差分。二値化。RGB平均でのグレースケール。YIQでのグレースケール。マウスでの選択による任意点のRGB取得、およびHSV変換、およびファイルへの書き出し。気付かぬ間にプログラムがものっそ肥大化。
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 土曜のことだけど、バイトしてたらパートのおばちゃんが「今五百メートル内に、しずちゃん(南海キャンディーズ)おるで」、と。こいつ痴呆かと嘯くも、どうやら勤務地隣の畿央大学に営業に来てたそうな。間違いなく、しずちゃん再接近の日であった。しずちゃんは可愛いけど、山ちゃんも同じくらい可愛いことにみんな気付くべきだと思う。ネタはほとんど見たことないから、面白さは判らないんだけれども。

 パソコンが復活してテンションが上がったので小林賢太郎プロデュース「PAPER RUNNER」を一気に観る。今までの中では一番好き。ラスト付近での片桐のセリフ。「(窓から見えるビル街に向かって)結構あかり点いてんなー。夜中までよく働くねー、日本の労働者!俺が漫画家だったらー、おまえら全員主役にしてやるよ!」が、印象的。そこからエンディングまでの流れが、すごく好き。片桐の一人舞台ではあるのだけれど。一つの成功例だと思う。

 今まで実際に劇場で観た芝居の中で一番好きなのは、奈良のローカル市民劇団である「フジエ団」の「スペースカウボーイ」なのかな、と少し考えた。あれは良かった。すごく良かった。奈良がなんぼのもんじゃい、っても、まあ奈良は所詮奈良であるので、ホールで公演できるような劇団は五つほどに限られており、芝居観劇に傾倒しておった頃の記憶か、だいたい名前が挙げられたりする。あれほど狭い世界って、そうないと思う。もはやコミューン。多少悪い意味で。

 ああ。なんかないかなぁ。




十月二十三日(日)

■ 卒研 - - -

 暇だったんで、キャプチャした連続画像を圧縮とか何もなしに拡張子も無しのただのデータ型として保存して、それをまた読み込めるプログラムを書いてみる。ことによって、自室で卒研ができる環境ができてしまう。学校って。学校って。いや資料がないから実際何もできんのだが。LINUXは未だ無線LANを認識せず。

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 適当なWikiでも持ってきて、卒研だけ日記から分離しようかしらん。これちょっと余りにも私的すぎる。でもメモらないと忘れる。

 



十月二十二日(土)

□ 私的メモ - - -

 ちょうど一週間、パソコンが起動しなかった。原因は明らかにLINUXインストールにあるんだけれど、エラーが発生しましたみたいなダイアログが出たときに「力業でなんとかなるだろー」とWINDOWS側からの修復を図ったのが間違いかと。結果的にはブートローダー(GLUB)がLINUX側に置いてあるstage2を読み出すときの不具合であったと考えられる。電源を付けると、BIOSチェックの後、 glub> と表示されて、音沙汰無し。色々コマンドを試して見るも、どうもGLUB側からでは復旧は難しそうなので、KNOPPIXにGLUBのエラーを回避するみたいなファイルがあったので使おうとしたけれど、よく考えてみたらこのPCにはFDDが付いてなくて、じゃあCDに焼けばいいんじゃーんと思ったけれど、KNOPPIXがCDから起動するタイプのOSだからそれもできない。

 そこで組長からUSBのFDDを借りてきて試してみる。
 # dd if=fatfdimg.bin of=/dev/fd0
 って、USBのFDDはどうも認識してない、あるいは認識してたとしても、どこからアクセスすればいいのか判らない、といった問題。そもそもコマンド名からして、そのままコピーしてるんじゃなくて何らかの処理の結果をFDに書き込んでる模様。きっと色んなやり方があるんだろうけど、自分的には手詰まり。面倒になってきて、全部消去してWINDOWSごと再インストールしてこましたろ、と考えたが、WINSOWSの再インストールCDすらGLUBに阻まれて読み込めない。どないせいっちゅーねん。ここで学校の方の卒研中間発表が忙しくなって、放置。

 で、中間発表が終わって、お疲れ様飲み会も終わって、今朝、GLUBは動いてるわけで、たぶん何も考えずに標準でインストールしたんだからGLUBのstage2はLINUX側に置いてあるわけで、そこの読み込みでエラーが発生してるってことは、LINUXパーティションを全削除してインストールからやりなおせば、うまいこと読み込んでくれるんじゃね? で、一時間後、無事起動。あー。起動すらしないってのはさすがにしんどかったー。でも結局何のデータも失うことなくて、万々歳。時間は失われたが。

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 で中間発表終了。バイトは、恐らく12月まで。昨日ATMに行ったら、残高が三千円だった。携帯代で一万引き落とされるのに。でもバイトは辞めなきゃやってられんだろうし。でもさすがに携帯代も払えんのはやってられんし。じわじわと追い詰められとる。卒研は、遊びで時間差分カラー版の関数なんか書いてみたんだけれど、もしかしたらそれで解決しちゃうかも知れない感じ。どっちにしろ二値化やら色照合やら時間差分やらしてたら、リアルタイム処理ってかなり無謀じゃないのかという疑問。頑張ったら今年中には笑い男になれるかもしれない。