今日この頃

八月十四日（日）

君は悲しい顔で　何を見ていたの
君は悲しい顔で　何を見ていたの
何をそんなに困った顔で遠くを見てたの

君は変わった人さ　僕は知ってるよ
君は変わった人さ　僕は知ってるよ
何もそんなに困ることないよ
そんなのやめなよ

君はなんとかやれるよ
君はなんとかやれるよ
ちょっぴり曲がった君は
とってもね　素敵だよ・・・

だれもが素直さを愛する
だれもがやさしさを信じる
わけじゃない

君は悲しい顔で　何を考えたの
君は悲しい顔で　何を考えたの
何もそんなに困ることないよ
そんなのやめなよ

君はなんとかやれるよ
君はなんとかやれるよ
ちょっぴり曲がった君は
とってもね　素敵だよ・・・

(FISHMANS/影ドロボウ)

- - - -

携帯を近商に忘れる、の巻。
思えば一年前のちょうどこの時期、AU先代携帯が行方不明になったわけです。
頼むよ・・・なあ・・・。

明日は久々の休み。

八月十二日（金）

そういや四日ほど前に、銀杏ＢＯＹＺボーカルにして拙者の崇めておる峯田氏が、
ロックフェスで全裸になり書類送検されてましたな。
書こうと思って忘れてた。
アイデン＆ティティの主演が猥褻物陳列罪で書類送検。楽しすぎる。

そう考えるとオナニーマシーンなんてどうして逮捕されないのか不思議。
ライブ全部、全裸じゃん。
GoingSteady時代のＤＶＤでも、峯田氏は下半身裸になっており、
そういう瞬間とか全部記録されてるんだけど、逮捕の話とか聴かないものなぁ。
苦情とか同意とか、そういうことだろうか。

ステージ上のグランドピアノの更に上でパンツを下ろした彼が、
男のお客さんにフェラチオされるところまで、しっかり映っちゃってるわけだけれど
まあ楽しいからいいのか。

- - - -

「先輩、何やってんの？」
「ほら、こうして扇風機に向かって声を出すと、楽しいんだよ」
「ふーん」
「あああああああ」
「……」
「あああああああ」
「……」
「やってみる？」
「別に」

そんなこんなでtext更新。

読了記
　いしいしんじ「白の鳥と黒の鳥」
　いしいしんじ「麦ふみクーツェ」
　森博嗣「奥さまはネットワーカ」
　町田康「爆発道祖神」
　江戸川乱歩「パノラマ島奇談」

映画
　リベリオン
　花とアリス
　茄子　アンダルシアの夏
　girl friend

八月十一日（木）

十日は、橋本が吹田市で終電を逃して帰れなくなったというので
西村の車で迎えに行く。
片道一時間半ほどかかる道程を三十分ほどで着き、コンビニのイケメンと友達になる。
メロンのカップに入ったアイスを買うと、笑顔でフォークを渡してくれた。
午前一時半の関西大学前は、それでもそこそこ賑わっていて、
ああ、俺、結局大学生にはならなかったなぁ、と、少し思う。

車が嫌い、嫌いと言っておきながら、
それでも便利さには負けていく自分。
では、何に勝てるのか？

水泳の飛び込み台の一番上に住む男。
季節は冬。
変わらない景色は遠に見飽き、水面を眺めている。
飛んでみようかな、と、その日何度目かの思い付き。
反射の少ない水面は、その深さどころか
それが凍っているのかどうかも、うかがい知れない。

ピンと伸ばした指先、腕、背筋、足
雨粒のように地面に垂直
空中での演技を、その日何度目かのシミュレート

細い指先が氷と衝突し、腕、背筋、足と順にめきめきと立てる音を聴きたくはない

深さの足りない水中でプールの底と激突して立てる、くぐもったような電波は拾いたくはない

男は思い出す。
彼が飛び込み台の上に住むようになった、それ以前のことを。
自分にとっては感動的な、しかし全体としてみれば普通の日々を。

男は飛び込み板に俯せに寝転んだ。
彼はその場所が好きだった。
閉じた世界であるところの飛び込み塔からイレギュラに飛び出た、
その板にボブスレの選手のように寝転がる。

日が沈んでいく加速度が見える。
いつもの景色。
変わらない物音。
体を少し揺さぶり、飛び込み板に振動を伝えて、遊んだ。

不意に男が立ち上がる。
飛び込み板の切っ先に爪先を揃え
ゆっくり、ゆっくりと、腕を上げていく。
男の頭上で、左手の甲と右手の平が重ねられた。
その瞬間、太陽の最期の綺羅めきが、西の山に阻まれ、消えた。

飛んでみようかな、と、その日何度目かの思い付き。

八月九日（火）

八日は真田公園での飲み花火会。
八人ほどに声をかけたら、半分に断られ、あーちくしょう僕らももういい大人なんだな、
などと感慨にふけるも、結局当日は全員参加。
大人になりなさい。

約一年ぶりの真田公園。
伝説はあの場から始まったと言っても過言ではなく、
僕は勝手に、僕らの原点だと自負しているんだけれど、
その場にあなたを連れ込めて良かった。

花火はその大半が人間に向けて振るわれた。
火って怖いですね。
熱いもんね。

何を話したか、っていうと、何も話しちゃいないような気もする。
ボケとツッコミしかいなかった。司会がいなかった。
むちゃくちゃ楽しかったんさ。
汗と酒と煙草と花火で、とてつもない悪臭を放っていただろう僕らは、
絶妙にうやむやなタイミングで解散。
久々に夜の電車に乗って帰宅。
午後十一時を過ぎて販売停止した煙草の自販機を横目に、
口笛吹いてペダルを踏む。

午前三時、夢で目が覚めた。
終電ぎりぎりに地下鉄のホームにたどり着いた僕は
乗るべき電車が向こう側のホームであることに気付き、階段を駆け上がり、また下り、
下るときに足を滑らせ、階段を転げ落ち、
とてつもなく説明しにくいんだけれど、その階段って奴が、
こう、端っこが段がなくて滑り台みたいになってて、
僕はそこを仰向けに、頭を下にしてものすごいスピードで滑り、
踊り場で後頭部を強打し、
また滑り、っていうのを三度ほどやって、
うわ、すげぇ、死んでないーと思いながら後頭部を触ったら、
ぬらりと血が溢れているもんで、
慌てているうちに電車が行ってしまう、という夢だった。
結構楽しかった。

再び眠りにつき、朝九時までに、もう一本夢を見ることになる。
なんだか無料で映画を見れたような感覚で、得した気分。

八月八日（月）

飲み会が連なります。なんてったって夏休み。授業がある方が休めますが。

六日は、再び地元飲みがあり。というかまたもや急に呼び出され。
あの駐車場に集合したわけであります。
そんな僕は奈良先端大での共同研究ミーティング帰り。
重役接待のような空気での懇親会、異常な量のもんじゃ焼き、それに続くアイスクリームで
僕の胃は大混乱。既に気持ち悪かったさ。
でも飲む。青木の働いているローソンで酎ハイを買って。

午後二時頃、宴も落ち着き、ローソンで会議。
議題は「これからどうするー」。
ああ、帰ろうとかいう選択肢はないんだ。と、明日のバイトをやけくそ気味に受け入れる。
車を出せないので、チャリンコでフレンドリーへ。
三つ並んだドリンクバー。
僕はホットコーヒーを一晩で七杯くらい飲んだ。
西川のデートプランを、紙ナプキンに書き殴る。

十一時にＨＥＰで映画の券買ってー
そのへんで御飯（パスタ）食べてー
ロフトとかそのへんウロウロしながら時間潰してー
六時頃から映画観てー
また御飯（飲茶）食べてー
観覧車乗ってー
プロポーズ。
「交際を前提に結婚してください！」

赤ペンで真っ赤に染まる紙ナプキン。
深夜四時にファミレスで友人のデートコースを考えまくる夜行性の生き物三匹。
不出来な青春映画みたいだね。
素敵だね。
俺たち気持ち悪いね。

午前五時、解散。
頭の中でリピートされる小節。
（眠らずに　朝が来て　ふらつきながら帰る）
ファミレスから自宅までの短い時間で、
驚くほどの加速度で明るくなっていく。
この場所が本当にこの場所なのか、何にも自身を持てないままで
朝焼けのグラデーションを、ふらりふらり、眺めていた。

右上端、memoの項に写真はあるけれど、
そんなもんじゃなかったんだよ。
嘘くさい朝焼け。
俺たちのためだけの、マーチ。

八月六日（土）

やっとこさ答えましょう。Innocent Blueさんから受け取ったミュージックバトン。
いやあ、バトン受け取ったのに、走らないこと、走らないこと。
さくさく行きましょう。

1.コンピュータに入っている音楽ファイルの容量

　musicフォルダは18.7ＧＢ（20,164,573,331バイト）。
　ＨＤ全体の容量は146ＧＢ。
　残り1.4ＧＢ。
　何に圧迫されてるんだろう？

2.今聞いている曲

　21世紀音頭（THE HIGH-LOWS）。
　でもパソコンしているときって、思うほど音楽流れていない。
　全体の半分くらいか？
　ＣＤプレイヤとかが部屋にないんで、コンポ化してます。

3.最後に買ったCD

　たま「ひるね」
　ゆらゆら帝国「sweet spot」

4.よく聴く、または特別な思い入れのある5曲

　選べませんですた ○|￣|＿
　保留。
　なんか色々見つめ直すみたいで、選ぶのが少し楽しい自分も居る。

5.バトンを渡す5人

　前回と同じく。
　・s k y w i n g 　（タナケン）
　・Munraa's HP　（peacestar）
　・何似在人間？　（ぱぶろっく）
　・月に照らし出される場所　（オレっち）
　・Hata.net　（Hata）
　・東京通信　（府内源）
　・Distortion9　（JIN）

　

八月四日（木）

今日の話。

ふらふらしながら自転車を漕ぎ、バイトに行く。
遅刻寸前なので慌てて着替えなくちゃいけないのだけれど、内蔵が謀反を起こしている。
気持ち悪。
灼けて擦れた声で、おはようございまーず。
手を洗うとき、左腕の裏側にちくちくするような痛み。
見ると、擦り傷が生まれたてのカサブタに覆われている。
触ると、やっぱりちくちくして、水に晒すとひりひりして、
なんだか笑えた。

昨日の話。

お風呂上がり、二十二時頃、西川から電話が入る。
また小学校に筋トレでもしに行くのかと思いながら、電話に出ると
「今夜は飲みましょうか」
と。

拙者は翌日、つまり今日も八時間労働であるので、うむむと悩んでおったのだが
「うむむむむむぬむぬむー」
「はっしー（橋本）がね、あと一時間半で二十歳になっちゃうんだよ」
「飲みましょう」
と。

そんなこんなで、また集まっちゃったわけです。

橋本の家の前に行くと、既に二人組みが。橋本と西川だ。
僕はドラマチックに自転車から飛び降りて、
金属とアスファルトが擦れる耳障りな音を背後に、勢いそのまま橋本の前に走り寄ると
「誕生日おめでとう！」と電車男の初版本をプレゼントしたのでした。

多少興奮気味に、謎の盛り上がりを見せる二人。
聴いてみれば、なんでも仮装テニストーナメント、なるものが九月に東京で開催されるらしく、
橋本はそれに電車男のコスプレをして出場するという。
ナイスタイミング！

ローソンでいいちこと午後の紅茶と缶ビールを数本買った。
ローソンでは偶然、青木が働いていた。
なんたる偶然。ナイスタイミング！
奇しくも昨年の素敵飲みメンバーが、ローソンに集う。
福井は和歌山で、藤田は横浜だが。

そこいらの公園へ向かう。
特に過剰な盛り上がりもなく、叫びも何もなく、橋本はその名も知らぬ公園で二十歳の誕生日を迎えた。
二十代最初の言葉は「終わってもたー」だった。
三日前に酒で吐いている僕は、二杯で気持ち悪くなり、
ちょっと心配されたのが悔しかったからブランコの柵で倒立しようとしたら
そのまま崩れ去り、左腕を擦り剥いた。

釣具店の駐車場に移動し、和気あいあいと、いいちこの午後ティー割りを飲む。
黄金比は８：２。僕らは生きていける。
橋本は「いいひと」であることの苦悩を語り、
西川はいつも通り女性の胸のサイズやメル友とかいう生物の話をして、
僕はマイラバーとの馴れ初めやらを惚気てみせた。
会話は飛び、浮遊して、哀愁を滲ませた小中学校の話になり、
三人を世界の中心から外れたロマンチストに仕立て上げた。
お見事。

酔いどれたまま再びローソンへ向かい、仕事の終えた青木を回収。
青木は、いつのまにか内定を貰っていたらしい。
絵に関係しながら食っていくことができるようで、本当に良かった。
ハロープロジェクト、でしたっけ？モーニング娘とかの。
あれの分派の何かのイメージキャラクターの募集の選考に受かっていて、
それがネットで見られるらしいのだけれど、失念した。
特に探す気もない。本当に良かった。

素敵な会話が沢山あったのに、思い出せない。
でもきっと、記憶している。
思い出せることはないだろうけれど、
どこかに、記憶している。
それでいい。

午前四時、お開きとなる。
もう手持ちの煙草がなかった僕は
ふてくされて、そのまま寝てしまう。
翌日、臭い体で遅刻ぎりぎりにバイトに行くことになるのだけれど、
それは今日の話。

八月三日（水）

登校。いっぱい歩いた。

駐輪所を更新して、財布をふと見やれば、おろろ、金がない。
昨日はお出かけしたので、確か朝にお金を卸してー…あれ？
と一瞬疑問に思うも、やはりそんだけ使ってる。借金返したんだっけ。
で、また郵便局へと。

イヤホンが壊れた。
又の部分で二つに分裂するという、爽快な壊れっぷり。
この際なので、前々から目を付けていた組長イヤホンを購入すべく、お願いＡＭＡＺＯＮさーん。
あ、そういえば次にＡＭＡＺＯＮ使うときに一緒に買おうと思ってたもんがあったんだっけ。
Grasshoppa！のＤＶＤ。
バイトをしているときの拙者は無駄遣いの免許皆伝であるので、超強気状態。
まとめ買いじゃーい。と意気込み、鈴木いづみの本もカートに放り込んで、ふと気付く。

初任給が入るのって、28日なんですよね。
携帯代も引き落とされるんですよね。
今、夏休みなんですね。

ご利用は計画的に。
約二日後には、イヤホンだけが宅配便で届くのだ。
そして拙者はこれからのバイトの休憩時間を
自転車で家に戻って
タダ飯をかきこんで
また自転車に乗って
働いて、って。おい。

給料日まであと二十五日。