七月十四日(木) 僕は人並みに自分大好き人間であるので、自分の日記を振り返ってにやにやと感傷に浸ったりもするわけですね。昨年、五月前半の日記を読んでいて、ああなんだかあれも青春なんだなぁと一人にやにや。一人で青春。あの時期の僕らは明らかに異常ですね。イベント過剰に、生活過剰。後に密やかにFLASHにもなったガスト伝説も、あのとき達成されたものでした。五十円で購入した一銭硬貨は、今も財布に入ってる。本気でね、3年くらい前の出来事に感じてるのよ。濃すぎる。しんどすぎる。ああいう時期があって、ほんとに良かった。 あの頃、どんの家に泊まった翌日に、そのままの服装で撮ったスピード写真が、学生証明書に貼られている。そのせいで僕は、学生証明書を見るたび妙な感触を味わうハメに陥っている。歯痒いような、歯が浮くような、どうしようもなく情けなくて、どうしようもなく惨めで、馬鹿みたいに感傷的で、それらを誤魔化しながら何かに必死で、眠るたび死んで、どうにかしてスマートに足掻くことはできないものかと試行錯誤している、そんな感触がふと過ぎり、少し死にたくなる気持ちと、少し生きたくなる気持ちを、同時に感じる。たぶん、また髪を茶色くしたって、どうやったってあの色は出ないと思う。理由はないのに、自信を持って、そう言える。一人の青春。一人で青春。青いなー。窒息しそうだ。 あー、ファミレスで夜を明かそう計画、まだ実行されてないなぁ。 終電を逃し、やもを得ず適当な店で朝を待ったことは、あれから幾度となくあったのに。 忙しさに助けを求めていたから、いくらでも走ったし、いくらでも歌ったし、いくらでも呑んだ。さあ、既に助かってしまっている俺は、今、どうするべき? 会いたいのなら、会えばいいと思う。 というか、それしかない。 |
七月十三日(水) LINUXのインストールやらLANの設定やら課題のXWindowプログラムの解読やらが怒濤の勢いで進み、平行して中間試験の再テストやらTOEIC対策の勉強やら、なんかよくわからんが線香みたいだったやる気がここに来て酸素に満たされた瓶の中に突っ込まれて激しく燃え盛ってる、みたいな、そんなこんなで、バイトを探しているという自分の置かれている状況すら忘れておった、みたいな、みたいな感じぃ? みたいな? ゲロゲロ。 スターウォーズっていうとEP1しか見たことなかったんですけど、ここのところ民放各社が「これ見て予習して劇場に足を運びやがれ」とスターウォーズばっかり二日おきくらいに放送しまくりやがるので、僕はすっかり騙されて、しっかりちゃっかり全部見てるわけですけど、ああ、今俺は時間を浪費しておるなぁ、と、そんな感想しか持てなかったのは、英語の単語帳を購入して、それだけでそこに載っておる単語を全てマスターした気になったような、そんな感じぃ? 不毛である。不毛な僕は劇場ではなく学校内、大谷研究室へと足を運びEP3を見せてもらうのでした。ええ、劇場公開前に流出して逮捕騒ぎにもなったEP3(雄志による字幕付き)が、6月某日の時点で持ち込み、コピーされちゃって、しかもデスクトップに堂々と安置されちゃってるもんだから、それを授業の合間にJリーグチップスなどをべりぼりと貪り食いながら安穏と鑑賞しておるような学生生活です。 本。 『トリツカレ男(いしいしんじ著)』を読んで、泣きかける。具体的にエピソードを語ると、電車内で読んでおったところ、山場で下車駅に着いてしまい、もうこんなもん知るかどうにでもなれ、と、下車せずに腹をくくり読み切るまで電車に居座り続けたりしておりました。 『精解サブカルチャー講義(阿部嘉昭著)』は、内容は硬いんですけれども中身は実に興味深く、ていうか表紙絵からやまだないと氏、章ごとの副題に至っては『企画ものAVは現代社会特有のシステマティックで多型的な悪を性愛とともに映し出す』『やまだないと「エロマラ」ではビニール越しに性愛が死のように静かに模様化される』『浅井健一の散乱的な歌詞世界では最終的には場所のみでなく人間や記憶すら廃墟になっていく』等、結構深く考察しているようでいて実は公開オナニー、ていうオチなんですが、一つの見解としてはとても楽しめた。 次、映画。 『書を捨てよ、町へ出よう』と『リリィ・シュシュのすべて』のみ。前者は、僕みたいな者には圧倒的すぎて、ちょっと怖くてコメントが出来ない。「面白い」と「趣深い」の中間。でも「興味深い」ではないの。ピッタリくる日本語がないんです。衝撃と破壊力だけは確か。でも、それすらも否定されちゃうから行き場なくす。オリジナル、書籍版の方はちょっと苦手。寺山修司は他は好きだけど文章だけが苦手。 後者は、良い評判は耳にしていたのだけれど、理由あって無理だった。損してると思う。でもその損は、自分の体験がために代替のごとく引き抜かれた、ある種当然の損であるので、まあ甘受するしかないんだけれど、ああ、損だー。 あとラーメンズの舞台を三つほど。 こうしてみると、ほとんどの時間、何らかのディスプレイ眺めてるなぁ。何もしていないのに電話中にこむら返りになりました。 ライトセイバー → ビームサーベル ダースベイダー → ダークセイバー C3PO、R2D2 → P3CO、RQD2 人形ヨーダ → 緑のET 「お前の父は私だ!」 → 「お前は私の父だ!」 等々、微妙に間違ったスターウォーズ知識だけが増えていきます。何故なら映画見ながら所々寝るから。お前は私の父だ! |
七月九日(土) これ見てきた。 ロマンチック街道が動く歩道だったら ちょっと台無しだけど 楽しそうだ テンションって、上下だけだと思ってる? 左右にも動くこと 奥行きだって、この通り それは知ってた? そもそもテンションなんて こんなに不確定な ないと思えば 定義すらなくなるでしょう スタンドを上げたら濡れたサドルにまたがる 爽快さ 腰痛防止の鯉のぼり めでたい僕のコングラチュエーション 明日の君をトランスレーション ウイスキーのボトルで撲殺 琥珀液が血と混じったらどうなると思う? 今晩二人で試そうか どうやら君は僕にしか見えないみたいだ そうだな T字剃刀にまつわるエピソードはいかが? セカチューより笑えて 笑っていいともより泣ける 恋愛滑稽感傷興奮エピソード もちろん夢オチさ 僕は君にしか見えないみたいだから いいだろう? もちろん夢オチさ |
七月八日(金) たまたまテレビの前を通ったらスターウォーズがやってて、ヨーダが鬼のように強くてびっくり。伊達に緑色してない。老いぼれが。ビームサーベルかと思ってたらライトセイバーでびっくり。特に感想はない。 飲まなくて済むのなら、お酒なんて飲まなくていい。 酔う理由がないのなら、自分に甘えることもない。 でも、底に名目が沈んだ酒は、美味しくないね。 悪酔い。 17才だったあの娘は 切なくなりたがっていた 制服から死の匂いを発散させ 厭世、達観を装いながら 思い出したように、むだ毛を手入れした わざと雨に打たれて 濡れた前髪の奥 隠れながら 柔らかく でもぎこちなく 笑ってみせた 不器用に世をあざける 他とは違う自分 に、ときどき、うっとり たまにゃ、ずっぼり サブカルチャーが好きで 自殺未遂が好きな 普通の 普通な 女の子 セブンティーンガール だった |
七月七日(木) 月曜はお泊まり。ららーこんな素晴らしい世界がーらららー。 人類最大にして最強の敵“めんどくさい”に打ち勝って 立派な大人になりたいなぁ〜 頑張らなきゃなぁ〜 あああバイトが決まらぬのよ。家庭教師は思ったほど稼げぬし、たりら〜んと突っ立っておるだけの写真屋店員などにも引かれたが、自宅近辺の店舗は閉店時刻が鬼のように早い。ていうか八時て。なめとんか、と。放課後から日付が変わる時刻まで働きまくったあの経験が、ここにきて足を引っ張ります。確かに、遅い時刻までやってる店で働こうと思ったら、飲食関係ばっかりになるんよねー。ビデオ屋あらへんし。ああ困り申したのう。 なんて感じで、のらり〜んと暮らしておったら、とうとう指導教官に怒られる。ああ、困り申したのう。 最近見つけた素敵な奴 ああ…キュートすぎる。買おうかなぁ。っていうかそもそもロシアポップって売ってるの見たことない。こういうときに収入があったら即決で注文できちゃうのになぁ。働くぞこらー。おらー。ぼらぼらぼらぼららぼらー。 拙者はあまり音楽をジャンル分けて考えないので、「そなたはどのような音楽を聴きますのんや」などと問われた際に非常に困ること山のごとしであるのですが、じゃあジャンルで考えよう。なんてーわけにもいかず、というか単に自分の聴く音楽がどのようなジャンルに属するのか判らぬわけである。なんでもかんでもロックって言っておけ、みたいな風潮がありますね。 そんなわけで、リッチマンなときに購入したHD音楽プレイヤーなるものの中身をぐるぐるとかき回しながら、ぼんやりと自分の嗜好音楽ジャンルというものについて考えていたわけですね電車の中。まあ結論を言ってしまえば、これまた、ジャンルが判らない、ジャンルに関する語彙がない。 っていうかそもそも、ナンバーガールもよくわかんないんすよ。あれは何だ。ロックでいいのか。いや、もちろんポジティブな意味で。たとえばパンクはロックの派生、つまりパンクはロックに含まれると考えていたんですが、ああ、こんなん言うと誰かに怒られそうで怖い。 答えを下さい。 語彙がないなら造ればいい。 「どんなジャンルの音楽聴くんですかー?」 「内蔵鳥肌とか、チュミッセとかかな。ポンピーも聴くし」 なんでも聴くよー。 って何でも聴く奴なんているかいぼけー。ぼけぼけぼけぼらぼらぼららぼらー。 っていうのを全て含めて、明るく壊れてる系の楽曲がたまりませんな。 AKIRAのサントラとか、民族調で、こっそり凄い。 |
七月三日(日) さっき久々に体重を量ったら、なんかすごい、数ヶ月前よりも3キロぐらい落ち込んでおり、ちょっと自分で引く。21時の時点で朝からパン二つとヨーグルトしか口にしてなかったことを計算に入れても、まあ休日なんていつもこんな感じだし、なんじゃこりゃあ、ですよ。体脂肪率に至っては、怒濤の11パーセントに。何故に引きこもりでニート予備軍な僕の体がこんなにも運動仕様になっていきますか。 具体的には49.8kgとの表示であったので、これはしめたものと思い、炊いた白米と緑茶を混ぜたものを大量に掻き込み、いざ再び、電子体重計測装置へと。うむ。51.6kg。いやこれはこれでおかしいだろ。何が悲しくて白米を約2kgも食するというのか。2kgっていうとあれですよ、2リットルのペットボトル、丸々一本分だ。重。なんだこの機械。俺のこと嫌いなのか。 かくして拙者は己の体重を50kg代に押さえ続けるのであった。あれ?体脂肪率は? これ行ってきた。ダムタイプが見たかっただけですけど。アートな人たちが、ダムタイプ見たさで集まって、結果的にHIVの存在に触れる。まったく、主催者側の思う壺である。それが少し微笑ましくもある。 王様はロバ、というマンガがある。僕らが小学生の頃、94年くらいだろうか、少年ジャンプに連載されており(今で言うジャガーさんの位置)、まあつまり僕はこの漫画に大きく感銘を受けたわけであるのだよ。94年って言えば、ドラゴンボールやら幽々白書やら、スラムダンクやらダイの大冒険やら、そんな時代で、王様はロバはかなりの異色だったように記憶している。っていうのは、この漫画は、シュール系だったの。今だから「それがなんやねん」ってなもんですけど、当時の僕は8、9歳。衝撃ですわよ。熱血戦闘漫画を読み切ったーあー来週どうなるんだろとか思ってたら、いきなりシュール系。そんな、シュール系って言葉も生まれていなかったと思う。それに近い漫画はあったんだろうけれど、とにかく僕はそれが最初で、衝撃で、マサルさんよりも判りにくい生まれたてのシュール漫画にニヤニヤする9歳児となってしまったわけですわね。 前置きが長くなったんですが、つまり言いたかったことっていうのは、王様はロバの一説にあった言葉。 「騙されてるんじゃない。騙されたいんだ」 深い。深いです。男の悲しみが後からじわじわと尾を引きますね。キャバクラ帰りでしょうか。て、そうじゃなくて、なんていうかこの言葉が、もうむちゃくちゃ色んなところにも応用できて、ていうかこの言葉だけで世の中表せれるんじゃないかって思うくらいなんですけど、あれです、ここまで書いておいてなんだが、ああ、まとまらないやこれ。保留。 困ったら投げ出してしまえることが、文章や映像に関しての僕の強みであり、弱み。 思い出は全て、記憶しているが 記憶の全てが、思い出せるわけではない。 |
七月二日(土) 禁煙六時間目。 さっさと寝ます。 眠っている間だけ、時間が定義通りに正しく経過する。 そう、眠っている、 意識を失っている間だけ。 意識がないと、 全てが正しい。 眠りたい、ということは 意識をなくしてしまいたい、ということ。 僕らは生きるために眠らなきゃならないんだけれど、 そのために、短い死をインターバルとして挟む。 きっと、起きている状態こそが異常であって、 眠っている状態、 意識のない状態の方こそが、正常。 イレギュラーな生を保守するために、 申し訳程度の死をトッピング。 不安定な生を、コントロールしきれないから。 コーヒーに落としたミルクみたいに、 ゆるゆる、拡散してしまう。 たまには死なないと 生きていけないんだろう。 ああ、今日も、 おやすみなさい。 |
七月一日(金) 七月ですよ、もうちょいで七夕ですよ! 七夕と言えば毎年恒例のアレです、アレ、うん、思い付かない。つまり拙者は数ヶ月待ちに待ちわびた週末という奴がやって来るので早速酔っぱらってるわけですが、なんだ、あれだ、お酒があるから酔うんだよ。お酒がなけりゃあお酒以外に酔うんだよ。はい、冷まして来ます。 冷ましてきた。そうなの七月なの。いつになくテンションが高いのも七月だから。外は大雨だから部屋が片付けらんないのも七月だから。成績を知りたくないがためにここ二週間ほど担任から逃げまくっている学園生活を送っているのも七月だから。っていうかそもそも今週あんまり学校に行ってないのは何故ですか。ファッキンロール! アイワナビーソービューティホー! 冷やしてきます。 冷やしてきた。あああ身体が順応しない。一ヶ月ほどあの見えにくい文字サイズでちまちまと書いてきたのでこのサイズに順応しない。順応する、という単語は今日の英語の時間で出て来たのに思い出せない。そもそも日記ではなく日々想うこと、つまり日想というカテゴリでこうして書き連ねて気付けば四年余月、そんな毎日いろいろと考えているわけではないので、っていうかむしろ僕の考察量なんてものは人類平均値を大きく下回っているであろうこと山のごとしであるので、もうさー、その日にあったことちまちまと書かないとループしちゃうんだよねー何もかもが。同じ思想を連ねたって仕方がないのにナァ。 ええんちゃうんループしたって あ? ええの? うん 別に なーんだ別にいいのかー。といった脳内会議の元、やっぱりそのまんまやるしかないよなぁという諦め前向き思考。それにしてもあれです。やけに管理人本人のプロフィールが詳細に書かれているHPってありますよね。あれはどういうことでしょうか。自己顕示欲、とは上手く言ったものです。つまるところ、自分を知ってほしい、自分を見てほしい、そうすることで自分を確固たるものであると再認識できるという幻想を見たいんでしょうか。googleさんの打率も下がる下がる。こういうのもエントロピーの増大と云えるんでしょうかね。 自分というものを主張することで、ある局面においてのエントロピーが増大していく。皮肉な。しかしこの文句が大抵の事象に当てはまってしまうこともまた事実であり、抜きん出たものは集合することで逆にエントロピーを増大させていきます。 お前エントロピーていう単語使いたいだけとちゃうんかと。 意味判りにくいしカタカナだし知的な響きだし、なんとなく格好いいなあってだけちゃうんかと。 大切なのは客観性とその自覚です。「俺はこんなこと言ってるけど実は自分で自分のこと客観視できてるし、俺のこと、こいつオナニーバカだなーだなんて思う奴がいたとしても実は本当に判ってないのはそいつの方で、はっ、俺はちゃんと俺が見えてるんだよ、ただそれを自覚しながら、全てを内包する形でこんな自分を楽しんでんだよ」なんて考えは、文字にすればただの愚か者の独りごちですが、本人にしか見えない形で誰にでも起こっています。彼のことを外部から見てみると、当然そのような思考は一片も伝わっては来ず、単なるオナニーバカに映るだけです。つまるところ彼は客観視ができていないという、前提のすげ替えが発生します。彼の視点は、自分を出たところで満足してしまい、他人にまで届きませんでした。それは客観視とは言いません。路駐している車の窓ガラスで前髪の具合を確かめているだけです。ああ! そんなこと言ってたら本当に酔いが醒めてる! うひゃあ! カバラ数秘術 ◆あなたの誕生日 1986年 3月 9日生まれ 19歳 ◆あなたの誕生数 9 (深い人類愛と知恵の教師) ◆長所 包容力、奉仕、同情、自己犠牲的、情緒的、正義感、博識、敏感、芸術的 ◆短所 複雑、分裂的、利己主義、虚栄心、強情、感傷的、不安定 ◆備考 神秘的で個性豊かである。 ◆あなたの姓名数 4 ◆あなたの印象 まじめで努力家だ。正確さと規律性に優れる。エンジニアなどに向く。 ◆外面的願望(子音数 11) 理想を実現したい、能力を限りなく発揮したい ◆内面的願望(母音数 2) 愛されたい、安全でいたい、守ってもらいたい、隠れていたい ◆右脳型(直観的)か左脳型(論理的)か 5 : 13 -- かなりの左脳型 ◆行動型か思索型か 13 : 5 -- かなりの行動型 ◆熱中型か分散型か 9 : 9 -- どちらともいえない そうだよオナニーバカだよ! むしろバカオナニーだよ! |