5月15日(San) チンーコ! (ラテン系) チン! (効果音) ティン! (ふかわ) ペニス (生々しい) ペニ (ちょっと可愛い) チコーン! (だんだん可愛くなってきた) ピコーン! (著・舞城王太郎) メコーン! (何か凹んだ) サコーン! (左近がやられたことによる右近の叫び) はきゅーん! (いまいち) チン……コ? (何と間違えたんですか) 等々の右往左往を繰り返しながら最終的にチンコにたどり着いたのでありました初めまして。「キャリア・マム」とかいう謎のママさんサイトから封筒が届きまして、なにやら、当社のキャンペーンで貴様が送りつけてきやがった「届かなかったラブレター2005」を新風社から本にするかもしれないので横流しとかしちゃう感じなんだけどいいよねいいよね許せや社会不適合者! とのこと。ははは。電波少年か。何卒ご穏便に。 受験日まで丁度一ヶ月ということで、そろそろ怠惰期間も飽きてきましたし活動し始めるかーと一念勃起し、取り出したるはC言語入門、むむむ、アスタリスク(*)が肛門に見えよるわ。愉快、愉快。などとやっておるうちに気が付けば夕刻、何故か拙者は要塞の向こう側に居るドイツ兵に向け手榴弾を投げまくっておる。どういうことかこれは。はい、ネットゲームです。二十分にも見たぬ試合で十数回死によるわ。うはは。メインサーバーが外国であるので、命令等も異国の言葉でわけがわからぬ。アニダメデ! アニダメデ! という呪文がよもや「I need a medic!(衛生兵!)」という意味であると気付いたるは時既に遅し。ええい、異国の言葉なぞ喋りおって。と憤慨した小生は、mele kande sine と皆に向けメッセージ。やはりローマ字では誰も反応しおらんのぅ。通訳は、ローマ人はおらぬのか。ふむ、おらぬか。嘆かわしい。というか拙者、先程から殺され放題、良い鴨であるのか。気に食わぬ。気に食わぬぞ。Remenber Pearl Harbor ? と送ってみるに、ボイスチャットなる機能が屈強な異国人の声で「Hahha!」と告げたのでありました。ちょっと嬉しい。 |
5月14日(Sat) 僕はマサヨシですが山崎ではないのでお家に帰ってもシチューは食べません。スマップに曲も提供しません。名曲と謳われる「One more time, One more chance」はそれほど歌いたくもありません。同様に、僕はマサヨシですが真下でもなければ交渉人でもないので、湾岸署には出入りできません。ユースケ・サンタマリアは大好きです。わざとああいう演技なのか、それとも狙って劇中の役を自分に引き込んでいるのか、どちらにせよ好感です。でも僕はマサヨシではありません。いや、マサヨシです。僕らの足跡はマンモスとは違い石にもなれませんが、それでも何かできれば良いなと思います。あーいいこと言った。今日はやる気ない。 シ リ ー ズ ア ラ イ グ マ 出撃要請のサイレンが鳴り響いて3時間、教室にぽつねんと残された僕は一通りの暇つぶしを一通りやってしまい、しょうがないので散歩にでかけることにした。まずは司令室。 「ういーっす」 「あ? 何してんねんなお前。戦闘中やで」 「いや、僕無職なんで」 「ああ、そっか」 「戦闘ってどこでやってはるんですか?」 「今? 体育館付近でM科と交戦中やけど」 「ありがとござっしたー」 散歩終了。体育館といえば校内でも端の方に位置しているので、まあ大丈夫だろうと腹をくくって、いや、別に腹なんてくくってないんだけれど、とにかく僕はいつものように喫煙所に向かうことにした。 いつものように人通りのない廊下をだらだらと歩く。階段を上がるとすぐ左手にある喫煙所は、いつだったか蛍光灯が切れて、まあ換える人なんて誰もいないし不便でもないのでそのままになっている。て、あれ? 電気付いてるじゃん。誰かいるんかいな。 ガラガラガラガ と扉を開けた僕の目に飛び込んできたのは、サバイバルゲームみたいな格好で喫煙所の窓辺に座り込んでスナイパーライフルを構える男。の、ゴーグルと目が合った。なんやのあんた。けったいな格好でなにしてまんのん。思うが早いか、男は目にも映らぬ動作で腰のあたりからハンドガンを取り出すと僕の方に向けてパン! パン? 「当たるがな!」 なんて間の抜けた抗議をしながらも、僕はしっかりと本当に身体に穴が空いていないか確かめる。死んでるのに死んでないなんて、そんなのちょっと困る。幸いにも僕の身体は元気100%であるようなんだけれど、背中を確かめようとして振り返ったとき、顔から僅か数センチ右にずれた壁に銃痕を発見してちょっと焦る。 「わざと外した。誰だ」 サバゲー男が抑揚のない声で問う。なによこの人。 「無職です!」 テンパってる僕はテンパった答えしか返せない。ああ、今、顔とかむちゃくちゃ赤いんだろうなぁ、恥ずかしいなぁ、だなんて意味のわかんないことも考えちゃう。 「ここでなにをしている」 こっちのセリフだよ。だなんてこと言えるわけなくて、というか、サバゲー男がなにをしているのなんてことは明らかで、喫煙所の窓は体育館方面を向いていて、そこではC科とM科が戦闘中で、彼はスナイパーライフルを持っているのだ。なんやねんな、もう。 「煙草を吸いにきました」 「ああ?……そうか。じゃあ出て行け」 「おじゃましましたー」 喫煙所内では人を殺せない。 サバゲー姿のスナイパー、というのはこの高専戦争内でも有名な人物らしく、なんでも彼の姿を見て生きている奴はいない、と伝説化しているらしい。ということを後日、司令室の雑談で耳にした。彼は戦前のあだ名から「スナイパー・卍」と呼ばれているらしい。卍? なにそれ? ナチ公? 喫煙所を追い出された僕は、仕方なく三階に位置する喫煙所の窓の下で、ぼんやりと煙を薫らせた。ああ、スモーキンクリーン。上から時折聞こえるパスパスというサイレンサー付き発射音も、一度鳴る度に一人の命が失われていると考えればなんだか感慨深い。やっぱり人類、絶滅するんでない? 足下の吸い殻を踏み潰して、小心者の僕からせめてもの仕返しに、喫煙所の窓に向かって手榴弾を投げ込んで、それから気付いた。喫煙所使えなくなるじゃん。 ドーン そんなことがあってからも、やっぱりスナイパー・卍の噂は衰えるところを知らなかった。なんでも1024発の銃弾を食らっても生き延びただなんて噂があるくらいだから、手榴弾くらい蚊に刺されたようなもんで、結構元気にパスパスやってんのかも。校長室からパスパス。女子トイレからパスパス。ああ、喫煙所破壊損。 |
5月13日(Fri) やるべきことはたくさんあるのにやる気が起きない。こんなときは、つまり、やるしかない。経験上、やる気というものはとにかくやることでしか起きないので、やっぱりやるしかない。でもそれすらもやる気が起きないという府抜けた精神状態であるので12時間半睡眠などもやらかすわけである。町田康の小説作品を読みながらINU(町田康=町田町蔵のパンクバンド。声小さい)の音楽作品を聴くという贅沢。カレーで胸焼け。むはは。 最近は全ての女性がレズビアン、よくてもバイセクシュアルに見えてしまうという類い希な状況である。そんな自分を疑いもしないという状況が一番の問題であるということが自覚できておるので、きっと大丈夫だ大丈夫だと言い聞かせつつも、ああ、いついつから小生の狂ったふりは「ふり」でなくなったのだろうか。たまは天才だと思う。あと松尾スズキとジミー大西と板尾。デヴィット伊藤はどうだろう。彼の作ったラーメンはさほど食いたくもない。イギー・ポップほどではないにしろ。BJORK(ビョーク)は普通読めないと思う。冗談か。ビョークばかり聴いているとジョーカー(B・JORKER)になってしまうというレトリックか。スペリングが違います。竹内結子のアナルに上半身が吸い込まれて、でも意識は下半身にあり、その映像が外側から見えており、竹内結子に内包されながらもそれを更に内包する形で拙者が存在しており、最も内側の拙者は死に物狂いで竹内結子のアナルから抜けだそうとしている、という夢を三秒ほど見た。夢の中ではそれだけの情報量がものの三秒で理解できる。夢住人から小生への皮肉だろうか。残念ながら黄泉返りは結構好きです。 |
5月13日(Thu) 「女性器みたいで、かっこいいだろ?」 「笑えへんて」 「君と僕の壊れた世界」は、妹萌え物だったので無理。読まずに食べます。「インヴィジブルモンスターズ」は、これもやはり壊れすぎていて無理。あれは邦訳が駄目なのかね。多言語に訳すことで失われる物っていうのは、確実にある。僕みたいな小説にドラマ性を求めていない人にとっては、それが耐えられないので。「ロッキン・ホース・バレリーナ」は凄かった。「リンダ・リンダ・ラバーソール」を書き上げたことで、大槻ケンヂは何か変わったような心地がする。グミチョコ、リンダで共に痛みを植え付けられた僕は、ビクビクしながら読んでましたけど。彼の書く小説に何故自分が感銘を受けるのか、自覚できている。だから他人に勧めることはできないし、きっと本当は面白くないんだろうと思う。でも彼の小説に過剰に反応しちゃう種類の人間って、いるんだよ。素晴らしいね。「人間は、爪先立ちでグラグラしてるときだけ、本当のことを喋れるんだよ」と言った町子(ゴスロリ)を不覚にも可愛いと思ってしまう瞬間があった。無念。わいの負けや。 受験に対しての危機感を覚えつつある貴重な期間であるので、ちょっと潜ってます。携帯日記(右上 memoの項)とか更新するからさ。 |
5月9日(Mon) 検索ワード『感覚基地』で当サイトに飛んで来た方がいらっしゃいます。すげぇ! っていうか、いつの間にか登録されてるのね。ソース→■ オフィシャルサイト(?)の拙者の自己紹介文から迷い込む方もいらっしゃるようで。ああ。そうですね、結婚しましょうか。 大槻ケンヂ著「ロッキン・ホース・バレリーナ」 西尾維新著「君とぼくの壊れた世界」 町田康著「へらへらぼっちゃん」 チャック・パラニューク著「インヴィジブル・モンスターズ」 などの魅力的なラインナップが続く。なんか全体的に壊れてる。清涼院流水は、設定は好きだけど冗長過ぎていまいち好きになれない感じでした。 |
5月8日(Sun) 午後の部。 はい、感覚基地活動。略して感活。感じる、さんずい、舌、です。ちょっとやらしい。 高専戦争はオリジナルがSky-Wingにて公開(後悔)されております。 シリーズアライグマはテキストの2004−2001の項にありますが、さほど内容が繋がっていないので、ああ、やりきれぬ。 |
5月8日(Sun) 午前の部。 久々の本家 シ リ ー ズ ア ラ イ グ マ 喫煙所で紫煙を薫らせていると色んな人に出会う。 「自分、何科?」 男は煙草のソフトケースから一本飛び出た煙草を差し出しながらこう話しかけてきた。 「あー、えっと、化学科? です。C科ってやつ」 「ふーん。俺はE科」 E科っていうのは何の略称だろう。化学科の仲間として受け入れられたとき、副隊長だと名乗る男に各学科の説明を受けた。そのときになにやら現在の戦況や勢力について講義された気はするんだけれど、ほとんど覚えていなかった。Eだから、エレクトロニクスとかかな? ああ、電気。なんだかそんな学科があったような、なかったような。 「というわけで、火ぃ貸して」 隣に座った先程の男が咥え煙草で言った。 僕が苦笑しながらライターの炎を差し出すと、男は眉をしかめながら顔を火に近づける。 喫煙所は高専内のほぼ中央に位置していた。つまり激戦区って言っても過言じゃないんだろうけれど、そこだけが戦争なんてものとは無縁のように、ぽっかりと浮いていた。 喫煙家にとって、喫煙所はオアシスであり憩いの家なのだ。また、喫煙所は兵器にはなりえないし本来の目的以外での使い道など皆無であるので、破壊するないし占領するだなんてこと誰も考えない、暗黙の了解のような空気を皆が自然と受け入れていた。 こんな状況で、煙草ぐらいどこで吸ったっていいんだろうけれど、みんな元ここの学生であったときの習性からか、いつどこで教師に注意を食らうかもしれないという暗示に取り付かれて、あるいは喫煙所という場所に何かを、激戦区にありながら浮き出た異空間のようなこの空間に何かを期待して、足を運ぶ者は多い。 僕の場合は単に、どこに化学薬品が転がっているとも判らないような学科で煙草を吸うのがなんだかとてつもなく危険なことのように思えたから、という理由に過ぎないのだけれど。 ぼんやりと黄色くなった天井を眺めながら、戦争内における僕の扱いってこの後どうなるんだろうなどと考えていると、男が出し抜けに 「C科はどんな感じ?」 と言った。 「いや、暇っすよー。僕、無職だし」 「ほーかー。なんや、情報でも聞き出せたらいいなぁって思ってんけどなあ」 情報? 聞き出していいの? 「あー、E科? は、どうっすか? 最近」 「こっち? いや別に。普通やけど」 男が、煙でも入ったのか、単に眠いだけなのか、目を擦りながら答えた。 「普通っすか。なんかほら、すっごい剣作ったとか」 「E−ブレイド?」 「うん、たぶんそれ」 「これ?」 言うと男は腰から缶コーヒーを二本重ねたような円筒の物体を取り出した。 「それ?!」 っていうか、そんな簡単に出しちゃっていいの? 「うん、これ。ほんまはこれちゃうねんけど」 違うんかい。 「これE−セイバーっていうねん。普通の電気剣」 「はえー。電気剣。電気剣?」 「ぶっちゃけビームサーベルやな」 「ああ、わかりやすい」 「E−ブレイドは、もっとこう、感情読んで変形したりすんねんけどな」 「うわ、すごいの作りましたねー」 「持ってへんけど」 「ああ、やっぱり数が少ないとか。ごっつい技術やから」 男は最後の煙を吐き出し、煙草を灰皿に投げ入れた。一拍空けて灰皿からゆらりと煙が上がるのを見て、 「水入ってへんのかい」 と小さくぼやいた。 「なんかな、怖いやん。感情読むとかさ。ごっついえげつない形なったらさ、仲間に見られんのいらんやん」 「はあ」 「だからあんまり使わんようにしてんの。旧式でなんとかなっちゃったりするし」 「へえ」 「ほんまは持ってんねんけどな」 持ってるんかい。 男がちらりと携帯を覗いて立ち上がった。僕の煙草はとっくに灰皿の中で消えてしまったけれど、なんだか立ち上がる気にならなくてその動作をぼんやり眺めていた。伸びをしながら出口へ歩き出し、形容し難い擬音語を吐き出すと、男は振り向きざまに 「自分、ここの人間とちゃうやろ」 と言った。 「いやいやいやいや、産まれてこのかた高専生ですよ」 なんつーことを言うんだこの人は。 「産まれてこのかた?」 「はい」 「子宮にいた頃から?」 「はい」 「ふーん。まあええや。俺もアライグマやし」 アライグマ? 何? こいつキチガイ? 「自分、ちょいちょいここ来るん?」 「あー、結構いますよ。無職ですし」 「ほーかー。そらちょっと楽しみやな」 「ははは」 「名前、なんて言うん?」 「……イチです」 「イチ。ああ、番号のイチ。そっかー、あいつ死んだかー」 「……」 男は腕を奇妙なふうに曲げストレッチをしながら、再び出口に向かい 「生きてたら、また会おうってやつやなぁ」 と呟くとそのまま出て行ってしまった。何なんだろう。この学校は奇人が多い。 僕はもうニコチンも摂取できたし喫煙所に留まる理由もなかったのだけれど、男のすぐ後にここを出ることがどうしてかこの場にそぐわない行動のような心地がして、椅子に深く腰を沈めた。自然と溜め息が出る。 灰皿に水を足そうかと思ったのだけれど、目に付く場所に水道がなかったので、やめた。 |
5月7日(Sat) 昨日よりたこ焼きパーティ勃発。夜行性の生き物が三匹でたこ焼きを100個食す。もう粉モノはいらない。あと、たこ焼きに蕎麦や糸コンニャクやチョコレートを入れることを、思いついてもやってはいけない。チーズにたこを包んで丸く焼き上げる新しい料理を創作する必要もない。胸焼けがします。酒灼けもします。たこ焼きを調理しながらも、実は焼かれているのは自分の方、というレトリックでしょうか。現在、今年最大級の筋肉痛に襲われておるのは食べ物の神様が与えた試練なのでしょうか。そんなわけないし食べ物の神様なんて、ましてや、たこ焼きだなんて半分冗談みたいな料理に立腹なさる神様なんているわけがない。そんな神様いたとしても、きっと先日のJR事故で天に還られたことだろう。と、酔いどれた頭で久々の深夜テレヴィジョンを眺めやりつつそのような不謹慎なことを考えていると、とうとう我慢の限界に達したか、神様が僕にお叱りを与えるため下界に舞い降りる。 (これこれ、たこ焼きで遊んではならん) え? 何か言った? (今すぐその竹串を捨て、敬意あるたこ焼き作りに励みなさい) なに? 私の頭の中で喋る貴方はどなた? (たこ焼き神じゃ) たこ焼きの……神様? (そうじゃ) ぷー! と言うが早いかテーブルに散乱する竹串の一本が宙に舞い上がり、僕の右手にぷしっと突き立てられた。カーペットに結わえ付けられた右手は全く現実感がなかったがこれは僕の右手であり僕の右手はこれ以外にありえないので僕は僕の右手が竹串でカーペットに結わえ付けられている光景を目にすると思わず「右手ー!」と間抜けな叫び声を上げた。すると背後に丸めてあった毛布がもぞもぞと動きだし中から黒川芽以が現れる。芽以ちゃん! 「どうしたん?」 いや、右手。これ。 「うわ! なにこれ! 刺さってるやん!」 うん 「なんで刺さってんの? 抜いて大丈夫? 病院行く?」 わかんない。抜かない。行かない。 「痛い?」 痛い 「これは? 痛い?」 痛い などと言いつつも僕は芽以ちゃんが毛布の中にいる理由を必死で思い出そうとするのだけれど思い出せないっていうか芽以ちゃんが僕の右手から真っ直ぐに起立する竹串をちょんちょんと弄ぶので右手がちょっと本気で痛い。竹串侮り難し。痛みに分断される頭で考えて考えて考えても芽以ちゃんが毛布の中にいる理由が思いつかないので、僕は直接尋ねることにする。 芽以ちゃん、なんでここにいるの? 「え? 私ここにいるよ?」 いやそうじゃなくて、どうして僕の毛布の中にいるの? 「あー、そういえばどうしてだろう。考えたことなかったからわかんないよ」 そっかー。じゃあ今考えてみて。 「うん。うーん。あ!」 わかった? 「んーん、わかんない」 そっか。 「ごめんね?」 いいよいいよ。ああ、可愛いなあ、もう。 っていうか芽以ちゃん、あんまり竹串いじらないでね。 「あ、ごめーん」 あんまりいじると、気持ちよくなっちゃうから。 「うん、わかった。でもちょっとだけならいい?」 うーん……ちょっとだけだよ? 「わーい」 それよりさ、たこ焼き食べようよ。 「たこ焼き?」 うん、たこ焼き。中身たこじゃないけど。 「食べるー」 あ、ちょっとそこのボウル取って。僕、ほら、動けないから。 「はい、どうぞー」 はい、どうもー。っていうか竹串触りすぎだから。 「だって可愛いんだもんー」 か、可愛いの? 「うん、なんかぴくぴくしてんだよー。かあいー」 じゃ、じゃあ結婚して! 「それは無理」 だなんて素敵体験があろうわけもなく、たこ焼き神の願いも虚しく、僕の胃はたこ焼きらしからぬたこ焼きで満たされていくのでありました。世の中の悪者とされてしまった喫煙者は他人の部屋でもベランダへと追いやられ、星を眺め、っていうか星なんて出てないというかむしろ雨降ってたんだけど、線路脇のアパートで蛍族を満喫しておったわけです柏原市。お腹タポタポ。 |
5月6日(Fri) テキスト更新。ついでにスタイルシートを整理して、アバウトやTOPなんぞも更新。 ・041:デリカテッセン ・043:遠浅 side A ・043:遠浅 side B 年頃の女の子は自殺未遂がお好き。 |
5月5日(Thu) http://www.shogakukan.co.jp/issatu/tosen4.html まあ、この奈良県にお住まいの○○さんって、本名丸出しで僕なんですけどね、ネタだからフルネーム丸出しで応募したら、見事に名字を削られました。アメリカンやね。前は気付かなかったんだけれど、よくよく見てみると、ページ下端から作品が公開されてるんですよ。 で、例のごとく書いた覚えのない文章が僕名義で採用されてしまっているわけですが、ああ、でも確かに、読んでてムカつくこの口調は僕かも知れない。家にドラえもん図書カード(千円)が送られてきたことから見ても、まあ僕なんでしょうが。どうでもいいですけど、「とても多くの考えるべきことを私たちに示してくれる」って、なんか英文の和訳みたいですね。 ちなみに僕はこの本読んだことありませんが。ええ、昔から読んだことのない本の感想文を書くのが得意な子供でした。さらりと採用されてしまっている辺り、どうやら新渡戸さんは海外からの評価が本当に高いそうです。どこぞの過去問に載るだけあるなぁ。すごいぞ稲造。行け行け稲造。僕らの稲造。うん、iPod欲しかったん。 |
5月5日(Thu) 独り善がりには限界がある。何が良いもので何が悪いものかの判断ならなんとかできるだろうけれど、何が良いもので何がもっと良いものなのか、という判断をしたい。悪意の戯れ、という言葉に敬意を表明する。気分を悪くしてください。 ギブミー! ギブミー! 叫ぶ彼はマジックミラーの向こう側 色黒の面接官が 彼女のお腹に手を当てた 精液の悪臭が部屋の隅に溜まる 他には何もない 悪臭だけが蓄積する ライターが暴発して中指を失った彼女は更に美しくなった その手の形 僕の首にピッタリ マジックミラーを殴る蹴る 自分の形が歪んでく 僕の腸をあげるよ 君の首にピッタリ あらゆる攻撃を酒飲んでかわす セックス メロンパン ロックンロール モノノケ姫とエヴァンゲリオンの上映期間が被っていて 並んだポスター 白抜きの文字 生きろ と 死ねばいいのに ポスターの前 二人の男女 幸せそうに 手を繋いで ねぇ どっちを観ようか? ニンフォマニアの少女 引き出し開き 楽しそうに 材料を詰め込む 生卵 アスピリン 南京錠 トイカメラ 猫の髭 従軍慰安婦のプロマイド ざっくり掻き交ぜ 引き出しを閉じ ほんわかぱっぱ〜 ふんわかぱっぱ〜 ド〜ラえ〜もん〜 少女は二週間後ATMの前で発狂 自らの服を引き裂き 身体を一通り掻き毟ると 耳 瞼 下唇 大陰口 を立て続けに引き千切り 咀嚼し 順番待ちの人々に 口移しで分け与えた 吐き出した男は 喉元を噛み切っておいた 体中から血を滴り落とす少女 未だ飽き足らず 先程の男が左眼 伸ばした爪先でくるりと器用に取り出すと 己のそれと交換し 眼底の中 くるくる回して楽しんだ 夕暮れ迫る街中に飛び出した少女 国道へ走り幅跳び 引っ越し屋のトラックと衝突 身体は百八のパーツに分かれ それが少女の最後となった その一部始終を納めたビデオ インターネットで大流行 忘れ去られるまでの二週間 少女の中身の その色は 数十万の瞳に晒され 白目の裏側に焼き付いた 美しい少女の姿 白目の裏側に焼き付いた |
5月3日(Tue) 人痴れず、テキスト追加。 ・ いやそれは無理 ・ 桃尻ライフ ・ 桃尻カウンターアタック |
5月2日(Mon) 感覚基地ミーティング。 バッド・エデュケーション観劇。 梅田ロフト7階にて、鈴木いづみとの衝撃的すぎる出会い。 ああ。心なしか最近、天才をよく目にする。 トイカメラに使われるようなフィルムは、普通の店で現像できるんだろうか? そういうのは、誰に聞けばいいんだろう。 僕はゲイじゃありません! でも何かの間違いで、そうなる瞬間、機会はあったかもね。 大阪の街を歩いておると、バインダを片手に持つお姉さんが 「はい、アンケートですねー」 と声をかけてくる。 「そうですねー」 そんな1日。 |
5月1日(Sun) ああ、そういえば、今年も吉野川行くつもりなんで、みんなよろしく。遊ぶぞ受験生、就活生共よ。前回、奇跡的にも二桁の集まりを魅せた吉野川流され大会(流されたいかい?)から一年、僕らは一回り大きくなってあの場所に帰らなくてはならないので、とりあえず僕はなんとかしてこいつを入手してみせます。射程12メートル・・・ふふ・・・。 |
5月1日(Sun) さあ、近年希に見る不気味なハイテンションです。外は雨。ここぞとばかりに怪しい雑貨屋巡りの旅(解放倉庫→東南アジア輸入服店→ビレッジバンガード)を決行しようと思っていたのですが、雨で諦めるほどの意志の弱さで今期もよろしく。「今後ともども何卒どうぞ宜しくお願い申し上げます候」っていうのは、英語でなんて言うんですかね。と、電車でぼーっとしながら不自然な首の角度で吊革を眺めているようなときは、だいたいこんなことを考えています。どういった心境の変化か、昨年末あたりから天皇陛下に愛想を尽かされたうらぶれ右翼のような矛盾エッセイ日記となりぬれておりましたが、どうやら僕の中でその文章を担当していた者がようやく発散し終えた(飽きたとも言う)ようなので、さあ元に戻るかとも思いつつ、考えてみますと元の形、テンプレート的な文体などはついぞ思い当たらない、そもそもこういった転機が定期的に行われているような節がありますので、まあ戻るでもなく進むでもなく、箱庭の方舟は、のんべんだらりと進むので御座いました。 正直なところを申しまして、ただいま過去の日記が非常に面白い。日頃あったことなど月に数えるほどしか記されておらぬどころか、その過半数が虚構妄想で固められた悪筆ではございますが、ああ、確かに私は生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて生きて死んだなんてこともなく生きて生きて生きておったわけであります。何が言いたいのか、などということは問題ではなく、ただ何も考えずに書き連ねておったらこんなものが出てきた、といったところでございましょうか。私はどうも、そういったものを大事にしたい派であるようなので、比較的自己満足、このサイトはオナニーサイトですが、もうあなたは「他人のオナニーを見たことがあるか」の問いにNOと答えることはできませんのでその際は「脳」とでも「膿」とでもお答えくださいまし。 具体的に申し上げますと、2002年度は若さと馬鹿さが微妙なズレの周波数を発しながらたまに共振しつつ突っ走っております。若さの成せる力か、この頃にテキストの新境地を「固茹で卵」等で切り開いておりますと思わせつつ、実際は改行を増やしたらそれっぽかったから、なんて理由を君と共有して二人毛布の中で千切って食べたいですね。2003年度は恋の病。存分にカオスっております。一言で申しますと、ウザイ。はい。そして来るは2004年。恋の病から「恋」の部分だけを抜き取られた結果、その部分が腐り初め、ウザさ倍増です。どうもこのあたりから説教臭くなり始めているようですね。ふてくされてアライグマになったりしてます。何を考えてるんだこの馬鹿は。 2005年でございます。四年目です。ありえないくらい続いちゃってます。ほんとありえない。あってはいけない、と言っても歪みが発生しない程にありえない。実は、日記は2001年の5月10日から存在しています。TOPページの下端、猫くんにシャットアウトされ読みづらいですが、since 2001 5/10と記されております。まあ何故いまさらになってこんなに過去を振り返っておるかというと、まあそういうわけなんですが、雨も降り止みましたが、また降ってくるんか、降ってくるんかいと思うと出かけられない小心者。別にサイトを閉じるとかそういうわけではないので、何も変わらないんですが。この場から何かが生まれる、ということはあるかもしれない、大いにあって欲しいと望んでおるわけですが、この場に生まれる、ということはないかもねー。っていう。やっぱり出かけてきます。プラモデルカメラ欲しい。 |