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3月31日(Thu)

悲しいことが、あっただろ? 嬉しいこともあっただろ。
相変わらず僕らは生きていけちゃう。
追い詰められ尽くすわけでもない。突き抜けちゃうわけでもない。
とらとらと漂いながら、こくこくとコーヒーを飲んで、
もふもふとジャムパンを食べ、にちにちと携帯でメールを打ち、
シャンシャン鳴るイヤホンを突っ込んで、待ち合わせに向けて急いだりもする。

僕ら、殺されなかったよ。
それがイコール生きろということになるだなんて思うつもりはない。

死ぬほど辛いか。そうでもない。
なんとしてでも生き抜きたいと言えるほどの希望があるか。そうでもない。
何ができるのか。わかんない。
何をやってみるのか。わかんない。

怪我したら血が出たりするけど、それが生きる意志だなんてこじつけは胡散臭い。
息を止めたら苦しくなった。顔を上げた。
首を絞めたら急に暴れた。離した。

狂ったふりは少し楽しかった。

俺は俺がものすごいくだらないことを知っているが
俺は俺だからしょうがないことも知っている。
キッズ・リターンの「まだ始まってもいねぇよ」が絶望的なセリフに聞こえる。

あんたの子供を産んでみたい。

- - - -

お、
お、
お友達になりまびぇんばぶりしゅえー

- - - -

じゃあ俺と結婚してくれるんですか?
俺を癒しなさい。

- - - -

忘れるさ
きっと何もないことに耐えられなかっただけなんだろう

女々しいのもそろそろ飽きた

ファンキーでもモンキーでもないベイベー
急にジョゼと虎と魚たちを見たくなった
今世紀最大級に何もするきが起こらないので
ケミカルなボタンを舌で押したらば砂吐いてブー

狂いきれてる?
昨日は川に落ちました
ので
加藤鷹になってみます




3月31日(Thu)

 昨日は、一昨日の「さよならよっちゃん横浜湘南ボーイお別れ会 〜肝心なときに腹壊す。tonight ya ya ya...tear」の二次会が開かれたので、えっちらおっちら出撃。内容は、深夜の一人歩きを心配して女の子を送り届けたがために終電をなくしてしまったよっちゃんを、二つ先の駅まで自転車で40分かけて迎えに行くという荒行から始まりました。深夜の住宅街をスピッツを歌いながら鈍走。「俺たちが思ってた19歳って、こんなんじゃなかったよな」「こんな、夜の12時に行ったことない駅探して、線路沿いに行けば着くやろーとか言いながら適当で、中学生と変わらんもんなー」「中学生に戻ってさ、言ってやりたいよな。お前ら19歳なってもやってること変わらんでー、って、夢壊したい」「いや、でも個人的には尾崎豊よりも素敵よ?」などと、近年まれに見る良い会話。

 たまたま見つけた公園で、一人でワインを一本空ける。すごいね、ワイン。一気飲みが苦痛じゃないもんね。まともに立てなくなったのでフレンドリーへ移動。善良なお客さんを演じよう、との公約の元でそのまま夜を明かそうとするも、やはり酔いでどうでもよくなってる僕らは嫌な客だったんだろうけど奥の座席で合コン紛いなことしてるグループがいたので、まあよし。偶然にも割れてしまったコップを隠蔽するためドリンクバーのゴミ箱に捨てに行ったところ、親指から流血。ついでにリプトンのティーバックをなんだかんだで50個ほど頂戴する。途中のコンビニで「なつかしいなー」などと言いながら買ったエロ漫画雑誌が、水に濡れて早くも拾ったエロ本みたいになる。何を話していたのか、まったく覚えていない。ものすごいどうでもいいことだったんだろう。ものすごい楽しかったんだろう。主役のよっちゃんは、ふらふらとどこかへ行ったかと思いきや他のテーブルでイビキをかいていた。福井が素敵すぎた。

 帰って寝て起きたら17時でした。ワインは、次の日に残っても大丈夫なときだけにしましょうね。あーなんか酩酊してる。

 「十七歳」の俺が想像した十九歳は、こんなじゃなかったけれど、なんとなくこのままなんだろうなという気はしていた。それなりに嬉しいことやら悲しいことやらあって、なんかもうそんなもんええやーってなりながら普通に呼吸をして、自転車でウイリーしようとして転けて、金網を跳び越えて。フレンドリーのトイレで目があった鏡の中の男は、十九歳には見えなかった。十九歳なんてもんはもっと立派で、大人で、頼れて、常識的な格好しているもんだった。昔に思い描いた像が歪んだのか、僕らが間違って進んでるのか、どちらかはわからないけれど、確かに三月は終わってしまう。ぶっちゃけ逃げたい。逃げんさ。




3月30日(Wed)

 「逃げるって、どこへ?」
 「場所は目的じゃないよ」

 結論。つまり日記に書けばいいのか? お題好きなもの。

 嫌いなものが沢山あった。何かを嫌いになることで自分が明確になるとでも思いこんでいたのか。何かを嫌いになることは簡単で、軟弱な自分には都合が良かった。文句や愚痴を言い悪態を撒き散らした。

 考え方がいつ変化したのか、だなんてわからない。現象は観測できる頃にはその殆どが過ぎてしまっているし、概念に対する自覚だけがそうじゃないだなんてことはないはずで。まあ人間、好きなもんの数だろーと。好きなもんだけカウントしてきゃあいいか、と。そう思うようになっていた。遙かに健康的やね。無意識の自己防衛策かも。

 嫌いになることは、優しい。単純にそれを拒否してりゃあ済む問題だから。好きになるってのはつまりその反対。受け入れ吸収し続けること。その過程で新たな事実を知り、嫌いになってしまうかも知れない可能性を予見しつつも、それならそれで仕方がないと捉えてしまうこと。嫌いなものなんて、マイナスにすらならないんすよ。虚数だ虚数。別の評価軸に飛んでっちゃってくださいさようなら。

 〜が嫌だとか嫌いだとか、そんな話ってどうしてなくならないんでしょうね。たとえ人生唯一無二の友であろうと、そいつの嫌いなもんが何だなんて別に知りたくもないし興味もないが、そういうのは俺だけなんすかね、話題が尽きないところを見ると。さぞかし否定は楽かろう。

 何かを好きだ、という感情が好きです。別になんでもいい。女の子の脇毛が好きだろうが、エディンバラの空気が好きだろうが、なんだっていい。好きなもんは好きなんさ。いや、別に脇毛に対しては特に感想はないけれども。んなもん冬なんだから脇毛ぐらい生えるちゅうねんな。と、脇毛だの乳毛だのは比較的どうでもよくて、それが好きなんならそれでいいじゃん、っていつも思う。好きだっていうのは自然にわき出てくる感情であって、そんなもんに理由もヘチマもないでしょーが。なにやら後付け丸出しの理由を演出脚色たっぷりに語ってみせることで、好きメータの尺度を表す行為が流行しているようですが。胡散臭いですやん。それ胡散臭いですやん。〜の、〜が好き、じゃないでしょ。しっかりと考え直せばわかるはずなんですよ。脇毛が好き!って言ってやれよ。理由はないけど全部好き!って叫んでみせろよ。それが最も純粋な気持ち。何処がとか何故とか、置いとけばいい。寝る前にでもふと掘り返して、ああそうかーって一人こっそり納得すればいい。だからとりあえず好きなんなら好きでいいじゃないすか。いや、別に脇毛好きじゃないけど。

 好きだっつーのは厳しさを伴うけれど、何かしらどっかで楽しさを与えてくれるもんで。嫌いになったらなったでね、いやー楽しませてもらってよかったなーぐらいの気持ちでぶつかってやれば。まあそう簡単に割り切れるかいなと云う話ですし自分自身そこまで完全に上昇志向ではないですが、自分の中になんかぐじぐじ言う奴がいるんなら、それすらも覆う楽観シートで内包してやりゃいい。

 飲み会で未完。




3月30日(Wed)

 「わかったような口きいてんじゃねーよバーカ」
 「・・・・・・頭良くしてやろうか?」

 禁煙期間は昨日起床後10分にて停止。いや、きっと休止。

 昨日はカラオケによっちゃんの車で行った。改装されラブホのようになった部屋で歌っていると、なんだかここからは星は見えないんだろうなと当然のことを思った。ルパン三声は、潰れたらしいですよ。俺たちのルパン三声。ガガガSP、Going Steady、スネイルランプ、ケツメイシ、キックザカンクルーのクリスマスイブラップ、テーブルを移動させ飛び跳ねたり登ったり這いつくばったりして、そうでもしなきゃやってられないんだと信じて、喉から変な味がしても歌って、店の外まで、俺とお前の青春の原因にまで届いてしまえと歌って、セリフなんて画面に表示されていないのに叫んだ、あのルパン三声が潰れ、俺たちは車で少し離れたカラオケまで走る。変化って悪いことではないはずだよな。あああ。などと思っていると、突然前からクッションが飛んできて、僕の目の前のコップに命中し、見事にミルクティーをぶちまけた。誰も掃除しようと言い出さぬまま大笑い。あ? 変わってるか? なんなんさ。あの時期、ルパン三声で、何よりも輝いていたと言い切るよ。ただ、一段上ったから、ちょっとアンバランスになってるだけだって。

 その後、何故か男五人で、四人乗りの軽で、夜景を見に行った。よっちゃんが横浜の大学に受かり、その出発祝いだった。福井はまた和歌山に帰る。大阪との県境に近い夜景ポイントは、夜景を見るような脇道なんてないのに、車が数台止まっていた。夜景がほどよく見える開けた県道のど真ん中にハザードランプを付けたまま止まっていた白いスポーツカーを見て、楽しい気分の俺が一瞬で俺に足を掴まれ引きずり込まれるのを感じた。あるある探検隊をなぞらえた馬鹿なゲームをすると、すぐに忘れた。「俺が今あそこらに止まってる車のブレーキを故障させることができるスイッチを握ってるとしたら何の迷いもなく押してるわ」とスラスラ口から滑り出たが、もう別に気にならなくなっていた。外へ出て酒を一缶飲み、寒い寒いと言いながら車へ戻り、帰宅。白いスポーツカーはいなくなってました。ざまあ見ろマザファッカー。俺があんたにかなわないのと同じように、あんたは決して俺にはかなわない。

 □愛知出版
 「思いのままの詩」に応募したところ、入選。がしかし、掲載のための登録料一万。詐欺だなあ。自費出版かよ。一人三編までということで、その場で三つ考えて書いたんだけれど、他の二つはいつもの感じのグロ電波全開やったのね。で受け狙いに一編だけ世界の中心で愛を叫ばせたらそれが選ばれちゃって、なんだよ喜んでいいのいかよ。というか、内容が素直な実体験であり、つまり俺に叫ばせたんだけど、それこそカラオケぐらいしか思いつかなくてそこでとことんまでやってみた原因であり、ああもう。あああもう。ここで出し惜しんで、一万浮いて、それで俺が手にするものってなんですか。マクドに籍は残ったままなので、「ちょっとだけ戻ってもいいですか」と言って二日フルで働けば、一万入ってくる。その程度なんだよなあ。煙草代も惜しいけど。

 



3月28日(Mon)

 煙草がないのです午前1時。し、死ぬ。着実に一日一箱のペースに近づきつつありますので、カートン買いしようか真面目に考えてます。でもKOOLのカートンってコンビニなんかに置いてるの見たことないしなあ。というか、あと半年ほど収入ゼロ期間のため、このままでは非常にまずい。一日三百円が煙に巻かれているわけですから、一月に九千円です。さらに携帯代が一万円。預金は残り約七万。どう考えても無理ですから。ど、どうしよう・・・。

 こんなときのための企画日記。もうシリーズ第何段なのかも忘れました。禁煙日記開始。平均睡眠時間10時間につき腹筋は宇宙飛行士並の勢いで衰えつつありますが気にしない。

 明日はカラオケですので、おそらくこれが最後の禁煙日記になるのでは。

016:シャム双生児(腰が接合した二重胎児)

こいつ
俺の部屋に出たことがある

夢から覚めると
目の前にこいつがいて
二人で
二本の腕を
ベッドに寝転ぶ俺の方に手を伸ばしていた

蹴ったら消えた

僕の一番の恐怖体験でした
幽霊はいないと思う

- - - -

017:√

割り切れない、だなんて言葉がありますが
そんな問題は
この記号を使ったらどうでしょうか
√な関係なんてどうでしょうか

- - - -

018:ハーモニカ

今でもたまに吹くよ
悔し紛れに買ったTOMBOのブルースハープ
上達しないというか
上達しようとしていないというか

気づかなかったね
ハーモニカ吹きながらは
歌えないんだよ
知ってた?



キスしながら歌ってみたい

- - - -

019:ナンバリング

難波の輪

- - - -

020:合わせ鏡

合わせ鏡の向こうには
未来の自分が写るという

しかし実際写るのは
今と変わらぬ己の姿

これは
そんな伝説は嘘っぱちだってことか
それとも
自分には未来なんかないってことか

まあ前者だろう
光の速さが絶対でない以上
鏡は過去しか写さない




3月26日(Sat)

 「手錠日記」
 というわけでこの日記は両の手に手錠をかけた状態でかかれているのであります。証拠写真が右上MEMOに。と思ったんだけどよく考えると手錠をかけた状態では写真がとれないということに気づいたのであえなく却下。人間の手って二本しかないんだね、と素晴らしいことに気づいたサタディナイトである。じゃらじゃら言って五月蠅いのでもう外してもいいですか。

 昨日は素晴らしいネタ日だったのですが、もうなんか素晴らしすぎて伝わらないので書くのやめます。概略だけ述べますと、ブルセラショップに行ってきました。男二人女一人で。事務所系雑居ビルにぽつんとあるブルセラショップ。普通のマンションの入り口のごとく、インターホンのあるブルセラショップ。三人で進入してみると、おそらく日本人と思われる店員が「一人ずつ入ってください」と注意してくるブルセラショップ。間違いなく人生最大の裏アダルト企画である。感動をありがとう。と、この企画を立ててくれた彼は今頃は広島なのでしょうか。ハンドルネームで言うと「どん」のことである。昨日は二件目のブルセラショップで女子高生の制服を買ってどん家で着て遊んでました。もう状況説明めんどくさいやー。これ以上でもこれ以下でもないやー。今見たら、ちょっとKILL BILLの誰かさんに似てるね。とりあえず初めてブラジャー付けたね。四天王寺中学の制服も着たし。恋も五回くらいした。嬉しくてたまんないんで、そのうちリアルの方で話します。小林君すっごい話したがると思うから。いつになったら小林君=まーもーだと自覚できるんでしょうね。

 しばらく日記は手で抜きます。じゃなくて、手を抜きます。出来るだけ秀丸くんで書いてみる。全然おもしろくないんだけど、それでも書いてみる。

- - - -

011:柔らかい殻

ヒヨコは卵の殻を破り
世界へと誕生する
殻は世界である
ヒヨコは殻を破り
世界の外へと

世界に内包されている限り
世界の外側は知覚出来ない
誰かがそれを破ったら
こっちからは見えるのかな

どうでもいいけど卵を酢に一週間ほど漬け続けるとものすごい柔らかくなりますよね

- - - -

012:ガードレール

初めて見たとき
彼女はガードレールの上を歩こうとしていた
白いうねった鉄板の上を
両手を広げ器用に歩いて見せた

彼女は自由だった

あるときは木に登り
膝をかけ逆さにぶら下がってみせた
あるときはテストの裏側を絵でビッシリと埋め尽くし
表側はほとんど白紙なのに絵で点を取ったりしていた

自由な彼女が不自由な僕に捕まえられるはずもなく

ある日駅で見かけた彼女は
少しだけ化粧をして
少しだけオシャレな服で
満面の笑みを見せながら
青いスポーツカーの助手席に乗り込んだ

運転席に座る背の高い男は
自由な彼女には似合っていなかったが
そう思うのは自分だけらしく
信号待ちのスポーツカーを自転車で追い抜いた

自由な彼女が選んだ不自由は最高速度180km/hで不自由な地面を走った

不自由な僕はガードレールの上に座って煙草に火をつけた
通りを行く車が避けたのは
ガードレールか
それとも僕か


- - - -

(追記)

そんなわけで俺は車が嫌いです

- - - -

013:深夜番組

番組というものが
やらせだ やらせだと叩かれることがありますが
そもそも番組というものは
"やらせ"ないと撮れませんが
何か?


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014:ビデオショップ

ビデオデートしてみたい

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015:ニューロン(精神機能を営む構造体)

「リンゴが落ちるやつ」
「それはニュートン」

「中国のお茶」
「それはウーロン」

「五龍」
「それもウーロン」

「質量が0で、全ての物体を貫通して、中性な電子」
「たぶんニュートリノ」

「ワンピースに出てくる鮫の怪物」
「アーロン」

「Leave me」
「alone(アローン)」

「志村けん」
「あいーん」

「通り道」
「通路」

「電荷」
「クーロン」

「暖かい素麺」
「にゅう麺」

「26」
「にーろく」





3月24日(Thu)

 わいはやったるでー企画第一弾として、とりあえず一作書き上げてみたけれど、やっぱり駄目だね。つまんないのと、無理があるのと。頭の中で話を組み立ててから書く、ということができないので、書きながら考えてるんですが、そうすると序章と最後で矛盾が発生しちゃうんですわ。今回は、靴下が途中からブラジャーになりました。どんなんやねん、と。あとね、書いてる途中に違う選択肢が三つくらい浮かんで、そっちを書いてみたくなっちゃう。僕はやっぱり小説は地の文が読めるかどうかだと思っているんで、台詞をあまり使いたがらない傾向があるんですが、違う僕は台詞だけで書く方が得意で、なんか急にそっちの僕に切り替わって台詞ばっかりになったり。台詞ばっかりって、やっぱ楽ね。それじゃ台本なんだけど。

- - - -

 □文字書きさんに100のお題
 URL http://www.denpan.org/book/DP-1b6-110f-1/2.html

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006:ポラロイドカメラ

パチリ
と、切り取る、
ポラロイド。
切り取られたのは
空間ではなく、
時間。

頭ん中ポラロイド。
容量オーバー気味目カメラ。
撮って、切って、台紙に貼り付けて

思い出にして。

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007:毀れた弓(こわれたゆみ)

獲物を狙ってたら
いきなり暴発して
左目に向かって
矢がビュッって
血がビューって
うわーって
痛てーって
そんなん


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008:パチンコ

チンコ!
チンコマンモス!
ひゃっほう!
マンモス!
チンコが!
うひゃー!

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009:かみなり

へそを隠さないと
雷大魔王復活の
生贄にされてしまうんだ
隠せ
へそ

よく考えたら
へそがなくたって
そんなに困らないけれど
それなりに痛そうだから
隠せ
へそ

かみなりは
落ちてるんじゃなくて
上ってるんだよ
ってそんなんどうでもええがな
隠せ
へそ

へそを隠したままかみなりに討たれた死体が発見された
市民たちは大いに戸惑った
へそを隠していればかみなりには当たらないと言う
彼の予言は間違っていたのだ
市民たちは彼の元へと走った
しかし彼もまた
かみなりに討たれていた
彼のへそは
まるでトラウマ持ちのゲンゴロウのようだったと
市民の一人が述べている

そして世は混乱の時代へ

- - - -

010:トランキライザー(抗鬱剤、精神安定剤)

言うほど効かないが
打率が高いという点が
アルコールとの違いだろうか

飲まなくてもいいから
飲まないでいいや
痛み止めの方が
重宝するや

でもたまに欲しくなるよね
そういうときに
「はい、これ」と
錠剤を渡してくれる人がいるといいと思う

錠剤は頭痛薬なのだが
僕は彼女のことを完全に信用しているので
たちどころに復活するのだ
トランキライズされるのだ

治りたいと望んでいるのなら
医者や薬はそれを手助けする

俺ぐらい
嘘やら誇張やら自己中やらで固めた
張りぼての鬱となると
別にそんなに
苦痛でもないんだよ

眠りながら
呼吸もできちゃうんだよ
たまに歯が抜ける夢は
見ちゃうけどね




3月23日(Wed)

 よく考えたら俺が恋愛話なぞ書けようはずがないわけで。全ての恋愛を引きずるタイプなのに不思議とパンクはしません。パンクが聞けません。自分の身にあったことに関連付けて物事を考えるので、電波な話しか浮かびません。なんか各所で誤解を生み出す誤解自動発生装置搭載の僕ですが、よく考えたら彼女いない歴=年齢です。知らなかった。っていうかそれぐらい信じてよ皆。公安にはマークされていません。銃は持ってません!銃は持ってないんだよ!最近になって女の人がそう怖くもなくなってきました。殺らなきゃ殺られるわけではないんですね。でも殺ったら殺られる気がする。生きてます19歳。19歳なので好きだった人が誰々とセックスしたみたいな話を聞いて発狂したつもりが発狂しきれずに健全にもなりきれずに宙ぶらりんのままボーッとしてる自分は何を考えていたのか自覚できません。脳内HDが回転する音と放熱ファンの振動だけが感じられますがアクセス権限はもらえません。残念ながら風俗デビューはまだ先の話なので風俗レビューはできそうにありません。現在収入ゼロにつき引きこもり始めました。19歳なので好きだった人が誰々とファックしたみたいな話を聞きたくないのに首突っ込んで吐いて酔って吐いて寝ます。あんたが死んでくれたら俺はどれだけ楽になれるだろうな。

- - - -

匂いフェチだけはやめときな
似たような匂いっていうのは意外と多くて
なんでもないような瞬間に鼻孔の奥に僅かな粒子を感じ
いきなり地下56万メートルまで落ち込むなんてこと
とても惨めだから
やめときな

- - - -

どんなに素晴らしい愛の歌も
おまえが歌うと
悪意で練り上げた鈍器を心臓の裏側に突っ込まれたような気分になるよ

最後におまえの歌を気分良く聴けたのはいつだったか
よく思い出せない

歌の印象は違うのに
歌声だけが変わらない
そのことが余計に
俺の心臓を下へ下へと引っ張った

- - - -

気分転換




3月22日(Tue)

 書くよー。書いちゃうよー。拙者は年始頃よりひょんなことから(ひょん?)感覚基地という創作集団に所属しているんですが、今日はそれの寄り合いでした。刺激を受けるってすごいありがたい。ぶっちゃけた話、僕がテキストを書くのは暇つぶしを目的とする理由が大半なのですが、書きたいなーと思った。奈良出身、18歳の少年が、とある賞を小説で受賞しましてな。今年中には書店に並ぶそうです。なんてことをしてくれるんだアノヤロウ。

 「もうどうにもならない」って、良いことなんじゃないの?本当にどうにもならないのなら、自分の中でなんだってできちゃうはず。不動のものなんて信じられないんですが。世界を変えるよりは自分が変わる方が少ない力で済みますけどね。だけどね。

 IMEをやっとこさファッキンMS社製からATOKに変更しました。慣れないので結構大変。なんか文字色変わるから書きづらい。五日ほど前から日記の書形を、コント、駄目、エログロ電波、ぽややん、精神、エンジニア紛い、ダウナー電波などと日毎に変えてみたわけですが、まあ期待通り何も掴めず。でもちょっと楽しかった。今日あたり純愛ラブストーリーを書くことでバランスをとるべきなんでしょうが、そもそもが思い付きの結果論であるため、やっぱり気が向いたときにしましょ。とにかくATOKに慣れるまで打ちにくい。ので、今日久々に紙に書くという行為の気持ちよさを再認識したのでぐだぐだと猫でも書いてます。筆ペンしかないけど。

- - - -

「ね、触ってもいい?」
「だめ」

「触らせてよー」
「あかんて」

- - - -

ウンコを 食べれば いいじゃない!




3月21日(Mon)

「あんた、そんなん
 うちなんかもっときついねんから
 くだらなすぎやわ
 もっと苦しんでる人らに対して
 失礼やわ」

って、
そんなん
関係ないっす。
それで気が休まるのか。

それが
俺に失礼だなんて
思いもしなかったんだろう。

と言う俺が
一番失礼。

- - - -

ようこさんの東京行きが
病気で更に延期しました。
絵が見てみたいと言うと
翌日、写メを送ってくれました。

前衛的で
つまり
よくわかんない感じの絵で
俺は
よくわかんなくて
よくわかんなかったです。

- - - -

目ン玉に精密ドライバを差し込まれた
くりくりと回すと俺が緩んだ

それがあんまり気持ちよかったんで
お返しに親指を目ン玉に突き出すと
いやいやして避けられた

ふいにおまえの瞼を噛み切ってしまいたくなる衝動に駆られた

助けてくれよアルコール
外はこんなにも寒い

助けてくれよガスト
モップに吸い込まれたのは
ゲロとサラダと
あとなんだっけ

- - - -

耳か目か口か鼻か
肘まで突っ込みたくなるんだよ
それでやっとおまえに届く
それでやっとおまえに触れる

気が触れそうになるんだよ
星座からすっごい鋭いのがヒュンッと出て
後頭部を貫かれちまう

こんな夜に
助けはない
こんな夜には
助けなんて来ない

「ティッシュペーパーを燃やしたら
 予想以上の燃えっぷりで
 すっごい慌てちゃったヨ」
って
話したくて燃やすけど
話せたことなんて
一度も


- - - -

スイッチ切っちゃいたいよ
知ってた?
僕の背骨にスイッチが隠してあるって
でも自分じゃ届かないの
知ってた?

ちょっと押すだけでいいからさ
誰にも言わないから
たまたまぶつかったふうを装ったっていい
溢れもしないや
感情論



3月21日(Mon)

 目は入力装置でありながら、時には出力装置にもなる。鼻や耳は基本的に入力ですね。口は出力であるが、栄養物の摂取という点では入力とも取れる。身体も、両刀使いだろう。こういった、入力と出力を同一の機関でまかなえるような装置を開発することで更に大きく変化できるのではないだろうか。たとえば、キーボードが出力したっていいはず。スピーカから入力したっていいじゃない。それは既にスピーカではないなどという議論は置いておいて。ディスプレイはタッチパネルという形で実現してますね。課題はやはり小型化なんだろうか。蛍光灯なんて見方によっては入出力を持っていると見れなくもない。オンオフのみですが。評価軸が多くなれば、もうちょい面白いことできると思うんですけどね。プログラムから自動制御で匂いを再現したりさ。子供の頃、よくテレビから匂いが出ればいいのになんて思っていた。

 ロードオブザリングの戦争シーンの一部に、人工知能で制御されている兵士が使われているらしいですね。って、最近知った。エントロピー的に知らないメジャーが増えていく世の中ですが、これはメジャーなんだろうか。最近その区別すらつかない。面白いのが、最初に叩き込まれたプログラムで戦争をシミュレートしてみると、ほぼ全ての兵士が生存本能を働かせて敵前逃亡したんだとか。面白すぎです。それでも人間の場合は戦っちゃったりできるあたりが。もっとプログラムが高度になったら、今度は武器を捨てて和解し合ったりするのかな。すっごい試行錯誤したんだろうなぁ。人工知能って言っても乱数的な要素は結構あるだろうから、撮影のたびに結果が違ったりするんだよ。上手くいったと思ったら、最後の最後で兵士の一人が何故か裸で踊りだしたりさ。無いと断言はできない。あー、指揮系統とかにもこだわりたいよね。恐怖の再現とかさ。画面に見える部分には普通の戦争なのに、プログラム実行のログを眺めてみると端っこの方の兵士の中で本編を凌駕するような感情ドラマが構成されちゃってたりするんだよきっと。ああ、くそう。今むちゃくちゃこの映画見たいぞ。集中力が長続きしないので、三時間は厳しすぎます。つーか一時間ももたないんですが。とか何とか言いつつ三部作全て劇場で見ている僕。尻が痙攣するかと思った。

 最近はどんどんと某共有ソフトなどの知識が増えていってますね。勉強しなきゃなのかなー。筆箱を紛失したので土台無理ですが。筆箱をなくすと、僕の部屋では字が書けません。書けるけど筆ペンとか赤鉛筆くらいしかなかったよ。さすがは学習デスク。どんどん要塞化してきます。そのうち反乱軍が現れたり、領土拡大を目論んで侵攻してきたりするんじゃないかと不安です。さっき服の山を崩してみたら中からプリンタが現れました。どっか行ってたと思ったらこんなところに。っていうか自分の部屋でプリンタをなくすって、どうなんだろう。未だに異臭騒ぎが起こらないのが不思議です。既に未確認生物が誕生しており、そいつが異臭の元となるようなものを摂取して生きているのかも知れません。違う、俺じゃない、違う。

 



3月20日(Sun)

 体育館のステージに二人の男女。
 女は男に背を向ける形で座っており、男は仰向けに寝転んでいる。
 どちらも顔は見えない。

男「俺は、死ぬかな」
女「当たり前でしょう?私だって死ぬ」

 暗転。
 暗闇の中から男の語り。

男「なんとなくで始めてみて、なんとなくなんとかなりそうだと思い、そうすると少し楽しくなってきて、自分のことを少しだけ信じ始め、あるとき急に上手くいかなくなり、生を絶望するが、しばらくすると普通に生きている。萩尾はいつもそうだった。」

 ライトが点くと、学校指定の夏服を着た男が一人。
 端の方に三角座りをしている。
 自分から50cmほど先を、ぼんやりと眺めている男。
 ふと、横を見る。
 そちらはワインレッドの暗幕が垂れ下がっており、画面からはその後ろに何があるのかは知られない。
 男が、そちらに向かって何か言うのが判る。
 しかし音声は入らない。
 喋り続ける男。
 気がつけば、どんどんホワイトノイズが大きくなっていく。
 それに被さるように、男の絶叫。
 どんどん、大きくなっていく。
 喋り続ける男の姿に、フラッシュバックが被る。
 絶叫が割れノイズに侵食されていく。
 それに連れ、フラッシュバックの速度が上がっていく。
 限界に達したところで、突然途切れる。

 闇。
 男の声だけが。

男「俺は、萩尾が羨ましかった」

 砂嵐。
 体育館のステージで、頭を伏せ、肘と膝で四つんばいになり絶叫している男の映像がフラッシュバック。
 も、やはり砂嵐に浸食されていく。
 見ていられない、聴いていられない。
 砂嵐。
 フラッシュバック。




3月18日(Fri)

パンツの中にいつだって本当の俺
そして君
YOU!

- - - -

踏み台は
踏み抜かれて
ただそこに
そのまま

- - - -

TOEIC 230点の実力

You is big man!
make ビリーブ フラワー
I am song.
and I am like cute!
Cute is Happy!
Jazzy な 人.
misstake!
kiss make!
Poor Pooh.
perapera Danke!
You and I fly me.

- - - -

勘違いする俺
楽しそう

低い融点
気持ち良さそう

人の体温は
人肌だから
俺も誰かにとっての
人肌であればいいなと
思うのでした

ラジオ体操
ちょっとだけしたい

北陽のちっちゃい方
結婚したい

自分のAI作って
観察日記

逆に
付けられてる
気分

デジャ・ビュ
多い


可愛い

可愛い
好き

透けたい
見えたい
感じたい

背番号は
緑の3番

幽霊
いない
UFO
ない
タイムマシン
できない
腹筋
割れない

でも
楽しい




3月18日(Fri)

 気を違えて書くとどうなるか実験。世界の中心で愛を叫ばせようという公言はどこへやら。


 「ねぇ、ほら、見てよ。俺、19歳になったんだよ」
 「あんたいい加減にお墓に話しかけるの辞めたら?」

 他の人たちはハリセンやアイスピックなのに僕にだけロケットランチャーが与えられたことが桜の機嫌を損ねてしまいそうで怖かったので渡してあげよう渡してあげようとタイミングを図っているうちに出撃のホイッスルが鳴り響いてしまい僕らは道頓堀と日本橋の真ん中らへんに転送されてしまった。演習通りに砂袋でトーチカを作った。こんなものを作ったところでどうやってハリセンで戦うんだろうと不思議だったが誰も言い出さなかったのできっとどうにかなる方法でもあるんだろうと思った。

 トーチカが完成すると船太が「エンブレム書こうぜ」と言い出し賛成派反対派が丁度半々くらいでどちらにも決まりそうもないので緊急で学級委員会を開くことになった。互いの意見を委員長がまとめ最後に挙手で多数決を取るとしかし賛成数反対数を足してもクラスの人数より少なかったので田辺がキレた。

 「お前ら真面目にゃ」

 そこまで言ったところで立ち上がった田辺の頭が綺麗に吹き飛んだので田辺は残りのセリフを言えなくなった。僕は少しだけ可哀想になって「真面目にやれよ」と正しいセリフを呟いてみたが「敵襲ー!」という声と暴風のような銃弾の反射音に掻き消されたのでこのままじゃ田辺が浮かばれないなあと思ったがよく考えるとエンブレムがどうのこうのぐらいでキレる田辺も田辺だと思って忘れることにした。

 トーチカから少し離れた影にしゃがみながら状況を観察してみたが銃弾の暴風雨は止むことがなくこれじゃあ頭も上げらんないなと思った。が皆は意に介さない様子で立ちしゃがみのピストンを繰り返し応戦していたのでそういうものなのかなとも思った。しかし立ち上がったところで50m先の敵に向かってアイスピックやらこけしやらの武器を2回3回と突き出しているだけなのできっとふざけているんだろう。田辺の命を賭したメッセージは無駄だった。

 トーチカにへばり付き必死の形相でジャージー牛乳を振り回している鈴本さんが突然こちらを振り向き「そんな大きいの持ってるんやから手伝ってよ!」と言った。鈴本さんが僕の大小を知っているはずないのでたぶんロケットランチャーのことだろうと思い「使い方がわからない」と僕が言うと鈴本さんは演出たっぷりのほふく前進でこちらへやってきて僕の顔をビンタした。「いくじなし!」 いくじがあれば使い方が判るという方式らしい。どうやら僕はいくじなしだ。

 顔を上げると鈴本さんが船太にロケットランチャーを渡していた。どうやら鈴本さんもまたいくじなしだ。どうして僕はビンタされたのだろう。船太がロケットランチャーを手に「わかった!」と立ち上がった。船太にはいくじがあるらしい。キュイーンと何かがチャージされるような切ない音の後飛び出した小型のロケットは敵を通り越して道具屋筋の看板に命中して裏側で爆発し果てた。銃弾の嵐がパタリと止んだ静寂に「そこじゃないよぉ」と鈴本さんが嬉しそうに言うのが聞こえた。

 「よし、もう一発!」と船太が言いしゃがみ込みロケットランチャーをカチャカチャと愛撫した。一度は萎えたロケットランチャーが再びいきり立ったのを見るや否や船太は立ち上がりまたキュイーンの音がした。がその瞬間には敵が一体すぐそこまで走り込んできていてロケットが至近距離で爆発し船太は半分になった。もう半分は船太砲に粉砕された敵と混ざった。

 鈴本さんは半分になった船太に呆然としたがもう半分が敵と混ざり合っているのを見るとヒステリックに叫んでバラバラの敵とバラバラの船太を無茶苦茶に踏み潰しローファの裏で磨り潰した。ぬちょりむちぇりと音を立てながら潰れていく船太の半分はどんどん複雑に敵と混ざり合った。

 僕はさっきの爆発で飛んできた血を浴び異様な赤黒さに光る敵の小銃を拾い上げてついでに鈴本さんのジャージー牛乳も拾い上げた。ジャージー牛乳のパックの口を開け小銃の銃口を突っ込んで掻き回した。中から白いのが溢れて手を汚した。

 銃口で中を掻き回しながらふらふらと歩きまだぬちゃくちゃやってる鈴本さんのバックに立つとパックの底を鈴本さんの背中に当てて引き金を引いた。バブンと情けない音がして膜が破れた。パックの口から溢れる白いのに赤いのが混じって変なピンクになった。

 地面に崩れ痙攣する鈴本さんを眺めてほっとしたのでパックの口から銃口を引き抜いて今度は自分の口にくわえてみた。まるでジャージー牛乳と血が混じったような味がして気持ち悪かった。




3月17日(Thu)

 酔ってまーす。最近、酔いながら、煙草を吸いながら、等の状況でキーボード打つのが上達しました。春休みだからだね。スピリタス最強。アルコール97%の力を生かして、アルコールランプの政策を目論んでます。容器ない。こんなんして、一人で部屋で酔って、メガネ踏んで割って、死にたくなんてなりようがない。どんな状況?それは。ホームポジションがわかんないね。みぞおちにナイフを突き刺して、平気で笑いたいね。俺は可哀想ではないのでわかりません。モッズですか。もっと、の複数形か。右頬骨が痛いのよ。右ばっか痛くなる。leave me alone って、離れろって意味かと思ってたけど違うのね。ちがやしないか。メソポタミアに似てるよね。ワンピースって言ったとき、本気で服のワンピースかと思ったんだよ。中1の、掃除の時間に。数ヶ月してから知った。だから俺はチョッパーで泣く。チョッパーで泣くからフェラされて泣かないシュウちゃんはたぶん俺あと十年もしたらサクマドロップスの缶見てなくと思うよ。俺が知覚、認知した以上は俺以上幸せになる義務があるので俺のこと見てれ。ほっぺたあげちゃう。明日の卒業式は維持でも出席して維持でも吐かないと誓う俺はaikoの口内炎。スペース押したら死んで復活。狭いとこ行きたい。




3月17日(Thu)

 考えすぎることはよくないことだと君は言う
 考えることはいけないことかと僕は問う

 もうどうしたらいいのかわからない、という相談を過去にされたことがある。相談というか愚痴だろう。相談の発信源は内部であることの方が圧倒的に多かった。理解が不可能だ、という事象以外のことで他人に何かを相談することが可能がなんて思えなかった。理解ができれば予測を立てることができる。そんなことしたくはないのに、舞台裏でこっそりと、オートで働く。問題が起こったなら、エラーメッセージが立ち上がる。「予期しないエラーが発生しました」 メッセージの嘘にほくそ笑む。きっとどこかで予期はしていた。ただ、自覚できる予期なんてものは、大抵は希望的観測に沿っている。メモリを食いそうなので考えるのが面倒だと凍結されたもの、そんなにいつも予期ばかりしてられるかと保留にされたもの、エラーが起こってすら、思考の表層には出てこようとしないもの。自分の考えなのに自分の考えではない。自分の中に、思考のパターンがいくつか作られている。それぞれのパターンの分割、相対距離、干渉度が、どんどん顕著になっている。心を閉じ込めるなんてこと、できない。心にATフィールドを張ることができない。ありがちな(自称)傷心女流作家の書くありがちな(自称)喪失傷心からの自己の解放やら閉塞やら何やらのありがちな小説なんかで、ありがちに塞ぎ込むような。ずいぶん不感症になった気はするけれど、それでもまたドキドキしたりするよ。aikoの情熱大陸を落として、ドキドキしたね。ドキドキしすぎて一度に五分ずつくらいしか見れないという弱点を露呈しつつ。

 この前の缶ケリのときに、少しだけ自慢げに「オレンジレンジの後ろの楽器やってる人たちって、オレンジレンジなんやでー」と言うと、ものすごい不思議そうな顔をされた。どうやら、そういうことは世間ではメジャーだと認知されているようで、いつの間にか知らないメジャーが増えていく毎日である。もちろん俺の干渉なしにでも、メディアは勝手に移動していく。ありがたいことだ。オレンジレンジは3,4人やと思ってたんですがね。知らされたときは大層驚いた。家にDVDもあるのにね。見たことないけど。オレンジレンジのDVDがGoing SteadyのDVDと並べて置いてあって、なかなかニヤける光景ですよ。かたやショッキングピンクですから。発売元も「初恋妄想℃学園」なぞという自己レーベルですから。DVDのもっとも便利な機能であると思われるメニュー画面が付いてませんから。チャプターとか、そんなんない。笑うっきゃない。

 知らないものについてどれだけ語れるのか、というわけでオレンジレンジについてファンっぽく熱く厚く語ってみようと思う。ファンって、こういう使い方したの初めてかも。モータに付ける方のファンなら使ったことあるのだけれど。

 うん、オレンジレンジ。凄いよね。あの、低音の人凄いよね。イケメンだね。きっと誰でも初めは「オレンジランチ」と間違えると思う。間違えたはずだ。間違えたと言え。「俺んちレンジ」にも似てるよね。

・オレンジランチ
男性二人の爽やかユニット。JAZZの技法を取り入れた多彩で独特の世界観を繰り広げつつも、その音楽感性はPOPに慣れ親しんだ若者にも受け入れられ、たちまちメジャーな存在に。基本的にゲストボーカルで成り立っているが、ある生放送の番組でマサル(ギター、ハーモニカ)が歌ったところとんでもない音痴で、それから人気は下火に。

・俺んちレンジ
被爆ファミリーの一派。昨年末、「爆発生卵」で突如メジャーに躍り出た。ライブでは、ボーカル・ギターの星野が電子レンジの中から現れるパフォーマンスが好評。子供は真似しないでください。最近、心なしか肌に紫色の斑点が現れ、髪の毛が極端に少なくなってきた。

・俺んちベンチ
ホームレス集団が社会復帰のためバンドを結成。全国のホームレスから支持されているが、主な客がホームレスのためCDは売れず、ライブの客も皆無。実はベッドで寝ているらしい。

・オレンジペンチ
日曜大工雑貨屋。柑橘系。

・メレンゲタッチ
AV男優でありパティシエでもある加藤禿鷹が持つ伝説の技。一子相伝。大丸地下一階勤務。

・ボランチケンヂ
ボランチのケンヂ君。乳毛超長い。

・危険を感知
ロシア製のエスパー。「いくら危険を感知できても、あの娘の気持ちが感知できないんじゃね(笑)」のコメントで有名。

・オレンジレンジ
漫才コンビ。ツッコミ担当のオレンジは人当たりが良く、ピンでの仕事が多い。ある日そのことで口論となり、レンジ(ボケ担当)の「お前なんて時計仕掛けのくせに」というセリフでオレンジは自分が機械人間であるということを知ってしまう。翌年、オレンジは周りの静止も構わずにチベットへ移住。最近スコットランドで新興宗教を立ち上げたらしい。レンジは仕事が上手くいかないストレスから自殺。が、未遂。病院で励ましてくれた看護婦と恋に落ち、もうすぐ父となる予定である。

 凄いぞオレンジレンジ。




3月16日(Wed)

 ああテンション上げなきゃ。という考え自体がテンション低い。というか下痢です。生理です。嘘です。でも下痢です。ほうらテンション低い。昨日無茶をしたからだろうか。こんなもんは得たくない。

 昨日の24時間耐久缶ケリの報告をしなければ。まず14日月曜18時。民博に集合。開始10分前に既にメンバーが勢ぞろいしていて少し感動。時間通りに人が揃うって素晴らしいですね。まず場所探し。思った以上に広大な民博。こういうときに広大さを示す語彙を持たないのが悲しいところである。東京ドームってどのくらいの大きさなんだろうね。でも、淡路島くらいでかかった。小さい市くらいあったんじゃないかな。半分以上は森だが。とりあえずチャリでさ迷ってみる。なんとか缶ケリが可能そうな場所を発見。早速始めてみる。楽しい。が、スポーツテストでしか走らない生活の僕にはものすごく酷。走るってしんどいんですね。あと、ウンコ座りで隠れ続けるってしんどい。暮れつつある陽の光に個人の判別が不可能に。ここで特別ルール採用。タッチアウト制。だんだん缶ケリではなくなってくる。そもそもにして、鬼が二人だ。どちらが金棒なのだろう。

 二時間経過してお腹が空いたのでアピタへ。軍手、カイロ、適度なアルコール、おやつ、靴下などを購入。夕食。そして再び民博へ戻ると、驚きの光景が。街灯が消えている。シャレにならない暗さ。都会にはない暗さだった。とりあえず皆で絶望してみる。とても缶ケリできる明度ではない。というか、缶を地面に置いて、三歩離れるともう缶が見えないといった始末。芝生に寝転び、70’青春ごっこをしてみる。そうこうしているうちに11時になり、終電という名の逃げ道をなくす。明かりを捜し求める僕ら。最終的にトイレに落ち着く。

 トイレにて座談会開始。不自然な盛り上がりの僕ら。そこへ警備員のおじいちゃん(ラスボス)登場。第一声「あちゃー」。驚く程フレンドリーなおじいちゃんと仲良くなる。しばらくして、おじいちゃん見回りへ。「ほなおっちゃん一周見てくるわ。ゆっくりなー」。23時に公園のトイレで警備員にごゆっくりと言われたのはかなり貴重な大変と云える。こういった出来事が性格を作っているのだとしたら、捻じ曲がって当然だ。過去にも、午後4時の久宝寺公園で薬の売人に間違えられたこともある。地元の公園では、爆竹をしていて駐在所にしょっ引かれたり、酒盛りをしていて近くに住んでいた中国人一家の主に片言で怒られたりした。こんな体験で食っていけるのなら、かなり豪遊できるように思う。

 おじいちゃんが見回りへ出かけ、数秒して友達が後を追ったところ、見つからない。おじいちゃんは懐中電灯を付けているので発見できないはずがないのに、19歳が走って追いかけられる位置に、既にいないおじいちゃん。おじいちゃん幽霊説浮上。普通に気味が悪い。ので適当にフリーザ様の話題などで盛り上がる。そこへおじいちゃん帰還。生きてたんですか。再びおじいちゃんを含めた座談会へ。途中でカーセックスしてる車があったとおじいちゃん報告。夏場なんかもうそこら中で「ぶわー」や、とおじいちゃん報告。只者ではない。しばらくして、泣く泣く民博を出る。しょうがないのでカラオケへ行く。まぁあとは、なし崩しに唯のオールイベントとなり、通勤電車で帰宅。お疲れさまでした。よく考えたら缶ケリしたの二時間だけだった。

 そう、カラオケに、自分の声を女の人の声に変えるみたいな機能あるじゃないですか。あれが知らぬ間に高性能になっており、遊ぶ。GO!GO!7188の「こいのうた」を歌っていたところ、スピーカからの声が普通に女の子で、ちょっと可愛いと思ってしまい、なんだか笑えてきて、半笑いで歌うと女の人の声も半笑いで歌い、その声にノックアウトされかける僕。ドキッとしてしまった。「騙されるなあれは機械で変換されたお前の声だぞ」「騙されているんじゃない。騙されたいんだ」。よく考えると、あんなの集団オナニーだ。なんだろうこの澄み渡った気持ち悪さは。せっかくなので女の人の声でオナニーマシーンの名曲、チンチンマンマンを歌ってみる。それを携帯で撮影してみる。正直言って、あのときの(前向きな意味での)気持ち悪さは、誰にも負ける気がしない。大槻ケンヂにも、みうらじゅんにも、局所的な意味では負けていないと自負する。なんの自慢にもなりませんがの。なんで人は自分の駄目っぷりを自慢するんだろうね。恐らく、自分を下げて見せることにより相手の油断を誘おうという作戦なのではないか、と考察する。したたかだね。したたかって、漢字だと「強か」って書くんだね。

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参考資料:チンチンマンマン (オナニーマシーン)
チキチキバンバンのリズムで。

マンマンチンチンマンマン チンチンマンマン大好き
マンマンチンチンマンマン マンマン大好きよ
マンマン パンツの中にある
マンマンチンチンマンマン 濡れろ早く
マンマンチンチンマンマン 開け早く

マンマン手に入れたぜ 可愛いおいらのマンマンマン
マンマンおいらのもんだ 可愛がってあげよ
マンマン パンツの中にある
マンマンチンチンマンマン 濡れろ早く
マンマンチンチンマンマン 開け早く

パンツの中にゃ そこにはいつも
世界一のマンコ (マンコー!)
おいらのもんだ 潮を吹かせろ 可愛いおいらのマンマン

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 まあ、どう考えたって最低の歌詞なわけですが。このクレパスよりも深き暗みを見ろってなもんですよ。愛の歌であり、悲しみの歌であり、怒りの歌なんだ。殺したいけどそんな勇気ない、みたいな感情をイメージする。爽やかなんてあり得ないんすよ。あんなの幻想だ。僕らの一番救われない部分。ほんと、こういう話題については、譲らない。なんか中途半端に童貞のエロスに興味を持っている女の人を、漆黒の底まで連れ込んで狂い殺したい。とかそういうこと言いそうなんで自粛してはいるんですが。あの闇は呪怨より怖いよ。知らないで済むのが一番いいんだ。この歌詞乗せるのにむちゃくちゃ迷った。ああ、やっぱこういう人だと思われるの嫌だって思ってる自分はいるみたいなんだ。最近はバンプの暗い曲ばかり聴いています。と、明るさをアピール。灰色が眩し過ぎて目が開けられない、って想像できる?そういうことだよ。