| www.diary | index. | log | memo

11月28日(Sun)

 書く時間がないんですよね。なんて、最悪から三番目くらいに嫌いな言い訳なんだけれども使っちゃう。嫌い=使わない、という公式は間違っている。今、「自分がされて嫌なことは人にするな!」という教えを思い出した。考えれば、無茶苦茶に正しいような気もする。たぶん気のせいだろう。

 映画に出ないか、という話が出ている。実は鼻血が出そうなくらい嬉しい。そんな僕は誰にも見せないのだけれども。嬉しい、という感情だけは上手く体現できない。というか、何かを体現できたことなんてあっただろうか。「衝動」ならあった気がする。僕はすぐ痙攣したくなっちゃう。日常生活においてキチガイを演じたくなる。going steadyが「若者たち」という曲の中で「ブッ殺してくれ 俺ン中の化け物を」と唄っている。「少年よ ナイフを握れ」と。でも僕は知ってる。この中には化け物なんかいなかった。化け物じみているけれども、僕は化け物とは評価しない。してやらない。

 あ、今、なんだかわけわかんなくなった。あの状態に入りかけてる。最近、キーボードに向かって何かを吐き出そうとすると、キーの欠片を無茶苦茶に剥がしてしまいたくなる。大したこと無い握力が疼いてる。俺も頭ン中にディスクを埋め込まれてみたい。

 アdsqgべt」hぴおgbl;kなf:
 衝動のままにキーを叩いたらこうなった。あとはこれを並び替えたりして予言を解明しちゃったりするんだが、それは僕の仕事ではない。仕事を残すばかり。クレヨンしんちゃんのみさえさんに、グリグリして貰いたい。人差し指がこめかみから侵入してくる快感といったら。時々、自分の目玉が取り外し可能なんじゃないかと勘違いしそうになる。幸いにも、まだ、それを本気に思ったことは無い。




11月23日(Tue)

 微 笑 み の 効 果 音

 先輩の家を出るとき、一段下がった玄関に置いてある僕のコンバースのスニーカーに昨日吐いたゲロが少し飛び散っていて、くすんだ白いゴムのソールに張り付いていたニラを指で弾いたとき、一瞬僕は死のうかなと思ったんだけれど、そう思った自分に気付いてまた違う僕はにやりと笑った。
 「にやり?」と先輩が言った。
 「うん、にやり」と僕が言った。

 片足で立ってもう片足のカカトをスニーカーに捻じ込みながら、僕はケンケンで玄関を出た。外はとっぷり暗くて、でも星はほとんど見えなかった。
 「ほなお疲れっすー」と僕が言った。
 「んー、ありがとう。気ぃ付けてー」と先輩が言った。
 塀の脇に止めておいた自転車の籠に鞄を突っ込んで、ふと玄関を見るとまだそこには先輩がいて、バイバイ、と手で言った。上げた片手を空気でも揉むのように動かすその仕草は僕のお気に入りで、色んなところで真似をしているんだけれどもそれを先輩は知らない。

 鍵を開けて、スタンドを蹴り上げて、ペダルに力を込めていった。空気が急に冷たく感じられる。時間を見ようと思い携帯を取り出したけれど、電源が切れていた。気が付いたのが一時半だったから、たぶん二時頃だろう。明日は十時からバイトだから、帰ったらすぐ眠らなくてはならない。僕は自転車を止めて、来た道を振り返った。田んぼを挟んで先輩の家が見えた。もう玄関に先輩の影が無いのを確認して、約八時間ぶりの煙草に火を付けた。昨日の酒とゲロで喉が焼けて痛かった。再びペダルを漕ぎ出すと、「おやすみなさい」と小さく口に出して言ってみた。思った以上に演技臭くて、僕はまた、にやりと笑った。




11月21日(Sun)

 ええと・・・覚えてねぇ。同志社女子大学の文化祭に行きましたよね。演劇も見に行った。軽音が素晴らしかったね。あとなんだっけ、ここには書けないこと以外では。

 いや、やっぱむりだぞおい。純愛モノなんか書けないって。街やってきます。