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6月30日(Wed)

 6月後半は病気だ。だから、だったらもう、病気のままで行こうと、病んでる状態を許してやろう思った。それだけのこと。

 6月は終わる。こんな季節ですら、過ぎ去ってしまうのは寂しい。いつになっても新しく来るものを歓迎できないでいる。過去にしがみつく?何カッコ良く言っちゃってるんだよこのウンコマンが。単に変化が面倒なだけだろう?新しいことは、疲れるもんな。

 6月が過ぎる。実はちょっとやらかしてやろうと思ってた6月は残すところ7時間。最後に少しだけやらかそうと思います。メルアド聞くってどうすりゃいいんだよ!思えば自分からアドレスを聞いたことなんて、片手で数えるほどしかなかった。あー困ったなーこりゃ。と、ここに書いて退路を塞いでみるテスト。

 誰か、俺の前の携帯をぶち壊して欲しい。できればロードローラー等を駆使して。自分じゃ出来そうにないんだわ。なんで変わらないんだ俺。マジで面倒とかそういう問題なのか?

 変化が怖いよ。俺はサラリと流れるような動作で次の俺と入れ替わる。見間違えられたいね。もう、いろいろ、やめにした。

 愛は地球を救いません。
 愛は、人を救うんだ。




6月26日(Sun)

 さっき思い付いたステキワード。「サンダル現象」

 最近読んだ本。「阿修羅ガール/舞城王太郎」「六人の超音波科学者/森博嗣」「捩れ屋敷の利鈍/森博嗣」「コンセント/田口ランディ」「ブラウンバニー/ヴィンセント・ギャロ」「パンク侍、斬られて候/町田康」あと三冊くらい忘れてると思うけど。

 血沸き肉踊るよな祭りを興そうか。この世に鬼門、あるいはチャクラ、そのような気の流れといったもの(流込、流出、集中)があるとすれば、それは真田公園なのだ。ウリィィィィイイイー。季節変わりはちょっと身悶えるけれどそれだけなのだ。レティクル座からの伝令が一部をすっかり狂わせてしまった。人面犬だ。おまえの犬になる。つまりおまえの逆数だ。それは時間関数のマトリクスによって表される。鼓舞される。変化は同時であり、かつ揶揄を目分量。既に本質から乖離した問題点であるので、報告は一時取り止め。



6月25日(Fri)

 バイトから帰ってきた。明日と明後日と明々後日はバイトだ。北野さんがムチ打ちなるものにかかって土日をキャンセルした。あー昼ピークのカウンターという苦行の中で唯一楽しみだったのに。俺は何処で癒しを得ればいいのだ。俺は何処で癒しを得ればいいのだ。こうも切実に癒しを願うものか。そんなもの偽物だというのに。全て贋作だというのに。

 染め直そうかと思います。
 あなたはどう思いますか。

 工業英検3級、うっかり受かっちゃいました。いやーうっかり。でもこれで履歴書に変なこと書ける。

 なんとかならないのか。
 これはなんとかならないのか。
 「どうにもならないことは、どうにでもなっていいこと」
 いや、だから、なんとかならないのかっつってんの。




6月25日(Fri)

 そのまま学校から帰って、飯食って、寝て、起きて、風呂入って、また寝る。無理やりに朝を迎える。一日の睡眠時間が十時間を越える生活をずっと続けている。つまり一日の約半分を死んで過ごしているということだ。ときどき、自分がすごくマズイんじゃないかと思う。ナットが外れたのか、ネジをなくしたのか。ヒューズが溶け落ちてるのかも。

 無茶してみようか。と、刹那に思う、一瞬。

 一度目の起床で、だるくて風呂に入れないことがある。二度目の起床は大抵早朝なので、それからシャワーだけ浴びる。薄明るく白んだ浴室で、うな垂れながら水流に当たるがままにしていると、なんだか絶望的な気持ちになる。今日は俺が産まれて何度目の朝だ?今日は何の日だ?今日に何がある?今日で、あれから何日経過した?あれって何だ?今日は何が起きるだろう。何も起こらないだろう。今日は・・・何曜だ?

 自暴自棄にすらなり切れなかった男は、何処の聖地へ向かうのだろう。たまに、他人にアンビリカブルケーブルが見える。先は見えないところへ隠れて、それっきり。俺には付いてないケーブル。活動限界は、あと5年か、60年か、半年か。

 水曜の午後は、教室を移動するのが面倒、という理由で英語の講義をサボる。でもマンガを読む以外にすることもない。そのマンガもそろそろ読み尽くしてしまった。二つ並べた椅子に寝転んで、携帯のトランプゲームに望みをかけてみる。中途半端に削れたピラミッドに、何故か親指を無くしてしまったような気分になって、ボタンが押せない。一番右上のボタン。Game over Yes or No 。

 昨晩は風呂に入れなかった。飯も食わずに寝たので、一度目の起床ではカレーを食うだけで精一杯だった。・・・予定がずれ込んでいるんだ。今、つまり午前6時10分、俺は風呂に行こうと思う。風呂から上がれば、少し本を読んで、めざましテレビを見て、時間になれば電車に乗って、学校に行くだろう。レポートのグラフでも書きながら授業を受けて、4時には帰ることになる。予定がずれ込んでるだって?冗談じゃない。俺の生活は何だ。人の生活を何だと思っていやがる。

 そうだ、今日はバイトがあるんだった。いらっしゃいませ、こちらでお召し上がりでしょうか。はい、お持ち帰りで。チーズバーガーは単品でよろしいでしょうか。はい、チーズバーガーのセットがお一つ。こちらポテトの組合せでよろしいでしょうか。かしこまりました。セットのドリンクお一つお選びください。はい、アイスコーヒーで。シロップとミルクはお一つづつでしょうか。かしこまりました。ご注文以上でよろしいでしょうか。ありがとうございます。ご用意いたしますのでお席の方お掛けになってお待ちください。一生そこで待ちぼうけ食らわされてやがれ。




6月23日(Wed)

 「色々あった」。そう見せかけたいだけで、実際は別に何もなかった。人は他人に、自分が訳アリだと思い込ませたがる。自分は人とは違うと主張したがる。そのくせ平均化された価値観に埋もれる。自分で価値を決められないから、とりあえず世の中の動向的に評価されているものを称え、外れたものを貶す。

 ある作家が大きい賞を取った。その出来事は大きく取り上げられた。作家は今まで無名だったかのように報道された。評論家は口を揃えて「素晴らしい」。挙句の果てに「売れる前から知ってたよ」。作家は無名ではなかった。その作品は口コミで評判が伝えられていった結果、賞を取るに至ったものだった。作品は賞を取り、作家は有名人となった。そして数ヵ月後には忘れ去られた。

 実はみんな、気付いている。良いものは何かって。ただ、自分で価値を断定できないだけで。他人から勧められたものを「いや、あれそんなに大したものじゃないよ」って言えるだろうか。それの発展形が、今の現状。現状を否定してる人も、受け入れてる人も、なんだか結局は同じようなもん。肯定することで流れに乗って主張するか、否定して際立つことによって主張するか、それだけの違い。

 色々なんて無かった。過去を生きていた、それだけだった。そして今があり、未来になる。色々なんて無かった。私欲の為に人を殺したわけでもない。男に犯されたわけでもない。ラリって九階から飛び降りたわけでもない。それなりに生きた、それだけだったはずなのに。

 いったいどうしたというのか。少し、変だぞ。




6月20日(Sun)

 夢見ましたー。高専戦争の夢。僕らは体育館みたいなスペースに集められてるの。人数にして3クラス分くらい。残りは、変なウイルスにあてられてゾンビ化。理性のあるゾンビなん。そんで、恒例通り僕らを襲ってくる。僕らは体育館で作戦会議。議長は体育教師。ウゼェ。同じ学校なはずなんだけど、知ってる人は一人も居なくて、でも向こうの僕は普通に知り合いが居るみたいで。まあそういう世界。そこまでが、夢を見るために与えられた初期条件。夢にはいつだって勝手気侭なシチュエーションが用意されている。僕らは脳みそに初期条件をダウンロード/インプットされて、夢の中へー夢の中へー。あとは勝手にやってください。産まれて初めて夢を見たとき、誰かにそう言われた気がする。

 何故か体育館には各種武器が用意されていて、馬鹿な体育教師はゾンビ君たちがやってくるまでの間での武装訓練を提案。何故か了承。訓練が始まった。武器と言っても小機関銃からダンボールを丸めたやつまで色々衣。僕に当てられたのは拳銃。でも引き金引いて出るのは電子音。なんじゃこりゃあ。それでも訓練。腰を低く突撃、横に飛んで砲弾を回避!素早く体勢を整えて疾走!速攻!体育教師のアゴに銃口を押し当てて、おりゃ!ピロロロロロロロロロロロロロ。

 (中略)

 よくわからないうちに校舎奪還の為、廊下を疾走。なんで体育館出たら廊下なんだ。疾走。一緒に訓練してて仲良さげだった人たちは中略で死亡した。そのときゾンビを撲殺して奪い取った二丁のハンドガンを手にしている。二丁拳銃でバンバン射殺している。銃声が続いて聞こえる。僕の指はマシンガンより早い。弾がなくなった!画面外を撃ってリロード。階段を一番上から一気飛びしながら乱射。ゾンビに着地。途中の教室で某教師が生徒とファックしてたので射殺。そこから各教室を開ける毎に、必ず誰かと誰かがファックしてる。誰かが誰かとファックしてる。いつだって誰かが誰かとファックしている。射殺したり、しなかったり。いい加減、うんぐりざんぐり嫌気が刺してくる。おまえらヤりすぎ。気が付いたら指が止まらなくなっている。常に二丁拳銃を乱射している状態。笑えてくる。笑う。そのあと落ち込むのが判ってる。だから笑い続ける。

 ファック軍団が廊下にまで進出してきている。喘ぎ声が三重四重、五重。無数に聞こえる。喘ぎ声の音波がうねりを形成する。気持ち悪くなって吐く。あんあんああんあんああんあんあんあん。吐き続けているのに胃の中が空っぽになるということがない。もう勘弁してください。喘ぎ声。粘着質な空気。擬音。毛穴から嫌な汁が出てくる。やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ。一通り叫んで顔を上げると、ファック軍団の男側はみんな影で、シルエットだけで、なにもない。あいつらはイかずに何時間もファックし続けられる、セックスマシーンなんだ。そうだった。僕らはセックスマシーンと戦っていたんだった。白人が黒人と戦ったように、セックスマシーンと戦っていたんだ。そいつはセックスマシーンだ!いくら叫んだって届かない。そもそもこの戦いには勝ち目なんてない。試合に勝っても決して勝負には勝てない、そんな種類の戦いがある。喘ぎ声は止まないどころか、どんどん数を大きさを甘さをパターンを増やし続けて、僕はついに内臓を吐き出して絶命する。

 それでも夢は終わらない。意識が勝手にストーリーを進めてしまう。主人公を変え、シナリオを変え、それでも結局は狂って死ぬ。そんなループがいくつか続いて、数時間ぶりに目を覚ました。寝汗が気持ち悪かったけれど、布団から出るのが面倒だったので、結局14時間睡眠。誇張でもなんでもなく、マクドか、寝てるか。ネトゲやり続けて睡眠不足なのと、どっちが駄目人間なんだろうと思いながらまた何度目かの就寝。




6月18日(Fri)

 「どうしたらいいのかわからないまま少しずつ壊れつつあるパンダのこころ」
 という題名がいい。

 どうしたらいいのか、というのは間違い。
 どうしたいんだ?

 先生あのね、電車の中で大尉が憤怒錯乱して亀虫を二匹噛み殺してしまったからです。
 ヤらなきゃならない今のうち、やっぱりこれだよおしゃまさん。

 サイコパス。サイコ、パース!ベクビー。
 これがいつか殺意に変わるように。




6月16日(Wed)

 線路上に寝転んでみたりしなくても大丈夫なのか?
 こんな感情は久しぶり。やあやあ、久しぶり。
 これ以上どうしようもないという状態に追い込まれて喉笛に剃刀を押し込んでみたい。

 これ以上どうしようもないという状態に追い込まれて喉笛に剃刀を押し込んだ。剃刀は肉を斬らなかった。剃刀が頚動脈に向け進むにつれて、俺の喉はズブズブとクレパスのような切れ目を深くしていった。不自然なまでに薄い刃を避けるようにして。「やめぇや、痛いねん」。剃刀を持つ左手の薬指が言った。俺は急にやる気をなくした。左手を下ろそうとした。しかし左手は戻らなかった。どんどん喉に食い込んでいった。慌てて右手が止めに入る。左手首を掴む。全力で進む左手と全力で止める右手だから、やっぱり剃刀はじわじわ進む。おそらく首の骨のすぐ近くまで切り込みが入っているように思われた。今自分の姿を鏡で見たら滑稽だろうな、と思った。急にこれ以上はまずいと思って、右手を強くするんだけどそうすると左手も強くなる。もがき足掻いた。

 あー、とも、うー、とも取れないような低い声で目が覚めた。自分の声だった。目が覚めたので声を出すのを止める。俺は夢と全く同じような格好で、しかし左手には何も握られておらず、なんとなくマイクを握っているみたいだなと思った。少し苦労して右手を左手首から外す。手の型でも残れば面白いのにと思ったけれど、何も変わりなかった。何の感慨もなかった。手首を噛み切りたかったんだけれど、学校があるので辞めた。もし昨日の朝に手首を噛み切っていたとするなら、俺は左と右と、どちらの手首を選んだだろう。


 恋の芽、摘まれ放題。

 映画の話は無くなりました。残念。

 マクドは、すっごい辞めにくくなって行ってるくせに続ける意義も、もうないです。

 俺しか俺を必要とする人が居ないということ。
 それすらも怪しいということ。

 喉が痛い。
 やめたい。

 いいことないね。
 当然か。

 どうして生きてるんだっけ?
 小さき花を見るために。
 小さき花を見るために。

 世の中は俺を真性のマゾだと思い込んでいる。