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5月15日(Sat)

 今日は給料日だ!と意気込んでいたらどうやら振込みは平日なので二日待ち。萎えー。これ書いてるのが午後1時なんだけど一時間後にはカウンターに立ってます。これってすごい不思議じゃない?あーモーションキャプチャーしてぇ。明日はゆかり発見して見せます。雨みたいだけど。

 小心者こそが奇行に走る。ハウス松本みたいに。さっきからどうも不安でたまらない。動機が激しい。助けてくれないか。ああ。あああ!ぶちゃけた話僕はもう終わってる。終わっちゃってる。シチョウセイが見えそうなくらい。生温い風。まだ生温い。上に向いて唾を吐いたところで、それが自分の顔に落ちてくるとは限らないということを知って欲しい。あー俺はもう駄目だ。ここに誰か呼んでくれ。行かなくっちゃ行かなくっちゃ行かなくっちゃ。飛び出せポンポポンポ。




5月14日(Fri)

言葉が足りなーい
連絡がなーい
メールが来なーい

- - - -

クリエイトしたい あんたを
どうだい?

ドック! ドック! ドックンドール!
息子を返しておくれ
ヘイ ドックンドール ベイベー
口内炎に触っておくれ

ほら 見てみなよ キーボード
いつもとおんなじかい?
JとVの位置が入れ替わっていないか?

ここから何が見えるだろうか
さあ 何が

ちゃんと自分の感情で動いているだろうか
ちゃんと 自分の 俺は
それじゃあ駄目なんだ 失敗する

ならばどうしろと言うのか
自分の感情以外の行動原理はどこに見出すのか
体験か セオリーか 規則か 妥当か
はたまた三年目のジンクスか

つまり 俺は 失敗する
あー安心した

バナナの皮で滑ったことがあるだろうか
思いの他滑って アスファルトに背中から着地したことが
簡単なこと 目の前にバナナの皮を置いて 踏みつけりゃいい
失敗 失敗 あー恥ずかしい

きっと役目を終えている
でもそれも嘘
役目なんかあとからあとから湧いてくる
なら せめて 好き勝手に失敗させてもらおう

- - - -

モスキート 雨 銀の矢
むせ返るような漂白ブリーチの匂い

喉仏 舌先 眉間 姉のペット
「癒される」は結果であって厳密な意味での「癒し」なんてものは存在しない

「誰にも言ったことなかったけれど私の目はあと少しで成人までには見えなくなるんだけど片目だけだから別にそんな対したことでもないし今まで黙ってたわけだけれど」と言ったあんたの唇には紅なんて引いてなくて僕はそれを始めて見たわけでそれだけで軽く勃起しちゃったんだけれどよく考えれば紅の引かれていない唇だろうがファイリングされた講義ノートだろうがハードカバーの表紙だろうが何だって良かったそんなものは問題じゃなくて朝勃ちみたいなもので別になんだってよかったし第一こいつは肝心なときには硬くならなかったしってそんな経験もないんだけれど言ってみたいから言ってみることにした怖い怖いっていうかあんたが怖いんだよ僕はいくら逆刃刀だからって鉄の棒なんだから切れば骨くらいは簡単に折れちゃうだろうしそもそも刀っていうのは刃の鋭さではなく摩擦で切るもんなんだし逆刃刀のほうが性質の悪い傷がつきそうな気がしてどうしても近づく気になれないんだとっつぁんはルパンの方しか見ていなくて僕のことなんか一向に追いかけやしないそんなとっつぁんを眺めながらルパンに嫉妬してみたりいろいろ罪になりそうなことをやってみるんだけれど管轄が違うとかでぺーぺーの警部補に捕まっちゃって両手バンザイさあ踊ろうってなもんだここで一緒に踊ろう朝まで夜まで太陽以外のものが昇るまでそんな日は来ないしでも終わりだってことは初めから判っていた狂っているのはあんたの方だから周波数ゲロ吐いてこらチン毛引っ張んな

今日はとても嫌なことと少し良かったことがあった
つまり
いつも通りってこと




5月13日(Thu)

 激動でした。

 まず月曜。夜10時にバイトの先輩から電話。「Mさん(先輩)が誕生日やから集合なー。オークワ来て。迎えに行くから。あー小林明日学校か。(後ろから声「小林やったらだいじょぶやー」)せやな、来れるやろ?来ぃやー。あーあとMさんにプレゼントにセブンスターを気持ちの数だけ、気持ちの数だけ買って来て。ほな30分後にオークワなー」。先輩、僕風呂上りです。そんなことが言い訳になるわけもなく、着替えてオークワへ。途中で萬札を崩してセッタを3箱購入。ポケットに無理やり詰め込み先輩宅へ。三箱渡すと「うわ!男前やなーおまえ!」と言われる。床には既に10箱のセブンスター。さすがに壮観。あれだけ集まるとやっぱ毒やねんなーこれ、って思いますよ。

 オリジナルカクテル(桃色片思い)やらブランデーやらで乾杯。利き酒という名目でちょこっとだけレミーマルタンを貰った。カミュ・ナポレオンも。あれ確か一本一万五千円くらいします。いいちこは千円しないのに。「その年でこんな酒飲めるのアレやぞ!やばいぞ!」って僕もそう思う。内Pを見ながら、東大数学教授となんとかっていう有名な数学者(昔NHKとか出てた大道芸人みたいな人)が考えた、なんとかっていうカードゲームをして遊ぶ。あー明日学校かー。と、ここまではまあたまーにある話。

 火曜。先々週くらいに、ひょんなことから富雄の人と知り合いになりまして、ひょんなことから二人飲みすることに。野外飲みした事ないって言うから、これはやっとくべきやなーっと。空前の野外飲みブームですよ奥さん。もう二人で飲むのに怖いことなんてない。どうせ酔っちゃえば同じだしさー。そうそう人数なんて集まらない。大抵の場合において人数ってのは、集まらないか、集まりすぎるか、そのどちらか。ってわけで学校帰りにそのまま富雄へ6時集合。7時には公園へ到着。ラブラブムードにベンチを占領するカップルを、不幸せオーラの威圧で蹴散らしてさあ飲もう。途中省略。気が付いたら11時前。終電大丈夫?いやーなんかもうどうでもいいっすわー。とりあえず駅行きますわー。ってうわ!やばいこれ乗りますバイナラー。

 乗換駅の八木に着きました。その時点で終電でした。・・・乗り換えられねぇ。しかしお気楽ムードの僕は迷うことなく改札を出て、とりあえず家に電話してみる。「今日友達ん家泊まってそのまま学校行くからー。うん、うん。はいー」。問題なし。さあ、戦いの始まりだ。少なからず『終電をなくして仕方なくどこかで夜を明かし、日が昇ると当然のように学校へ行く』という今の自分に課せられたシチュエーションを楽しむ自分がいる。なんかやる気まんまん。

 とりあえず太陽から隠れた世界を満喫したかったので、八木駅出てすぐの広場で座り込んで星のない空を眺めながら切なくなってみる。寂寥の思いってやつやね。そのうち本気で切なく寂しくなってくる。やっべーせつねー。公衆電話で誰彼構わずかけまくる。でも繋がったの一人だけ。やっべーせつねー。そうこうしているうちに駅の照明が消えた。駅って、電源落ちると改札が反応しなくなるから入り放題になるんすよ。大発見。迷わず潜入。止まったエスカレーターを駆け上がり、そのままの勢いで死んだホームを不細工に疾走する。あーちくしょう!なんだよこれ!叫びたかったけれど、できなかった。何の感慨があるでもなく、ただ全ての電気が消えた駅だった。線路に飛び降りて、すぐによじ登る。本当はホームの線路に寝転んでみたかった。僕はまだやりたいことがいっぱいあったんだ。

 ふらふら歩いてコンビニへ。しかし立ち読む本もなく、ふらふらり。ああ、やばいまだ1時過ぎだ。あと7時間くらいある。一駅歩いたところに24時間営業のフレンドリーがあることを覚えていたので、そちらへとぼとぼ。本気で誰もいないのな。そして寒い。切ない。すきやに入ろうかとも思ったが全く食欲というものが感じられない。およそ30分後、フレンドリー到着。あーだめだ、この店空気が駄目だ。客が駄目だ。ステキの対極にあるよこの空気。と、道路の向こう側からチラ見して判断した僕は、途中にあったガストへ行くべく再びとぼとぼり。足痛いし寒いし電話繋がらないし携帯電池切れるし、この時点で涙は出ないが精神的に泣きそうになってくる。

 ガスト到着。ハンバーグとサラダとドリンクバー。さあ、どうしようか。目の前の席では男女2×2のグループがハイテンションでトーキング。女の人の声っていうのは、やっぱり周波数的に体が勝手にすごい反応しちゃって、その度に自分が情けなくなる。食い終わった。ああ。俺はここで何をしてるんだろう、と当然の疑問。すいません、席移ってもいいですか?僕の一番好きな場所、それは端っこ。何らかの端っこ。未だ眠気は訪れない。ああ、でも寝なきゃ。寝よう。授業中に馴染んだ姿勢で、寝ようと努力してみる。苦悩の後、眠りが。

 起きる。時間は?携帯電池切れ。ファック。BS1を垂れ流している店内ディスプレイで、今が三時だと知る。幸せいっぱい2×2グループはまだハイテンション。やっぱり声に反応しちゃう。反応って言うかな、意識が傾くのよ。言いたいこと解るかなぁ。鞄の中に学校で読み終えたロックンロールミシン(鈴木清剛)があったので、それを初めから読んでみる。が、活字が追えずに断念。だめだ、寝るしかない。すごく腰が痛い。足も痛い。座りすぎでフトモモも、ミゾオチも。それでも寝るしかない。煙草を丁寧に揉み消して、さっきの姿勢へ。ああ、声が聞こえる。しんどい。

 「お会計の方先に済ませてしまってもよろしいでしょうかー」。店員の声に目が覚める。寝惚けながら、慌てて財布を取り出す。千、百円、と。ありがとうございます63円のお釣りになりますー。ああ、なんだこれ、頭が変だぞ。思えば寝ているところをいきなり声を掛けられて起こされるなんて経験しばらくなかった。夢を見た気もするし、見なかった気もする。まあどちらでも大差ない。あのグループもさすがにテンションが下がり、ぽつぽつ会話。っていうかおまえらまだいるのかよ。お会計を先に、ってことは、そろそろ出ていった方がいいんだろうか。いや、俺は最後まで粘るよ。とか思ってるうちに最後の一人に。うっわー。出るしかないよなぁ・・・。ピロリンピロリンという間抜けな電子音に見送られて、明るくなり始めた外界へ。時刻はは5時。ふうむ・・・

 その後は、あんまりよく覚えていない。正直疲れていて、今すぐにでも寝転びたかった。深夜になり街が活動を止めると、落ち着いて座れる場所すら無くなってしまうんだということに気付いた。電車内ならとりあえず座れる、と思い、上本町行き準急へ。鶴橋で乗り換えて、西大寺で乗り換えて、一周して戻ってくればいいと考えた。車内ではひたすら眠る。八木に戻ってくるも、あと一時間。スタート地点である広場で人間ウォッチング。ああ、みんな、これから一日始めるんだよな。おはようございます。

 そして水曜日へ。そんで木曜日。今となってはいい思い出さ。ていうか意外と楽しい。なんか色々ギリギリで楽しい。というわけで、第二回「ファミレスで夜を明かそう!の会」の開催を所望します。猛者よ集え。




5月8日(Sat)

 今日はプラトニックデートの日でした。朝っぱらからプラトニック日和。嗚呼。っていうかな、相手の日記に全て記されていたわけだよ。んで僕さっきそれを読んじゃったんですよ。同じこと書くのか。感性が似てるからなのか、ツッコミ所が見事に被るわけなんですよ。まあ書くけど。

 前日のバイトから帰ったのが午前3時頃。にも関わらず意外と早起きできたので電車の時刻も確認せぬまま駅へGO。電車でGO。寝惚ける頭をGOING STEADYで叩き起こす。惚けたまま「なんか止まってドア開いたから」という惚けた理由で布施で降りちゃって、慌てて同じ電車に引き返す。鶴橋乗り換え天王寺へ。時刻は待ち合わせの30分ほど前。うろうろうろ。とりあえずうろうろ。そんなこんなで時間になり、無事に天女とやらも発見し、合流。一言目は「なんだその髪の色はー」

 案内されるままに新世界へ足を踏み入れる。いつになっても、隣りの人に道案内を任せてプラプラと付いて行くのは気持ちがとても楽でいい。とても好きだ。いつまで続けられるだろうか。そんなこと考えながら。土曜昼前の新世界は、まだ寝惚けている。

 行った場所については、もうカタクリさんが文字に起こしちゃってるから僕がもう一度それをやる必要はないように感じる。「あーむちゃくちゃまったりした!」それでいくね?いくない。はい。事実は置いておいて、せめて自分が思ったことを書きます。日記じゃなく日想なんで。

 自分よりも年上、下手したら親父よりも年上のパチンコ台に向かう。「あーこれ、むちゃくちゃドラマ知ってるんやろうなぁ、俺経験したのなんかよりも数十倍ハードなやつ見てるんやろうなぁ」って、ありがちな考え。「僕、今、ものすごいサイコメトリーしたいです」って言葉を思いついたけれど何故か飲み込む。そういうことって、よくある。思いついた言葉がもう発射台に乗って準備完了しているのに、何かを思い出して慌てて導火線を踏み消すんだ。踏み消した後には、もうそれをした理由を忘れている。そういうことが、僕にはよくある。いいこととは言えないけれど、そういうとき、いつも思い出す言葉がある。約一年前に、僕自身が吐いた言葉。ゆかりに遭遇した後に吐いた呪いの言葉。「そーゆーんもなんかええやん」。呪いはまだ解けない。

 しまった。ゆかりの話をするのを忘れてた。会ったらゆかりのあらましについて語ろうと思ってたのに。

 一銭硬貨を五十円で買った。いや、良い買物をした、俺は得したよ。

 五十円ゲーセン。タイムクライシス2。そういや女の子と二人でガンゲームするのなんか初めてだわ。処女。あなたの日記にあった質問に答えます。あなたは中ラッキー。人前で煙吸うのは不慣れで苦手で恥ずいです。でもそれをさせる空気があったのさステキ新世界ニューワールド。ちなみに、僕のヘソ毛を見れたら小ラッキー。僕のオナニーしてるとこが見れたら死凶。

 立ち食い初体験。ああ、また処女だ。世の中には処女がいっぱいありますな。

 甘味処「三好」へ。糸切り団子。糸切り?ソフトクリームがやけに美味い店。吉本が見れる店。おばあちゃん家の匂いのする店。でも新世界。時間に制限がないのなら、一時間でも二時間でもまったりしてると思う。そんな店。でも「ところてん・酢」はちょこっと脅威。ラスボスだ。

 雑貨屋、おもちゃ屋、ピンクゲーセン、謎の商店街などを経て、骨董品へ。おばあちゃんがあの傘を開いたとき、ちょっと感動してしまいました。僕はどうも感動したときに近くにいる人にそれを悟られまいとする傾向があるらしい。そして馬。今や携帯の壁紙です、馬。馬面人?おじいちゃんはステキすぎ!ありがとう!ほんと、色んなもんにありがとう!って言いたい気分になりますな。

 最後、噴水の前に座ってガリガリ君を食う。プラトニックデートって意味では、あの瞬間がプラトニック度最高値だったかと。まあ水を掛け合う、ベンチに尻をハメる、千切った花を噴水で飛ばそうとする、などなど、奇行を挟みつつも。実は心の中で色々と葛藤があったことは伏せておきましょう。実はあのあと、奈良で道に迷って演劇は見れてないんだけれど、それも伏せておきましょう。

 最後の二人乗り自転車にプラトニック負けしたって言ってたけど、今考えるとたぶん勝ってるよ僕。勝ったってあれは。


 プラトニックデート【Platonic date】・・・プラトンの日付
 (エキサイト翻訳)

 そういうオチか。黒染めしなきゃ。




5月3日(Mon)

 シ リ ー ズ ア ラ イ グ マ

 幼少の頃から、生死観のようなものは僕の思考、行動、概念、全ての根底にしっかりと居場所を確保していた。
 ある種の鳥は、多種の鳥の巣に産み落とされ、孵るとすぐに他の卵たちを巣から転げ落としてしまうという。その行動は最早、雛鳥の意思とは言えない所でちゃっかり自分の仕事を遂行しちゃったりしているんだと思う。
 そんな感じで。

 誰かが自分のことを殺してくれると思っていた。
 世の中には、凶悪なバット男やチェーンソー男や、あるいは15歳の通り魔か連続怪奇快楽殺人論者がいて、自分はそいつらに殺されるもんなんだと思っていた。
 思い込んでいた。いや、違う。
 今だから言うけれど、それはちょうど16、7の少女が夢見る甘い死のような、到底現実離れした下らない妄想、甘えだったんだろう。
 いつかいつかと待ち侘びていた。

 前方から自転車が走ってくると、もしかしたらいきなり前籠の鞄から銃を取り出して擦れ違いざまに僕の頭を吹き飛ばして走り去ってしまうかも知れないと恐怖した。
 ギリギリの信号を渡るとき、猛スピードの車が曲がってきて、僕の体を走り幅跳び(高飛び)の世界新並に跳ね飛ばしてくれるかも知れないと一人ごちた。
 路駐された車の助手席ウインドウがゆっくりと開いて、グラサンロシア美人にやたらと小さい銃で一発、二発、三発と踊らされるかも知れないと期待した。
 遠くで起こったいざこざで、宙に向けて威嚇射撃された鉛の流線型が、長い距離を越えて僕に命中してくれれば、と泣きそうになった。
 たまたま泊まったペンションで殺人事件に巻き込まれて、たまたま見ちゃいけないものを見てしまい、第二殺人の被害者にされれば、と夢想した。
 通過待ちのホームに並んでいると、誰かが自分の背中を狙っているんじゃないかとそわそわした。
 何かの勘違いや他人の空似で、暗殺されたらなあと憧れた。
 死に顔を練習した。

 圧倒的な物理力に振り回されて駄目になりたかった。
 余りに唐突な事故で不条理に命を奪われて、何もなかったことにしたかった。
 皆に同情やら体裁やら条件反射やらに塗れた涙を流してほしかった。
 それを天国から見守るでもなく、中途半端に途切れてしまいたかった。

 冗談半分だったかも知れないけれど、確かに半分は本気でそう考えていたんだ。
 けれど何も起こらなかった。ナッシング ハップンス。
 今までも、これからも、自分は殺されないだろう。
 なんという絶望か。

 これから、生きて生きて生きて生きて、年をとって弱ってよくわからない名前の病気なんかにかかっちゃって、あるいは寿命で、勝手に死ぬ。
 それだけのこと。が、理解できずに。
 きっと、天命を仰せつかった僕の死神は、運命の人に巡り会ってしまって、自分の任務なんて放り出して遠くの国で二人、あるいは子供と三人、幸せに暮らしているんだろうと思う。
 お幸せに。
 あんたを恨むことにする。




5月2日(Sun)

 えーと、映画見終わったら0時半で、帰って風呂入ってすぐ眠るも五時起きが叶わず、早朝から親起こして車で送ってもらって、民族博物館公園前で入場者数の調査。カチカチカチカチ。まあ合計して一時間くらいは散歩したり寝たりしていて働いていないんだけれど。なんておいしいバイトなんだーってそういうわけでもなかった。きつくないけどだるいの。眠かったけれど帰りの電車で、気付いたら隣りのお姉さんに寄りかかって眠っていたから結果オーライ。ごめんなさい。やっぱこういう場合ってお姉さんが被害者なんだよなぁ。まあ結果オーライ。

 知らぬ間に加害者になっていることが、よくある。俺なんもしてへんやん!って、そんなわけない。あるいは“なんもしてへん”ことをしている、ま、なんとでも言えるわな。同様に、知らぬ間に被害者になっていることだって。害を自覚した(自覚させられた)とき、初めて現れる概念。「俺は被害者じゃねぇ!」はいはい。もう、寝かせて頂戴。