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2月15日(Sat)

 「この旅が終わる頃には」また考えていた。僕は今、電車に揺られている。17歳になる前に、旅に出ようと思った。唐突に。そう、唐突に。

 帰り道、僕はひどく疲れていた。まるで体中が薄いゼリー状の膜で包まれているような気だるさ。脳みそに繋がっている糸を後ろに引っ張られているような偏頭痛。気が付くと電車の中で眠っていた。「この電車はここで終点です」アナウンスが告げた。座った姿勢から動きたくない。動けない。このまま惰眠を貪ろうかと考えていたとき、唐突に思った。そうだ、北へ行こう。北へ行けば何かが変わる。

 その電車の終点がJRへの乗り換え駅だったのは好都合だった。あるいは、そう考えるのは決定的な間違いなのかもしれない。ただ今はそんなことはどうでもいいと思った。正解か間違いかなんてものは、物事が過ぎ去った後で誰かが勝手に決めればいいことで、それは今の僕には関係ない。とにかく北へ行こうと思い、僕は環状線に乗り込んだ。
やっぱり僕は疲れていたんだろうと思う。本当に。間違いに気付いたのは、電車が先程の駅に到着する2駅前に着いたときだった。僕は北へ行くんじゃなかったのか?

 北へ向かう特急の中、ある本の一節を思い出した。主人公はどこか遠くへ向かっている。舞台は雪が残る北国だった。たしかそこそこ若い主人公だったと思う。電車の中で、彼の隣りに年上の女性が座る。そこから後はよく覚えていない。主人公はどこかの駅で降りる。その女性も一緒に降りる。そのときには既に、主人公と女性は打ち溶け合っている。そして、その街で(おそらく札幌で)主人公はその女性と寝る。そこまでしか覚えてない。頭の中に残っているのは、そういうことがあったという断片としての事実だけだった。
電車に乗る→年上の女性と知り合う→駅に着く→女と寝る
オーケイ。上出来だ。何の本だったかは結局思い出せなかった。あるいは、よくあるタイプの話だ、何かのドラマなのかもしれない。なんとなくそれを思い出さなければならないような気がして、僕は窓の外を眺めながらそのことばかりを考えていた。具体的には、その女性のことを。

 特急が途中駅に着く。聞いたこともないような名前だ。自分は今、日本のどのあたりにいるんだろう。「ここいいかな?」突然、頭の上から声が降ってきた。20代中頃くらいの、OL風の女の人だった。「え、あ、ういっす」虚を突かれた僕は訳の分からない返事をしながら、頭の片隅で一瞬のうちに考えた。まず、女の人の口調から、ここは関西ではないということ。そして、僕がこの女の人と寝れるだろうかということ。まあ、無理だろう。それは、無理だろう。ため息をつこうと大きく息を吸い込むと、香水の匂いが思いがけなく胸に広がった。う、と刹那息を止め、ほとんど声みたいなため息を電車内にぶちまけた。隣りの女の人が不思議そうな顔をしてこちらを向いた。なんとなく気恥ずかしくて、僕は窓の方を向いて、ガラスに額を押し付けた。窓ガラスの冷たさが心地いい。そう、北へ行くのだ。僕はこの女の人とは寝ないだろう。僕のペニスは自身の意志とは関係なく勃起しようとしていたが、僕は、この女の人とは、寝ないだろう。




2月14日(Fri)

 オナニーマシーン(以下オナマシ)のCD貸して欲しいとかいう物好きがいたのでまたオナマシ聞いてたわけんなんですが。すっごい下手なんだけど、慣れやな。慣れると聞ける。まあいつもこういうのばっか聞いてるんで耳が慣れてるってのもあるんだろうけど。ていうかたぶん君らより下手だもの。でももっと別の、たとえば歌の上手い下手をX軸に取ったとしたら、Z軸あたりの次元が違う。判り難いな。語彙乏しくてすいません。

 CDとしては絶望的な完成度だと思う。ブルハは、声もいいし(すごい賛否両論あるけど俺はあれが本当にいい声だと思うわけで)音楽もいい。歌詞も。だってマーシー神様だし。ゴイステには圧倒的なミネタのパワーがあった。正直歌詞はイマイチでも、声量でどうにでもなった。ガガガSPも、歌詞大好きだし、声も、俺はすごい好きだし。俺は。真似したいもん。音程外れてても、それが良さみたいなところあった。オナマシは?声はまあインディーズパンクロックによくある声。音程は所々外れてる。歌詞はチンコマンコ。あんまりだなあって思ってたけど、考えさせられる。

 爆風スランプが出たての頃、ちょうどこれに近いものがあった(ここまではいかないにしろ)。未だに正当な評価をされないのが悲しい。でも青春りっしんべんは最高。押し倒せー。で、翻ってオナマシ。何が言いたかったのか全然わかんないけど、オナマシの歌詞は痛いんですよ。どうしようもなく痛い。童貞万歳と言うでもなく、「童貞喪失は23、3こすり半のブザマなデビュー」とか本当にそのまんま歌ってるとことか。痛い。どうしようもなく。歌詞を追ってみて欲しい。本当に痛い。過大評価だろうけど、チェインギャング並に痛い。だからつまり、あれを真面目に歌える奴がいるのか?って話。誰があんな痛すぎる歌を真面目な顔で普通の声で歌える?現実はどうしようもなく、痛い。酷すぎて、生々しすぎて、誰もあんなこと歌ったりしない。叫ぶしかねー。そう聞こえて仕様がない。でもまあ、邪推だろう。オナマシはネタで終わるだろう。

 テレビは売れている曲を流す。それは売れているから流されるのか、流されているから売れているのか。「愛してるいつまでも永遠にフォーエバーラブ」「アイラブユーどうしても言えなかった貴方の悲しみが云々」もういい。もういい。安っぽい嘘はたくさんなのよ。B−DASHのむちゃくちゃ語の方がどれだけマシか。立派な憲法改正法。




2月13日(木)

 「お前はどうしてそんなにだらしがないんだ?!」

こんにちは、ルーズリーフです。

 てわけで前回は金剛山に行ってきたわけなんですが。ちょっと洒落になんなかった。なんか山道凍ってるし。滑るし。雲の中だし。雨降るし。言わば雨雲の中だし。余計滑るし。氷無いところはぬかるむし。カロリーの摂取源、ブラックチョコとチュッパチャップスだけだし。知らんおっちゃんに心配されるし。ていうか、そもそも私服だし。周りの人たち、みんな登山靴+アイゼン+登山服+杖の完全装備だし。鍋のフタとヒノキの棒と薬草で竜王に挑むようなもんですよ。「よく来たな勇者よ!姫が欲しければ力ずくで奪うがいい!」「いや、僕勇者じゃないし。姫とか知らないし。人違いじゃ・・・ゴファ!(吐血」てなもんですよ。とまあ、そのくらいハードだった。雨具なしで雨に打たれながら1100メートル級の雪山を6時間ほど歩きつづけたって考えれば、まあ簡単じゃないとは分かると思う。だって上に1キロよ?!空気とかあるの?!(あります)

 今日の名言は「池永のうなじ」でした。今すぐディスプレイに向かって「池永のうなじ」と5回唱えなさい。笑えるから。笑わないと池永さん(趣味はギター)に憑き殺されます。具体的には池永さん(ラストエンペラー)にうn






2月11日(火) 金剛山

疲れた

もういい

おやすみ




明日ちゃんと書きます。
面白おかしく書きます。







2月10日(Mon)
だめっした。
なんも面白いこと書けなかった。
ごめん。



パーティーは、
祭りってのは、
学校のことや
人間関係のことや
まだこれからしばらく生きていかなくちゃならないってことや
とにかくいろんなことを
忘れちまいたいからやるんだ。

あの瞬間、
俺は、
自分がいつ生まれたかってことも、
これから死ぬんだってことも、
ぜんぶ忘れている。
『不思議の国のアリス』に出てきた帽子屋を、
最近よく思い出す。
毎日毎日、
ずっとティー・パーティばかりしていた帽子屋だ。

初めて読んだ頃は、
あいつが何となく好きになれなかった。

だが、
今にして思えば、
あいつはめちゃくちゃ正しかった。



俺は
きっと、
これからも、
あの日のことを
何度も
しつこく
思い出すだろう。

記憶の
フラッシュバックに
一人
にやけてみたりするだろう。

俺は
一人で
勝手に
はしゃいでるんだろう。
それぐらい
分かってる。
他人が見たら
馬鹿みたいなんだろう。
それぐらい
分かってる。

けれど、
俺だって
人間なんだから、
馬鹿なことぐらい
やらせてくれ。
間違ったことぐらい
言わせてくれ。

夢見心地なんだ。
ふわふわさせてくれ。
ゆらゆらさせてくれ。
実際、夢みたいで
現実にあった気がしない。

たぶん、
俺の頭ん中、
すっげえピンク色してると思う。
どうしよう。
まじで。
どうしょ。



書きたいことが増えました。
書けないことも増えました。






緊急連絡網
 hotmailが生んだ悲劇
>麻衣さん
ごめんなさい。
無視ってたとか違うんで、
一月末からメールチェックしてなかっただけなんで、
ていうかmasayashi@hotmail.comって半分捨てアドなんで、
一日に広告10件も届くようなセクハラアドと化してるんで、
ほんと。勘弁。まだ16歳の餓鬼がすることですからお気になされぬよう。
嫌いにならないで。
俺もプーさん好き。黄色いとことか、背中にジッパーあるとことか。

というわけで、まーもーの平謝りのコーナーでした。
みなさん、メールはこまめにチェックしましょう。

これに関するお便り、ご意見はこちら → masayashi@hotmail.com



PS.やっとドクターぺッパー見た。無駄に良く取れてるよなあ。CMみたい。ありがとう。
でも他のん見れない。たぶんフォルダのパーミッション関係だと思う。
難しいことはよくわかんないや。大好きー。
思い出して俯く。どうも16歳は子供らしい。
大人と子供の境目とか言われるけど、俺はまだかなり子供らしい。
早く人間になりたい。




2月8日(Sat) コロスケの恋

 最強にくだらない、本当の意味での駄文を連ねるのと、何も書かないのと。どちらが良いのかと問われれば、やはり答えは出ない。少なくとも、今は出ない。そして、今その答えが出なければ意味が無い。俺が生きてるのは今だし、明日は明日の今を生きるんだろう。明日って何だ。僕たちに明日は無い。

 一年前の、2002年2月の日記を読み返した。すごい。俺、面白い。明日からまたああいうの書きたいと思う。明日?(一行目に戻る/以下無限パラドックスループ)




2月7日(Fri)
絵文字というものは
あれはどうやって使えばいいのだろう。


最近いろんなものの答えが判らなくなっている。

あのときああしたのは正解だったのか。
その問いには何と答えれば正解なのか。
おまえはどんな答えを求めているのか。
俺はそれに答えられるのか。

「そんな答えなんか判ってる人誰もおらへんやん」
言ってくれる。
俺が聞きたいのは
そんな使い回された一般論じゃない。
少なくとも
そんな答えじゃない。
アイ ワント ジ アンサー
ノット ザット シングス


センキュー
フラワー イズ ビューティフル
ノーワン アスク ゼア フォー ザット
ビリーブ フラワー
ホールド ユア ピロウズ
アイ アム "エイト デイズ ア ウィーク" アバウチュー

イット イズ ドント サッチ アズ "アイム ユアーズ"
ノット "ユー アー マイン"
ドント シンク
ビー ウォーター

アイ フィール グッド
ベリベリグッド
センキュー


回答者は答えを選べない。




2月6日(木)
10000ヒットおめでとう。
ありがとう。
今後とも御贔屓に。




以下、オナニーマシーン(onanie machine)歌詞抜粋。
すばらしい。



チンチンマンマン

マンマンチンチンマンマン チンチンマンマン大好き
マンマンチンチンマンマン マンマン大好きよ

マンマン パンツの中にある
マンマンチンチンマンマン ぬれろはやく
マンマンチンチンマンマン ひらけはやく

マンマン手に入れたぜ可愛いオイラのマンマンマン
マンマンオイラのもんだ可愛がってあげよ

パンツの中にゃ そこにはいつも 世界一のマンコ
オイラのもんだシオをふかせろ 可愛いオイラのマンマン



オッパイ

ラララ ラララ ラララララ…………

どんなにどんなにがんばっても 買えないものがある
お金をためてチョキンをしても 手には入りません

MDデッキもDVDも携帯電話も買ったし
ほしーモノならなんでも手に入ると思ってた

キミのオッパイが買えません どこに行っても売ってません
ダイヤモンドが買えたって キミのオッパイは買えません

死ぬ気になって働くから 車も家もいらないから
オッパイを売ってください キミのオッパイが買えません



スイスイスー

ポコチンにぎりしめ 明日の人生うらなう
涙よりもはやく ザーメンが出てきた

スイスイススーイ ススイス―イ
スイスイススーイ ススイス―イ
スイスイススーイ ススイス―イ
どうにかなるだろう

死にたくなるほど悩んで 落ち込んでみたけど
酒を飲んでオナニーして なにもかも忘れた

答えは風の中になんてねーよ
答えは金玉袋の中にある

なんとかなるだろう なんとかなるだろう



あの人

酒を飲んでオナニーをして 一日が今日も終わっちまった
「人生に期待するな」 頭の中でまわってら

モテる人生とモテない人生 ヤレる人生とヤレない人生
オイラどうやら後者だった もがきあがいてようやく気づいた

オイラはこれからどーなんだろ? 昔はよく思ってた
今ではもうハッキリ分かる オイラどーにもなんねー

ドーテー喪失は23 みこすり半のぶざまなデビュー
性欲は強いけれど SEXは得意じゃないや

家にいるときは一日中 パソコンとチンポいじってる
自動車免許も保険証もないけどどーにかやってら

ユメはもう見れないや 自分の天井がわかったから
でも死ぬ前に一度くらい 芸能人(上戸彩)と
SEXしたかった

アル中で手のふるえが止まらない
耳の後ろからオヤ汁が出て
マクラが死んだジーサンと同じ匂いがしてきた

イボ痔になって性病になって ポコチン腐ってあのコが逃げても
落ち込んでるヒマはねー 全部ネタにしてやる

すべてを捨てたときに はじめて見えてくる
チッポケな自分と明日が……

北野たけしにはなれないさ 遠藤ミチロウにもなれない
どんなにどんなにがんばっても しょせんオイラどまり

SEX PISTOLSにはなれないさ ブルーハーツにもなれない
チンポを出してオナニーオナニー
オイラ オナニーマシーン

人殺しはしないと思う 銀行強盗もできないだろう
覚せい剤も買えないし レイプもあんまり好きじゃない

オナニーとお酒とタバコがあって
月々の家賃が払えれば
それはそれで幸福な日々 多くをのぞまなければ

前向きプラス思考? 後ろ向きマイナス思考?
オイラもうどっちでもねー ただこの人生をまっとうするだけ

今回の人生はあきらめた 来世に期待だ いくじぇベイベー
ファイトは一発じゃねー オラ何発でもくり出してやる

人の悪口は言う気がしない オイラが言われたくないから
人のあげ足もとりたくない そんなキョ―ミないから

ロクな一生を送らないだろう 歴史にも名を残さないだろう
そんなオイラでよかったら ついてこいよベイベー
不幸せになろ!!

人生に期待するな 人生に期待するな
人生に期待するな 昔、あの人が言ってた




すばらしい。
始めは笑える。
そのうち笑えなくなる。
どうにかなるだろう。
なんとかなるだろう。





2月5日(Wed)

やれる時にやらない
泣ける時に泣かない
我慢ではなく我儘




明日があるとは思ってない
明日があるとは思えない

明日できることは今日するな




それでも、
今日は
明日よりマシ。




しょーがない。




まだ11時半だってのに
この眠気はどういうことだ。

もし偶然出逢えたときは
死ぬほどセックスしよう。




CDを買った。
オナニーマシーンっていうバンド。
名前と曲名に惹かれて、買っちゃった。

はじめ聞いたときは
下手さとバカっぽさに笑えた。

二回目は
なんか悲しくなった。

すごい大合唱したい。





2月4日(火)

復活。

簡単でいいなあ俺。






2月4日(火)

 何か書きたいことがあったような気がする。思い出せない。ので、何も考えずに羅列してみる。

 本当に何も考えずに書ければ、それが一番いいのかも知れない。そうじゃないかもしれない。何かを書くってことは、水ぶくれに溜まった組織液を抜くような感じ。歯磨き粉のチューブを絞る感じ。俺の歯磨き粉。お前の歯磨き粉。チューブには、その日一日にあったこと、考えたこと、その他いろいろなモノのカスが詰め込まれていく。どんどんと。頭の中で何度も思い返し反芻すれば、軟らかくなって出て来易くなる。当然硬いと出て来にくい。そんな感じ。こうして書いている間にも歯磨き粉候補はどんどんと溜まっていく。後ろで流れているテレビから。裏でやってるチャットから。自然と思い出される過去の出来事から。どんどんチューブは埋まっていく。同時に、俺を造る細胞も刻一刻と入れ替わっている。俺は俺だが、どうだろう。明日になれば爪の伸びるだろう。今日の俺は翌日に生まれるべき爪を自分の一部だと云えるだろうか。俺には悩みなんて無い。うまい具合にこの頃は物忘れが酷くなった。どうでもいい。どうでもいい。できれば頑張れとか言いたくない。他に励ましというか、背中を押す言葉、支える語彙がないから頑張れ、と。言われれば、まあ嬉しい。それで頑張ろうという気になることは実際ほとんどないが、自分のこと言ってくれてると思ったらやっぱり励みにはなる。頑張ると云うことがどういうことか分かってる人がどのくらいいるだろう。俺はもう物理的に血を吐くような、あんな真似はしたくない。あいつは俺を哀れみの目で見ながら言った。「頑張れ。今は辛いだろうが諦めずに生きていけば必ずいつか良い事がある」結果がこれかよ。今の俺を見たなら、あいつはきっとこう言うかもしれない。「頑張ったな」 ふざけろ。叶うなら、俺の手で殺してやりたい。刃物なんか使わずに、指で目を潰してノドを食い千切ってやりたい。あんたが付けた傷はまだ右腕に残ってるよ。もうこの傷を見ても何も思わない。やっと慣れた。あんたに会うことはもうないだろうな。一生許しを乞うて果てろ。うん。ええ、そうです。機嫌が良くないんです。具体的に言えば、そこそこ悪いのです。誰でもいいから殺したい。そんなところです。




2月3日(月)
今日は節分らしい。
鬼だ。

うん。


調子出ねー。



第四種危険物取扱者検定を取ろうと思う。


だめだ調子出ねー話題が広がらねー。





2月2日(日)
昨日、
露店で
ドックタグを買った。
手錠がついて3000円。

名前も掘って貰った。
name : Masayashi K
もし俺が
電車とかに轢かれて
そのまま2キロぐらい引き摺られて
頭の無い身元不明死体になったら
過去に俺であったモノを証明するのは
Masayashi K の文字。

情景が思い浮かんだ。
駅前のベンチ。
ぐちゃぐちゃになった電話ボックス。
道に乗り上げているトラック。
近づくサイレンの音。
群れる野次馬。
事務的に作業する救急隊員。
ある退院が辛うじて首に掛かっているタグを見つけ、
無線機に向かって報告する。
「えー被害者氏名読み上げます。
 氏名 まさやし、K
 誕生日1986.3.9
 血液型Aです。以上」

・・・なかなか笑える。
ていうか遥そのまんま。



そういうニュースがあったら、
そのときは頼む。



あの雪だるまを見に行った。
一昨日、顔をやった雪だるまを。
跡形もなくなってると思ったら、
ちょっとだけ雪が残ってた。
枝はどっか行ってた。
元気でやれよ。